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早川理恵子博士
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タヒチ(仏領ポリネシア)、自治、脱植民地とEEZ、海洋資源 [2017年07月28日(Fri)]
仏領ポリネシア、タヒチの独立問題。ニュースを軽くまとめようと思ったら、なんとEEZの海底資源につながる重〜い内容であった。国連関連の資料を見つけたので下記に掲載しておく。

まだ読んでいるのだが、まとめきれないので先に公開。
後で追記します。

<追記>
まさか仏領ポリネシアの独立問題と海洋資源が繋がっていると思わなかった。この2日間で得た情報と認識、というか感想の範囲。
仏領ポリネシアが脱植民地化リストに入ったのはなんと戦後60年近くたった2013年。そこから自治政府の評価もされた様子である。
仏領ポリネシアは本土フランスに植民、搾取され、何よりも核実験を1996年まで行われた事実がある。決して信用できる相手ではない。
しかもフランスのEEZの約50%がこの仏領ポリネシアから形成されているし、その開発や調査について何も知らされていない。自治すらあるのか、ないのか。というのが獨立推進派の意見。

こうやって見ると、ニューカレドニア、仏領ポリネシアがPIFに正式メンバーとなった理由がわかるような気がする。もし両地域の自治が強まれば、即ちフランス政府の干渉が弱まれば、中国や世界のリバタリアン、越境犯罪組織(合法な)がすぐに寄って来るであろ。いや、もう来ているのだ。

来年の島サミット、両地域が参加するはずである。日本政府、外務省は把握、対応しているのであろうか?ー 心配。



Tahiti removal from UN decolonisation list 'unlikely'
20 July 2017
http://www.radionz.co.nz/international/pacific-news/335448/tahiti-removal-from-un-decolonisation-list-unlikely


New Caledonia, French Polynesia Focus of Special Committee’s Discussion as It Concludes Session with Approval of Related Draft Resolutions
GA/COL/3284 26 JUNE 2015
https://www.un.org/press/en/2015/gacol3284.doc.htm



French control of Polynesia mineral resources violates international law
- Political leader calls on United Nations to publish independent self-governance assessment & analysis on effects of nuclear testing in address to the United Nations
June 30th, 2015
http://www.virginislandsnewsonline.com/en/news/french-control-of-polynesia-mineral-resources-violates-international-law


Distr. RESTRICTED PRS/20t 6/DP.6
ORIGINAL: ENGLISH THIRD INTERNATIONAL DECADE FOR THE ERADICATION OF COLCNIALISM
Pacific regional seminar on the implementation of the Third International Decade for the Eradication of Colonialism: commitments and actions for decolonization in the Non-Self-Governing Territories
Managua, Nicaragua 31 May to 2 June 2016
DISCUSSION PAPER PRESENTATION BY MR. RICHARD TUHEIAVA
https://www.un.org/en/decolonization/pdf/tuheiava.pdf



下記の2015年の国連総会の文章が重要そうだ。これを根拠に仏領ポリネシア独立派は議論している?

Resolution adopted by the General Assembly on 9 December 2015
[on the report of the Special Political and Decolonization Committee
(Fourth Committee) (A/70/502)]
70/95. Economic and other activities which affect the interests of the peoples of the Non-Self-Governing Territories

7. Calls upon the administering Powers to ensure that the exploitation of the marine and other natural resources in the Non-Self-Governing Territories under their administration is not in violation of the relevant resolutions of the United Nations, and does not adversely affect the interests of the peoples of those Territories;
8. Invites all Governments and organizations of the United Nations system to take all possible measures to ensure that the permanent sovereignty of the peoples of the Non-Self-Governing Territories over their natural resources is fully respected and safeguarded in accordance with the relevant resolutions of the United Nations on decolonization;
9. Urges the administering Powers concerned to take effective measures to safeguard and guarantee the inalienable right of the peoples of the Non-Self-Governing Territories to their natural resources and to establish and maintain control over the future development of those resources, and requests the administering Powers to take all steps necessary to protect the property rights of the peoples of those Territories in accordance with the relevant resolutions of the United Nations on decolonization;

https://www.un.org/en/ga/search/view_doc.asp?symbol=A/RES/70/95



Resolution adopted by the General Assembly on 23 December 2015
[on the report of the Special Political and Decolonization Committee
(Fourth Committee) (A/70/505)]
70/231. Implementation of the Declaration on the Granting
of Independence to Colonial Countries and Peoples

14. Urges the administering Powers to take effective measures to safeguard and guarantee the inalienable rights of the peoples of the Non-Self-Governing Territories to their natural resources and to establish and maintain control over the future development of those resources, and requests the relevant administering Powers to take all steps necessary to protect the property rights of the peoples of those Territories;

https://www.un.org/en/ga/search/view_doc.asp?symbol=A/RES/70/230

ニューカレドニアの独立問題 [2017年07月28日(Fri)]
ニューカレドニアの独立問題。
フランスの前法務大臣が、自由連合の形を提案。
1998年のヌーメア協定以来、20年の脱植民地化の経過を経て来年が決断をする年。

Former French justice minister ponders New Caledonia options
27 July 2017
http://www.radionz.co.nz/news/pacific/335921/former-french-justice-minister-ponders-new-caledonia-options

反仏のニューカレドニア在住仏人も多いし。。
日本との連合は、どうでしょうか?
海洋開発は日本の方が進んでいるし、フランスは地球の裏。
日本の方が近いよ。時差も少ないし。。
陸海空軍タスクフォース”ジャンヌダルク”2017 [2017年05月02日(Tue)]
佐世保に寄港した「陸海空軍タスクフォース”ジャンヌダルク”2017」
プレスキットがウェッブで読める。

dossier_de_presse_mission_jda_2017_uk-us (1) 2.pdf


2017年は始めて英米を招いた国際協力のタスクフォースであるとのこと。
開始は2017年2月28日からで5ヶ月間のミッション。航路は南シナ海、東シナ海を嘗めるように航行。まさに第一、第二列島線を意識しているように思える。
文章の最後に南シナ海の問題が書かれているので、意識しての航路だ。仏軍頼もしいではないか。

JeanneRoute.png



このプレスキットにもう一つ興味深い地図が掲載されている。
海底資源、海底通信ケーブルなどが示されているのだ。即ちタスクフォース”ジャンヌダルク”の目的が国民にわかりやすい。日本の海上自衛隊がこんな地図を掲載したらパヨクになんと言われるであろうか?

Jeanne Map.png


今回ジャンヌダルクは太平洋の仏領には寄らないようだ。フランスの70%のEEZがここにある。
そして、仏領ポリネシアは既に中国の手の内にある、という今日出た記事を次回紹介したい。(溜め息。日本ダメだ。もう手遅れだと思う。)
思想の夕べ 討論会 ≪ 夜想記念日 海―世界と私たちを結ぶもの≫ [2017年02月01日(Wed)]
C3GFQPcUoAA1G-Y.jpg

討論会では環境省前自然環境局総務課長の川上毅氏が浦島太郎に扮して居合道を披露
日本の官僚も奥が深い


フランス政府が主催するアンスティチュ・フランセ日本。
日本で「海」をテーマに思想の夕べ 討論会が開催された。

チラシ http://www.institutfrancais.jp/tokyo/files/2016/12/ndi_tokyo.pdf


日経が下記のウェッブで2時間半の講演を発信している。
http://channel.nikkei.co.jp/businessn/170126franceja/


海洋問題においてフランスは重要なのだ。

・フランスは米国に次いで世界で2番目に大きなEEZを保有している。
・その70%は太平洋の領土で構成されている。
・そして当方が一番気になるのはそのEEZを構築している仏領ニューカレドニアとポリネシアが2016年のフォーラム総会で正式メンバーになったことだ。即ち日本政府のカウンターパートである太平洋諸島フォーラムの正式メンバーとしてこの広大な海洋が入って来るのである。

フランスの海洋への動きはしっかり観て行く必要があるであろう。
広大な海洋をフランスは開発するキャパがないのである。だからBBNJも積極的な発言をしており、太平洋島嶼国の意見にも影響を与えている。

<追記>しかし、野中ともよさん、グリーンピースとフランス政府の過去(虹の戦士号爆破事件)を知っていて、グリーンピースに期待する、と言ったのであろうか?
やっと出た仏領太平洋の記事 [2017年01月16日(Mon)]
このブログで、太平洋のフランスの事を意識し、取り上げている。
太平洋というと米豪NZの裏庭だが、フランスはそのEEZの70%を太平洋で確保しているのだ。
太平洋のフランス領は無視できない存在。

歴史的には英国と太平洋を取り合った背景が。フランス革命の最中、英国に先を超された形だが、ブーゲンヴィルやラペルーズなど有名な探検家がいた。
オセアニア、ポリネシア、ミクロネシア、メラネシアという名称もドモンド・デルビルというフランス人航海者が命名。
戦後は核実験を巡って豪NZとの確執、即ちグリーンピースの虹の戦士号事件などがあった。


現在は仏豪NZの防衛協力枠組みFRANZや、これに米国沿岸警備隊が加わった4カ国防衛枠組みなど協力関係は強化されている。

この太平洋におけるフランスの動きがどうも日本で取り上げられないのが気になっていたが、下記のニュースを昨日見つけた。やっと出た、そんな感想をもった。


「中国を警戒し始めた「太平洋国家フランス」の安全保障事情 「対中武器輸出」の蜜を棄て包囲網に加わる? 」
野口裕之
http://www.sankei.com/premium/news/170116/prm1701160003-n1.html


日本は豪州の潜水艦受注でフランスに負けたのだ。
他方、日仏、日英、日豪、日米等の2国間防衛協力は進んでいる。
このシアターが太平洋島嶼国なのである。
再来年の島サミットに向けて海洋安全保障政策が必要だ。
日本政府はまだ動いていないのではないか?
少し意識して書いて行きたい。
フランスとBBNJ [2016年12月01日(Thu)]
Gene of marine origin.png

A long and winding road - International discussions on the governance of marine biodiversity in areas beyond national jurisdiction, p.11, IDDRI から


世界第二位のEEZを保有するフランス。
そしてそのEEZの70%は太平洋にある領土で形成されているフランス。

フランスのBBNJへの対応はどうなっているのか、フランスの海洋学者の聞いてみたらこれを読めと早速教えてくれました。

The Institute for Sustainable Development and International Relations (IDDRI)
パリにある政策研究所でフランス政府と意見はほぼ同じだと言う。

このIDDRI、太平洋島嶼国のBBNJ指南書が参考にした報告書を作成している。
BBNJと検索すると40位の文書がある。しかし英語もあるので助かった。

ぱらぱらと見ただけが下記の2013年に出た報告書に興味深いグラフがあった。

A long and winding road - International discussions on the governance of marine biodiversity in areas beyond national jurisdiction
Elisabeth Druel, Julien Rochette, Raphaël Billé, Claudio Chiarolla (IDDRI)
http://www.iddri.org/Publications/A-long-and-winding-road

海洋から得た遺伝子の特許申請数のグラフだ。
米国(199)が圧倒的に多く、次がドイツ(149)、日本(128)。
そしてEEZ 世界2番目のフランスが4位についているが34と3位の日本から大きく後退。

もしフランスがBBNJ促進の立場であるのならば、この明白な海洋技術の差を克服する事が目的ではないか?40頁のこの報告書はまだ読んでいないので全くの勘だ。
French EEZ フランスのEEZ(追記あり) [2016年07月08日(Fri)]
世界最大のEEZを保有する米国のEEZを調べ上げたら、世界第二位のフランスのEEZを調べなかアカン。と誰かが言っているようだ。

米国のEEZ
https://blog.canpan.info/yashinomi/archive/1572

3時間程かかりましたが、勉強になりました。
フランス、海洋国家です。世界中の海を小さいEEZを含め網羅しています。
この管理どうなっているのか気になります。多分管理しきれていないのでは?
また中国の海洋進出に神経が尖る意味もわかります。

参考
シャングリラダイアログ- 英仏の南沙諸島へのコミットメント!(追記あり)
https://blog.canpan.info/yashinomi/archive/1531

こういう数字集め、表作りの地道な作業は重要です。

FrenchEEZ.png

クリックすると拡大します。


エクセルの表に落とせばすぐにグラフにできます。
しかしこの表問題があります。合計が公式EEZの11,035,000km2に約1,000,000足りないのです。検算したのですが。。(追記:フランス国立海洋開発研究所(IFREMER)の知人に確認できました。足りない1,000,000km2は現在申請中だそうです。係争中ではないそうです。)

まずは太平洋にあるフランスのEEZ。 仏領ポリネシアが70%とダントツでニューカレドニアが21%と続きます。

FReezPacific.png


インド洋はどうでしょうか?
知らない島がたくさんあります。
FReezIndianOcean.png


フランスの海外領、太平洋、インド洋、North Atlantic OceanにあるEEZです。太平洋がダントツの70%。次がインド洋27%です。残り3%は主にカリブ海なのですが地図で見ると切り刻むようにEEZが割り当てられています。領海問題が気になります。

FReezOverseas.png


最後にフランス全体のEEZ。ヨーロッパの仏領からなるEEZは30万強と小さいため、ここでも太平洋がダントツです。しかも仏領ポリネシアが全体の47%を占めます。
フランスの国益ここにあり!
FReez.png
日本落選、豪州の潜水艦共同開発は仏が受注 [2016年04月29日(Fri)]
豪州潜水艦に日本が落選したニュースが駆け巡っていますが、普段地政学が重要だとか言っているにいちゃん、おじちゃん達は大丈夫でしょうか?

このブログ、色々細かく笹川会長からご指示がでております。
「自分の意見は書くな。事実を粛々とまとめよ。」

しかし、今回(もしかしていつも?)この御指示に背き、思いっきり意見を述べたい!


一番目。太平洋のEEZわかってないでしょう!
世界最大のEEZを持つ米国の50%、二番目に大きいEEZを持つフランスの60%以上が、両国の太平洋領土から構成されているのです!

二番目。豪州の王立海軍、潜水艦を動かす程の人員と能力がありません!
フランスは少数ながら気鋭の海軍がニューカレドニアとタヒチに駐在しています。つまり一緒に管理運営できる。
また、FRANZ防衛協力という仏、豪 NZの防衛協力枠組みと、主に違法操業を取り締まるここに米国沿岸警備隊が入ったクアドという4カ国防衛協力枠組みが既にあります。

三番目。これはあまりフォローしておりませんが、日仏防衛協力がここ数年活発化しているのではないでしょうか?という事は今回の豪州の潜水艦に仏が選ばれた事は日本の軍事産業に全くのマイナスではないのでは?逆に何某かの契機にならないでしょうか?


まだまだ、色々意見がありますが、今日はここまで!
ファビウスの 京と神楽は 秋燃ゆる [2014年10月12日(Sun)]
93357.jpg

オープンしたばかりの神楽坂の多目的施設。ラカグ



フランス外相が京都に来訪しており、安倍総理が会いに行ったニュースが記憶にあった。
その外相がまだ京都にいる事を知り、随分京都好き、暇だなあ、などと思っていたらそうでもないらしい。

後で改めて書きたいが、このファビウス外相、37歳で最年少のフランス首相になり、ムルロア核実験に深く関与している。

そう、太平洋と言えばフランス。太平洋のフランスと言えば核実験。そして原子力は太平洋海を渡って日本とフランスを繋いでいる。


フランスは米国に次ぐEEZ世界第二位。その70%近くが太平洋にある仏領の島々で形成されている。
一句で来ました。

  ファビウスの 泳ぐ海原 アトム燃ゆ

images.jpeg

こちらは先日ReOpenした京都のヴィラ九条山


ファビウス外相東京にも来ていたようだ。東京と言えばフランス人好みの神楽坂。
最近「かぐら」と発音できないフランス人のために「らかぐ」なる言葉が生まれたそうである。
「か」は神。「くら」は座。神の座という意味。その座を2つに割ってしまうとは。。
小林秀雄が嘆きそうな話である。

  ファビウスの 京と神楽は 秋燃ゆる
ヴァンデミエール パラオに寄港 [2012年02月10日(Fri)]


2月6−9日、フランスのヴァンデミエール (フリゲート)がJean-Christophe Olieric司令官率いる94名のクルーと共にパラオに寄港した。

 同フリゲートは仏領、ニューカレドニアに配備されており、監視艦としての性格が強く、水上戦力によるプレゼンスの確保、領海・EEZでの漁業監視、海外領土警備、避難民の救出などの低強度任務に優れてる。

 パラオには既に何度か寄港しており、最後は2008年だった。
 ヘリコプターAlouette IIIを搭載しており、パラオ寄港中はMalakal湾のジュゴンを上空より撮影。"I love Mesekiu(ジュゴン)" キャンペーンに貢献。

 ヴァンデミエール、日本とも関係が深い。
 2000年には沖縄に寄港し、フランス人水兵二人が眠る名護市屋我地の「オランダ墓」式典に参加。2005年には稚内に寄港しラ・ペルーズの記念碑除幕式に参列している。