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早川理恵子博士
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スタインウェイとジョンと笹川良一 [2012年09月27日(Thu)]
 ある方からのご好意で、スタインウェイを暫く預かる事になった。
 幻のモデルZ。ジョンレノンがあの名曲「イマジン」を弾いていたピアノである。

john-lennons-steinway-model-z-piano.jpg


 早速「イマジン」を弾かなきゃ、とウェッブで楽譜探し。歌詞を見つけてちょっと意外だった。
 「世界は一家、人類はみな兄弟」が歌われれている。笹川良一名誉会長のスローガンである。
 1940年生まれのジョンが生きていれば今年72歳だ。
 尖閣諸島を含む世界中の国境紛争。笹川良一名誉会長やジョンが生きていたなんと言うだろう?



Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people sharing all the world


想像してみて 個人の持ち物がない世界を
それはちょっと難しいことかもしれない
奪い合う必要も飢餓もない
人は皆、兄弟なんだ
想像してみて 全ての人が
世界を共有することを
FSS Unity officially joins FSM Maritime Surveillance fleet - FSM PRESS RELEASE [2012年09月26日(Wed)]
ミクロネシア連邦政府からのプレスリリース。
http://www.fsmpio.fm/RELEASES/2012/august_12/08_06_12.html

この事業がミクロネシア大統領サミットの成果、ミクロネシアの地域協力の努力の成果であることをイティマイ大臣がちゃんと述べている。この地域協力枠組み自体を支援してきたのが笹川太平洋島嶼国基金。当方の修士論文の結論に盛り込んだ提案の一つでもある。

- - - - -

FSS Unity officially joins FSM Maritime Surveillance fleet
Press Release #0812-06
Palikir, Pohnpei – FSM Information Services
August 22, 2012

FSM Information Services (August 17, 2012): At Dehketik, Pohnpei, a handover ceremony for the FSS Unity was held earlier today at the wharf site of the FSM Maritime Wing, FSM National Police, marking the transfer of the assistance of a sixteen-meter long patrol craft from the Nippon Foundation, through the Sasakawa Peace Foundation, Japan.

According to earlier information from the FSM National Police, the FSS Unity is an assistance under the Nippon Foundation’s Project for Improvement of the Coast Guard Capability in Micronesian Region, funded by the Sasakawa Peace Foundation to strengthen maritime surveillance against illegal fishing, search and rescue operations and disaster prevention capabilities.

On the handover occasion, Acting Secretary of the Department of Justice, Mr. Johnson Asher, reiterated the FSM’s gratitude to its development partners who have contributed to the strengthening and capacity building of the maritime surveillance services, such as the United States, the Government of Australia and most notably today, the Government of Japan.

“I can assure you that the FSS Unity and the communication facility will be utilized in a manner that maximizes the maritime wing’s capacity to effectively carryout coastal law enforcement services, search and rescue operations as well as emergency responses”, said Mr. Asher.

Mr. Takeju Ogata, President of the Nippon Foundation, said that the foundation has joined forces with the Micronesian countries, the governments of Japan, the United States and Australia, as well as other international organizations to enhance surveillance of maritime zones in the region and prevent unwanted situations, citing increases in illegal fishing operations, overfishing, maritime pollution as well as “accidental distress and crime at sea”.

Mr. Ogata, through an interpreter, spoke of the difficult nature of maritime surveillance issues and challenges saying, “no country individually, unilaterally and bilaterally can effectively deal with these transnational issues” in the vast maritime areas which, he said, “must be addressed to keep the peace and prosperity of the Micronesian countries and livelihood of the people”.

At the end of his remarks, Mr. Ogata stated his wish that FSM, located as a “center” for the three Micronesian Nations, continues to help consolidate the unity amongst Japan, the United States and Australia.

“I thank the Government of the Federated States of Micronesia for providing me this opportunity of great cooperation”, was Mr. Ogata’s concluding statement.
Speaking at a dinner reception on the same day as part of the handover celebrations, Secretary Francis Itimai, FSM Department of Transportation, Communication and Infrastructure, official focal point for this project as designated by President Mori, recalled that the assistance plan was approved in March, 2010 at a meeting in Japan involving the three Micronesian countries, the United States, Australia and Japan along with the Nippon Foundation and the Sasakawa Peace Foundation.

Part of the assistance plan, according to Secretary Itimai, are to build a training and coordination center for the Micronesian Region, upgrade surveillance communication capability, and conduct a feasibility study for construction of a fuel depot in Kapinga Atoll, among others.

Secretary Itimai also underscored that most components of the plan have been accomplished as approved by the three Micronesian Presidents at their 8th Summit, except for the establishment of the Micronesian Training and Coordination Center that is to be built in the FSM.

Both the ceremony and the reception were attended by the Lieutenant Governor of Pohnpei State, Mr. Mercello Petersen; Senator Edwin, Pohnpei State Legislature; the Ambassadors from Japan, United States, Peoples Republic of China and Australia; high level members of the United States and Japan Coast Guards; as well as some Cabinet Members from the FSM National Government and a number of National and State Officials.

Also present were other members of the Nippon Foundation and representatives of the Sasakawa Peace Foundation, the Japan Association of Marine Safety, FSM National Police Maritime Wing and the Pohnpei State Port Authority.

For more information, 320- 2548 or email fsmpio@mail.fm.
尖閣諸島とヤップ [2012年09月25日(Tue)]
 第二列島線にある島をあなたは知っていますか?
 グアムーヤップーパラオ
 このヤップで今何がおこっているか知っている日本人は私と谷口智彦さんだけのようなのだ。
 ヤップ?なにそれ?という方が多いだろうから下記の谷口さんの記事を御読みください。

 「ヤップ島に中国資本 大開発始めるワケ」 谷口智彦著 2012年05月11日(Fri) 

 尖閣諸島?なにそれ?という長ーい時代が日本にあったはずである。
 古賀辰四郎氏は尖閣列島の開発者。日本政府はこの若き開拓者に手を差し伸べるところか国有地借用願いを同島の帰属不明を理由に却下し続けた。現在につながる尖閣諸島の問題の要因の一つであろう。

 弊ブログでも取り上げています。
 揺れるヤップー今昔
CSISの2つのレポート [2012年09月25日(Tue)]
 

Press Briefing−Report on U.S. Force Posture in Asia-Pacific from CSIS on Vimeo.

 大学に所属しているいくつかの利点のひとつに、専門家の講演会に参加する機会がある事である。それと図書館へのアクセス。
 先日ニュージーランド訪問中の北京大学国際関係学院副院長、朱鋒教授(Professor Zhu Feng, Peking University)の講演会ー「米中の戦略的関係」に参加し、質問する機会があった。
 勿論8月15日に発表された「アーミテージ・ナイ・レポート」について質問した。
 朱鋒教授の回答は
 「CSISは2つ報告書を出してますよ。もう一つの方を読みなさい。アーミテージ・ナイはビッグネームですから無視できませんが、もう一つの報告書が重要です。米国内にpolarizationをさせようという勢力がある事は事実です。」

 朱鋒教授の講演は米中の経済的つながりを強調した内容であった。今米国に留学している中国の学生は300,000人。一人当たりの授業料は5万とか6万ドル。米国の大学は中国の留学生で成り立っている。こんな数字も改めて両国の関係を知る機会であった。

 さて、朱鋒教授が示したもうひとつの報告書は'U.S. Force Posture Strategy in the Asia Pacific Region: An Independent Assessment"という。国防省からの委託で作成され、7月末、パブリックに発表。共同編集者はDavid J. BerteauMichael J. Green
 報告書の最後にパネッタ国防長官のコメントも掲載されている。報告書に対して2つの点で異議があることを明確に述べている。一つは韓国への強化は必要ない、二つ目はグアムの強化はさらに必要である、という内容。この2点を抜かせば国防長官は、国防省はこの報告書の内容にほぼ同意、と理解してよいのだろう。
 
 この報告書が出た7月末、私はちょうどハワイにいた。皆が皆”ペイコム、ペイコム”と言っていた背景が全てわかったような気がして来た。ホノルルアドバタイザーの論説に確かにCSISの報告書が云々、と書いてあった事もこれか、とわかった。
 さあ、この事を親分にどう伝えようか、と悩んでいた。どうせ私が「太陽は東から昇ります」、と言ったって信用してくれない。ところが別件でお会いする機会があった。
「ペイコムが鍵だってねえ。」
「そ、そうです!(なんで知ってるの?)」キャンベル国務次官補筋から直接情報が入っていた。

 で、ペイコムが鍵なのである。そのペイコムのあるハワイが鍵なのだ。そしてハワイ出身で最長老議員、かつ予算委員長のダニエル・イノウエ議員も重要です。
 太陽が東から昇る事実より、明確です。

本日開催された下記の講演も面白い。キーティング元司令官も講演している。
Audio: U.S. Forward Presence in the Asia-Pacific Region
Sep 24, 2012

英国ウィリアム王子、キャサリン妃、ツバル訪問。 [2012年09月20日(Thu)]
太平洋に残る大英帝国の面影は今も生きている。

英国のウィリアム王子とキャサリン妃は、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)即位60年を祝う「ダイヤモンド・ジュビリー(Diamond Jubilee)」を記念して、9日間の日程で東南アジアと太平洋地域を訪問している。

英連邦諸国のマレーシア、シンガポールに続いてソロモン諸島とツバルを訪問。
なんでソロモン諸島とツバルなの? お二方のおばあさま、エリザベス女王は両国の君主なのである。

でこんなお宝映像を見つけました。
お二人が御元気そうでよかったです。こういう映像を観ると英国王室ファンになりますネ。
ウィリアム王子のダンスがなかなかです。

The Banyan Tree Leadership Forum with The Hon. Kurt M. Campbell [2012年09月17日(Mon)]


 やっぱり文章で読むより、ビデオで聞く方が説得力がある。アイランドホッピングを2回もしたキャンベル国務次官補。きっと誰よりも太平洋諸島の事に詳しくなっている事だろう。一度、米国が自由連合協定を締結するミクロネシア諸国について議論したい。これが米国にとって一番の悩みのタネであろう。

 海洋安全保障はやっぱり「マグロ」の管理。USCGのシップライダーズ。実動部隊はPACOMでも一義的にはUSCG。法が前面に出る。窓口は法執行機関。

 キャンベル国次官補、このタームで引退するする事は周知らしい。
 「もうじき辞めるのに、どうやって継続的支援が約束できるのよ?」との質問も。
 
 しかし、尖閣諸島の質問ばかり。。島は島でも太平洋の島ですよ。
 Asia pacific - 大きなAと小さなp。もっとPacific、Pに関心を、という話だったのに、質疑応答はAばっかりだった。

 
再び warshipとlawship [2012年09月14日(Fri)]
 2012年8月クック諸島で開催されたPIF総会に出席した米国のクリントン国務長官はロックリア米太平洋軍司令官と沿岸警備隊第14管区司令官チャールズ W・レイ少将を引き連れて参加した。特にレイ司令官の同席の意義。これを理解しているのは米国沿岸警備隊の関係者と日本ではもしかして当方だけではないか、と思う。

Unknown.jpeg
写真は右からクリントン長官、ロックリア米太平洋軍司令官、チャールズ W・レイ少将

 米国の太平洋の軍事シフト。一義的には法執行を、という米国のメッセージなのである。南北戦争の遺産「ポッセコミテタス法」の現れでもある。

 クリントン長官が両司令官を引き連れる、というアレンジとは対照的な日本が行う対太平洋海洋安全保障支援の記事が2本、出た。
 一つは朝日新聞デジタル版に掲載された「自衛隊、外国軍に技術支援 6カ国対象、ODAの枠外で」2012.8.26 牧野愛博
 一つは産経新聞に掲載された「小さな1隻を大きな飛躍へ」2012.9.8 客員論説委員・千野境子

 前者は防衛省・自衛隊が、トンガも含めた東南アジアなど6カ国の国防当局や軍を対象に、地雷除去や医療など非戦闘分野の技術支援を紹介。今年度予算は1.6億円と小さく、財務省も政治家もメディアも注目せず、議論がなかった指摘する。
 後者は日本財団と笹川平和財団が行うミクロネシアの海上保安事業で、4年間さんざん議論した結果、現地からも米豪からも歓迎されているという話である。       

 どちらの記事にも欠けているのが法執行と軍事執行の違いの議論である。あの軍事大国の米国さえ、軍事が違法操業や人道支援、環境管理に出て来る事に敏感なのである。軍隊が社会的鎮圧を行うことを制したのがポッセコミテタスである。
 平和時の軍隊を遊ばせて置くわけにもいかない。あまり縮小すると、新たな紛争を招くことになる。しかし、軍事とは別に法執行のためにさらなる船や飛行機、人員を用意する余裕はどこの大国にもない。そこで、法執行の下に軍事キャパを活用する、という話である。
 9.11で見直された米国の安全保障。新設されたアメリカ合衆国国土安全保障省。ここに丸ごと異動したのが沿岸警備隊である。戦争の時は沿岸警備隊は軍隊に入るが、平和時は沿岸警備隊の下に軍隊が従うのである。
 
中国の違法操業と海洋安全保障 [2012年09月14日(Fri)]
 先月の8月16日にRSISから発行された報告書を読め、とPACOMの知り合いから情報をいただいた。中国の外洋での違法操業が与える海洋安全保障への弊害についてまとめられている。しかもそれは中国政府の漁業改革の失敗が原因というのだ。

以下、"China’s Evolving Fishing Industry: Implications for Regional and Global Maritime Security" Zhang Hongzhou, S. Rajaratnam School of International Studies Singapore、から。


ロシア
July 2012: 36 Chinese fishermen were detained and two ships were seized after being fired upon by the Russian coastguard for entering an exclusive economic zone in its far eastern Primorsky region.

フィリピン
April 2012: A fishing dispute involving Chinese fishermen who were accused of illegally fishing in the disputed area led to a serious maritime standoff between Chinese and Philippine vessels.

パラオ
March 2012: One Chinese fisherman, believed to be fishing illegally off the Pacific island nation, was killed by Republic of Palau police officers and another 25 Chinese fishermen were detained.

韓国
December 2011: A Chinese fishing boat captain stabbed two South Korean coastguards, killing one, which triggered intense tension between China and South Korea.

日本
September 2010: The arrest of the captain of a Chinese trawler by Japan after a collision dramatically increased tensions between China and Japan over Diaoyu Island.

ケニア
November 2008: A Chinese fishing vessel was hijacked by pirates armed with grenade launchers and automatic weapons off the coast of Kenya, which aroused strong indignation in China.


 上記の6つのケースはほんの一部の中国の違法操業のケースである。
 中国の公式発表によると南シナ海だけで、1989年から2010年の22年間、中国の漁師が攻撃、強盗、勾留、殺されたケースが380ある。このケースには750以上の漁船と11,300人以上の漁師が関与している。まさに1ヶ月に1.5件の割合で中国漁船による海洋上の問題が発生している事になる。

 背景には中国の急激に拡大する遠洋漁業と違法操業がある。そしてそれを導いているのが中国の漁業資源の供給と需要のインバランスである、という。

 中国政府は漁業改革に失敗した。
 急増する人口によって沿岸漁業資源の枯渇を招く懸念から水産養殖を支援。これは成功したが、漁師のリストラは大失敗。即ち国民の胃を支える漁業資源は足りているものの、伝統的漁業者のリストラに失敗。漁師は生き延びるためには違法操業の危険を冒しても世界の魚場を求め、世界でさまざまな問題を起こし、ひいては、これが外交問題に発展している、という話だ。
 
 中国政府の漁業産業リストラはどのように失敗したのか。
 漁船はスクラップしたものの、賠償金は貧しい漁師ではなく、漁船保有会社に渡ってしまった。この資金で新たな巨大で強大な漁船を作り遠洋漁業へと乗り出した。ちょうど中国が近隣諸国と漁業協定を締結した事もきっかけとなった。結果、全体の漁獲量と水産従事者の数は変わっていないのだ。
 また漁師の転職はなかなか難しかった。さらに農業よりも漁業の方が金になる。加えて、中央政府と地方政府の思惑の違い。中央政府は国際的海洋規則や外交を重視しようとするが、地方政府は経済的利益を優先する。

 それで中国遠洋漁船が世界中で紛争まで起こして取りすぎた魚はどうやら米国と日本が輸入しているようなのだ。
 世界の海洋安全保障の火種、国境紛争の「真犯人」は誰だ! 回転寿しに行く消費者、あなただ!(私も)。(これは構造的暴力ですね。。)

 ざっとこんな話ではないか、と思う。

稲村公望さんの復活ー新「日本郵便」経営陣 副会長に [2012年09月12日(Wed)]
 先日「黒潮文明論」をご紹介した稲村さんが、新「日本郵便」経営陣の副会長に就任されるニュースがあった。イエス、天皇に続く稲村さんの復活。復活者は強いぞ。しかも稲村さんは生死の境からも復活しているのでダブル復活者である。

通信文化新報」 2012年9月10日号 より抜粋
新「日本郵便」経営陣 会長に古川洽次氏、社長は鍋倉眞一氏
 改正郵政民営化法に基づき郵便局会社と郵便事業会社が統合し、十月一日に誕生する新会社「日本郵便」の経営陣が、九月五日に発表された。会長には古川洽次郵便局会社会長、社長に鍋倉眞一郵便事業会社社長が就く。副会長には稲村公望中央大学大学院客員教授(元日本郵政公社常務理事)が就任する。
 稲村氏は鹿児島県徳之島の大島松原郵便局の宿直室で生まれる。東京大学法学部を卒業、昭和四十七年に郵政省に入省。郵務局国際課長、東海郵政局次長、沖縄郵政管理事務所長、郵政大臣官房審議官、総務大臣官房審議官、政策統括官、郵政事業庁次長などを経て、郵政公社発足と同時に常務理事に就任した。
 小泉内閣が推進した郵政民営化には断固反対を主張、平成十七年に常務理事として再任されず郵政公社を去ったが、事実上“迫られての退任”。  
 その後も一貫して民営・分社化の見直しを求め、中央大学大学院客員教授を務める間に郵便局の現場などを回り、疲弊する実態を見つめてきた。
 こよなく「郵政事業、郵便局を愛してきた」稲村氏。七年ぶりに郵政への復帰≠果たすが、「地域のために尽くしてきた“郵政文化”を取り戻し、国民のための郵政事業、郵便局を復活する」と意欲を語っている。


 また偉くなっちゃうのか。が当方の本音。最近単一民族色、ナショナリスティックになりつつある稲村さんが気になっています。多様でオープンソサエティで行きましょう。
United States Inspection Vessels for WCPFC Boarding and Inspection Activities [2012年09月11日(Tue)]
 段々軍事オタクになりそうで「怖い」。
 以前ご報告した「米国が守る太平洋のお魚」。当方が米国に足を踏み入れた日に59隻が新たに登録申請されていたWCPFCのHSB&I。その船の実態が写真付きで公表されている。下記のpdf
 米国が登録する船舶は全部で76隻。中国はゼロ。日本は2隻。
 76隻の内、米国沿岸警備隊の船舶が19隻(25%)米国海軍が57隻(75%)とやはり海軍が圧倒的に多い。これが太平洋の公海における違法操業を監視することになる。もし申請した日から60日間内に誰も文句を言わなければ、だが。
 いや、違法操業監視の名目で太平洋への軍事力シフトが行われる、と理解していいだろう。

 USA-WCPFC-HSBI-Request-Vessel-Picutures-Enclosure-1-5.pdf
United States Inspection Vessels for WCPFC Boarding and Inspection Activities

 EEZと領海は沿岸国の島嶼国とシップライダーズ協定を締結しているので島嶼国の法執行官を乗船させれば公海からそのまま乗り込めるし、ミクロネシア3カ国は自由連合協定があるので立寄自由。他に米領サモアも、多分トンガも軍事協定を締結し立寄自由にした可能性が高い。ダーウィンも我が物顔だし。

 海軍の船には必ず沿岸警備隊かNOAAの法執行官が乗船する。南北戦争の遺産、ポッセコミテタス法がかろうじてwarshipとlawship、civilとmilを区分している。

 全船舶のコミュニケーション手段はVHF, UHF, HFである、という点はよく認識しておいた方がよい。

 
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