CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
Main | 日本数寄»
プロフィール

早川理恵子博士さんの画像
早川理恵子博士
プロフィール
ブログ
<< 2018年07月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
Google

Web全体
このブログの中
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
歴史教育とは何か?ー母娘冷戦から見えたNZの歴史教育 [2017年12月04日(Mon)]
ニュージーランド学会での発表が無事(無事でもない。PCが動かず最初の10分が消えた)終了したが、終わった後も文章を色々書くようにご指示があった。
急に原稿が増えて、嬉しいやら悲しいやら。

発表の中で、反応があったのが歴史教育である。
これは最近の母娘喧嘩の成果であり、敵(娘)の秘密情報をまんまと入手しニュージーランド学会で発表する機会まで得た、母親のインテリジェンスの勝利である。

ニュージーランドの教育は日本とは大分違うのである。
今日も歴史教科書に云々という記事があったのでブログに書くこととした。

ある日学校から帰った娘が
「第二次世界大戦はパールハーバーを攻撃した日本のせいで始まったんだよね!」
と自信満々に発言した。

すかさず
「なに!誰がそんな事言ったの!理不尽な経済制裁を始めたのは米国よ。一体どんな歴史教育をしているの?」と母が激怒したところから約10週間の冷戦は始まったのである。

中立国の父は「第二次世界大戦はヨーロッパで始まったんだけどね。まあ、まあ。」と呟やき、あくまで中立を維持しているかのように見せかけている。しかし敵と秘密協定を締結し情報を提供している証拠は抑えた。(ふふ)


激怒した母に娘は一切口をきかない。聞いても何も教えてくれなくなった。
またお母さんの日本国粋主義が始まった。
太平洋島嶼国の首脳を手練手管で手玉に取ってきた私としては面目が立たない。冷戦中の絶え間ない交渉作業は最大の努力を要する。ついに敵の秘密文書を入手したのである。
ここにご披露しよう。


下記が教師から生徒に出された宿題。

社会に影響を与えた重要な歴史的イベントを選びなさい。(WWII, フランス革命など生徒は図書館やウェッブでサーチして決めるらしい。)

そして下記の作業をする。
○どういう出来事だったか?
○原因は何であったのか?
短期的原因と長期的原因
○結果は?
直接的結果から導かれた出来事は?
社会はどのように変わったか?
○貴女の個人的意見。
もしその時そこにいたらなにをしていた?
良い結果を得るために何ができた?

研究だけに留まらず、それをどのように発表するかまで課題である。

○ポスター形式で発表せよ。
  注意事項:得た情報をどのように強化できるか?
  発表によって情報を補足できるか?


冷戦中の母親のスパイ活動は徹底していた。
英語の教材らしき資料はもちろん「敵国日本」という論調で書かれていた。思わず投げた捨てた後に元の場所に戻した。
漫画しか見ない娘がシリアスな映画を見ている。ホットチョコレートを持って敵陣に潜入。ヨーロッパの戦争で犠牲になった子供や家族の話である。「この世界の片隅に」を一緒にみたいな〜と思った。

ニュージーランド学会での発表を控え、娘の先生にインタビューをする機会をえた。

第二次世界大戦の原因を巡る母娘喧嘩を報告し、一体どんな歴史教育をしているのか尋ねると
「お母さん、それが重要なのよ。そうやって色々な情報にアクセスすること、議論すること自体を学ぶのです。」

第二次世界大戦の原因がパールハーバー攻撃かどうかを学ぶのではなく歴史の学び方を学ぶのだ!
人それぞれ、時代によって、国によって、歴史の見方は変わる。
元々日本の歴史教育には関心がなかったが、教科書は捨てた方がいいんじゃないの?
そうそう、ニュージーランドには教科書がないんです!



イヴァンカさんが語る潜在能力とピンクのミニスカ [2017年11月25日(Sat)]
869555896_rect490.jpg

トランプ大統領の娘、イヴァンカさん来日は結構ニュースにも取り上げられていたが、私が気になり、今週末のニュージーランド学会でも取り上げようと思ったのは、彼女が働く女性についてアマルティア・センの潜在能力を語っていたことだ。もしかしてイヴァンカさんはセンなんか知らないかもしれない。だけど彼女が語った内容はセンそのものなのだ。

「全ての女性が働く女性なんです。毎朝出勤するか、子供と家にいるか、両方するか、そんなことは関係ないんです。」

「1日家にいて育児をする女性をほんとに心から尊敬していますし、その選択を尊重したいです。自分の家族にとって何が正しいことか、選べるようにするため法的・文化的な障壁を取り除くことが私たちの世代の責務」

どのように生きるか選択する自由と達成する自由を、すなわちセンの潜在能力、Capability Approachを語っているのだ。しかもピンクのミニスカで!

<ピンクのミニスカ>
私も20代の時、ピンクのスーツを持ったことがある。ミニスカではなくズボンだったけれど。
女性陣の、おばさまからのイジメにあった。色が悪いと言われなかったがヒップラインが良くない、と言われたのを今でも覚えている。黒か、茶か、緑だったら言われなかったも?
二度とピンクは着なかった。
今思うと何を着ても文句をいう人は言うのであろう。

イヴァンカさんはわざとピンクのミニスカで、あの日を決めたのだと思う。
偏見に囚われない、誹謗中傷もお断り。拍手
よしっ!来年はピンクのミニスカを挑戦するぞ!
「ワーママ」兼「学ママ」が見た ニュージーランドの教育(3)育児か仕事かの質問は存在しない。 [2017年11月12日(Sun)]
12月に予定しているニュージーランド学会での発表から。

「育児か仕事か?」この質問自体を否定したジャシンダ・アーダーン労働党党首。
37歳の女性首相が選ばれたのまさにこの時ではないか?と想像しています。
彼女がこれだけはっきりと答え、そのような質問自体を否定した事にニュージーランドの多くの女性陣、多分男性陣もエールを送ったでしょう。


images.jpeg

「首相が産休・育休を取ってもいいと思いますか」

「子どもを産むつもりかどうかなんて、このご時世に聞いていい質問じゃないわよ」
「子どもが欲しいかどうかは個人の選択であって、仕事や機会を与えられる前にあらかじめ決まっているようなものではないでしょう」
「男性に同じことを聞くんですか」

動画でも見れます。




それにもしても育児と仕事の両立はまさに綱渡りの連続。
2008年に私が立ち上げに関与したミクロネシア海上保安事業は、まさに娘と私の合同作業。
子供を家に置いてまで海外出張するからには、無駄な時間は一時とも過ごせない。
時には羽生次郎前笹川平和財団会長を筆頭に、国交省、海保から財団に出向しているおじさん、おにいさんのお尻を蹴飛ばしながら進めました。
国交省、海保から財団に出向しているおじさん、おにいさんのセクハラ、パワハラは思い出したくもない程酷いものでしたが。これも書いていきたいと思います。
「ワーママ」兼「学ママ」が見た ニュージーランドの教育 [2017年11月09日(Thu)]
ニュージーランド学会から依頼のあった講演資料ーパワポ。今完成。
合計34枚になった。

自分の十数年の育児と勉強と仕事をまとめる作業。数日の作業のつもりが数週間の作業になってしまった。
大正の自由教育と新渡戸のつながりなど、寄り道も多かった。
正直とてもエモーショナルな作業だった。

最後のまとめだけここに。
「ワーキングマザー兼学生マザーが見た ニュージーランドの教育」

ニュージーランドの女性の地位の歴史的背景から
働く女性(母親)への偏見はほぼないどころか好意的。

教育改革を経て常に先端の教育を目指すニュージーランドの教育システム。特に生涯教育を目指すニュージーランドは
学ぶ女性(母親)への偏見はほぼないどころか好意的。
Graduation Ceremony [2017年05月22日(Mon)]
いよいよその日が来た。
博士は3月に通過したものの卒業式は年に3回ある中から選ぶのだそうである。
修論でも提出してから数ヶ月。書き直しもあるそうなので、留学生などは一度母国に帰国してから、この卒業式に家族で来たりするほど重要な儀式なのだ。入るのは簡単だったが、卒業するのは茨の道、でした。

肝心の博論はこのブログにも書いている太平洋島嶼国の情報通信政策について、笹川太平洋島嶼国基金で担当してきた現場の経験を元に、開発学でまとめました。
私がUSPNetやPEACESATといった貴重な事業に関わる最初のきっかけを作ったのは、1989年1月10日、フィジーで行われたカミセセ・マラ閣下と笹川陽平会長の会談。カミセセ・マラ閣下が笹川会長に「太平洋島嶼国のために衛星通信を打ち上げて欲しい」と要請されたのがきっかけ。やり甲斐の事業とやり甲斐のある論文を書く機会をいただきました。
よって、お二人にこの論文を捧げさせていただきました。

帽子が似合わない私。わんちゃんに冠っていただきました。

18558765_1192262257567193_380085903420957394_o.jpg


パイプオルガンのある卒業式は、映画のハリーポッターみたいだった。
ちなみにニュージーランド国歌をマオリ語と英語できちんと歌ったよ。

18556248_1190193504440735_1457621192509542711_n.jpg


18555846_1190193514440734_4942276719513136467_n.jpg


18486422_1190193511107401_6688316785597093032_n.jpg
The velvet Knox Bonnet [2017年05月18日(Thu)]
18485358_1188248877968531_6728139014716449856_n.jpg


The velvet Knox Bonnet が届いた。

いよいよ明後日は卒業式。(哲学博士。テーマは開発学で太平洋島嶼国情報通信政策)
博士用のガウンは友人から借りる事をにしたが、このボンネットは注文。スコットランドの文化。

卒業式は年3回くらい合って,自分の都合で選べる。
修士でも論文を出してから数ヶ月の審査があるそうなので、留学生などは一度帰国して、結果が出てから家族で卒業式に来る事もあるそうだ。お金がかかる話だけど。

博士を取得する前は既に博士の方達から「博士は違うよ」と言われていたが確かに終了すると違うと思った。それから回りの反応がスゴイ。
偶々博論が通過したニュースを受け取った日、学長宅の夕食会に招かれていたので、その場にいた十数人の教授達から「よくやった!」とハグをされた。皆さんこの博士の茨の道を辿ってきた方達なのだ。その意味を知っていらっしゃるのであろう。
なんとなく通過儀礼を受けて、大人の世界に入ったような気分であった。

たかが博士、されど博士。
2つ目(国際海洋法)に挑戦している私はみんなから「頭がおかしい」と言われている。
勉強するということ [2017年02月15日(Wed)]
働きながら修士や博士に籍を置き勉強している。
通信政策、海洋政策は、我流の勉強には限界がある、と自分でやってわかっているからだ。

ところが「勉強が忙しく仕事なんかできなわね。」とか、「仕事しながら博論なんて書けないわね。」と、多分修論も博論も書いた事のないお局様やおじさまから皮肉なんだかよくわからない批判によく合う。

(勉強せずに仕事するのか?)と心から軽蔑するのだが、勿論無視。
そういう価値観の人もいるのだろうが、まあ押し付けないで欲しい。
わざわざ人に言う、という態度が、無様。
人生は死ぬまで勉強ですよ、と言い返せばよかったか。
ここに書いておこう。
新年明けましておめでとうございます。 [2017年01月01日(Sun)]
image-f1bb1.jpeg

今年もよろしくお願いします。

このブログは笹川陽平会長からのご提案で2010年3月にスタート。
今年で8年目を迎えます。
このブログのおかげで多くの人と情報、両方の出会いがありました。


2016年はどんな年だったか?
人の1年など誰も関心を持たないだろう、と思いましたが、私自身が人の振り返りを読んでいたので、書いてみます。

<学業>
2008年に開始した博論が漸く受領されました。
英国式の博論は提出した後が長い。
指導教官が突然辞めて、新しい指導教官から英語の修正が山のように。再提出したのが昨年の6月。
そして、評価の結果を待つ日々が数ヶ月。
正直、この8年は長かった。投げ出したくなる時が山のようにあった。
5人の指導教官の内4人はお辞めになり(私のせいではありません)太平洋島嶼国、情報通信政策、センの開発論とかなり特殊な分野を理解していただくのに時間がかかりました。
仕事、学業、育児、家事の同時進行も今思うと厳しい環境だったのかもしれません。

<仕事>
笹川平和財団に1991年入り太平洋島嶼国を担当して26年が経ちました。
昨年は羽生前会長からパラオの大統領選を追え、との指示があり、普段は近寄らない島嶼国の選挙を目の前で見る事に。
パラオの闇の奥深くを知る事になってしまいました。(本当は知りたくなかったの!)
そして2008年に立ち上げたミクロネシア海上保安事業を月刊正論に書かせていただく事ができました。
日本財団の鳥井参与からあの事業(やしの実大学)はよかった!と言っていただいた事がきっかけで、以前事業で通わせていただいた八重山諸島の自衛隊問題も深く知る事に。

<家族>
一昨年、笹川会長から「とうちゃんに美味しいものを食わせてやれよ。」と土井の高級生ハムセットをいただいてから、普段搾取虐待している事を反省し、愚夫愚娘にも感謝の気持ちを持つように心がけました。
土井の生ハムセットの珍味を味わった愚夫は今まで以上に仕事に専念するようにと、私を励ましてくれています。
愚娘に「小さいとき出張でいなくなったりしてつらい思いをさせたね。お母さん、仕事も勉強も辞めて育児に専念しようか」と口走ったら、「仕事も勉強も続けて。お願いします。」と懇願されました。


さて、これから神楽に。新年の抱負は明日以降に書きます。
新しい洗濯機(追記あり) [2016年12月06日(Tue)]
imgres-2.jpg


我が家に新しい洗濯機が来た。
ドラム式である。
始めてドラム式。家族全員で洗濯機の前で回っている様子をジッと見ていた。

14年間、我が家に奉仕してくれた洗濯機は先月から調子側悪く、騙し騙し使っていたがもう限界。
メザシの頭が信仰の対象になるように、14年の年月を共に過ごした洗濯機との別れはさびしさがある。できれば洗濯機神社を庭に作って奉りたいが、止めておいた。

新しい洗濯機には選択のボタンがたくさある。
愚夫がYouTubeで使い方を説明しているのを見つけて来たのでいっしょに観た。

一体何台の洗濯機にお世話になってきたのだろう?最初にお世話になったのは二層式だった。
そう言えば洗濯機がグルグル回るのを見たり指を突っ込んで怒られたりした。
これが出来なくなったのが「全自動」になってからだ。
洗濯の様子が見えないのは何か不安だ。
だからドラム式洗濯機がグルグル回っている様子を見るのは、妙な満足感がある。

たかが洗濯機。だが、人生の重要なパートナーである。文句一つ言わずに黙々と働いてくれる。



襖を描く [2016年11月15日(Tue)]
夏霞Koru.jpg

早川理恵子作 <銀のワラビ> ご注文はこのコメント欄にどうぞ


この世の中には、襖に自分で絵を描く人が、結構いるのだ。

実は当方も描いた事がある。
襖の紙はピンキリのようだが、一番安いのが柄なしで500円位だった。
表具屋さんのあきれ果てた顔を無視し、自分で描いたのがこれである。

銀のワラビ、ゼンマイ、である。
銀の絵の具は200円位。
失敗できない、と新聞紙に何度も練習し、一日の作業であった。


表具屋さんは私を見直したようである。褒めてくれた。
しかし、その後表具屋さんから絵描きの注文は来ない。
| 次へ