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早川理恵子博士
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初音ミク [2015年02月21日(Sat)]
娘がはまっている「初音ミク」。
やっとコンピュータアイドルである事がわかったが、なんと世界ツアーをしている事も最近知った。
ニューヨーク、ロス、インドネシア。。。 
それもすごい観客数。で観客が手にしているトーチはミクの好きな「長ネギ」なんだそうである。(日本の長ネギを「ミク」ブランドで世界に売り出そう!)

集団的自衛権は?海洋安全保障は?日本は大丈夫だろうか?急に不安になってきた。

イヤ、こういう技術、想像力と創造力、そして平和(ボケ?)思考、おたく文化等々が日本の強さなのかもしれない。老荘思想の「胡蝶の夢」が日本人には自然と身に付いているのかも?



ブラジルで紹介される初音ミク



フランスで紹介される初音ミク


FOXニュースで紹介される初音ミク


LAで紹介される初音ミク


インドネシアでも。


で、今このダンス練習しています。
ジャスティン•ビーバーの靖国参拝問題 [2015年01月26日(Mon)]
娘につき合って、一昨年はジャスティン•ビーバー

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昨年はケーティ•ペリーのコンサートに行った。

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二人とも単なるポップスターではなくて、曲も歌詞も自分で作る。歌唱力もあってなかなかだが。

「お母さんの時代はね、Kiss, Queen, Princeよ」

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「え、キモワル。」
「た、確かに見た目はキモワルイが、音楽は断然こっちの方が。。」


ジャスティンもケティも日本びいきらしい。
お母さんの時代にはなかった、欧米ポップスターを巡る反日活動を見る事ができた。

ジャスティンは家族で日本旅行中に靖国神社を訪ね参拝。それをツイッターに掲載したところ、中国、韓国のファンから轟々と非難の嵐。そのツイッターは消して、「韓国も中国も愛してるよー」というメッセージを載せたようである。

ケティは、日本のキャリー•ぱみゅぱみゅのファンでもあり、和服でステージに立ったところ、これも中韓からの非難の嵐、だったようだ。

このような現象はお母さんの時代にはなかった。
お母さんの時代の日本のファン、と言えば小野洋子さんと結婚したジョン•レノンだろうか。ジョンも小学校の頃からのファンで、日比谷の追悼集会にも行きました。ジョンが日本びいきだからと、中国、韓国から叩かれた話は聞かない。


山の人生 [2015年01月11日(Sun)]
ふと回したチャンネルで大学生が大学生をインタビューして作るドキュメンタリーのような番組を観た。NHKだった。
随分前の番組だが、未だに思い出してその学生さんはどうなったであろう?と時々知りたくなる。

その番組は、東大に入学したばかりの男子学生が東大を退学し、山の生活を始めたという話である。
山に住むおばあさんから、山での生活の知恵、技術を学ぶ。
インタビューした学生は、二流三流(こういった言い方は適切ではないと思うが)の大学生で、「せっかく入った東大をなぜやめてまで?」と素直に質問していた。

聞かれた学生は「東大に行って何になるのか?」といような返事をしていたと思う。

二十歳を目の前にして、この学生さんは既に人生とは、生きるとはどういう事か悟っていたに違いない。
とはいえ、山の暮らしが楽とは思えない。
あの番組を観てから4、5年は経った。今彼は元気で山の生活を続けているだろうか?


年末の読書『インヴィジブル•ウィポン』 [2014年12月31日(Wed)]
締め切り間近の原稿を抱え、本当はそっちに集中しなければならないのだが、読み出した2冊の本が面白くで、止まらなくなった。

一冊は以前グラフにまとめてブログに書いた本で『インヴィジブル•ウィポン』である。
結構長いのだが、続きが読みたくて朝の4時に目が覚める程。(時差、年のせい、との説もありますが。)

私は修士を3つ持っているのだが(3つ目はcertificate)2つ目の国際政治を学びたいと思ったきっかけが、事業で扱ったUSPNet, PEACESATだった。事業を進める中で、情報通信(ICT)とは技術でも中身でも、また資金でもなく、国際政治である、と痛感したからだ。両者は衛星を利用していたので、衛星開発が進むケネディ政権から見て行く必要があった。


この『インヴィジブル•ウィポン』はどこかで見かけて、ケーブルの長さの国際比較があったので気になっていやが著書名も著者名もメモせずに放っておいた。今抱えている原稿(学術図書です。)の参考資料で必要と思い必死になって探したのである。しかもこの本、英文出版20年後に和訳されていた。英語で読むのは時間がかかるが日本語だと、それは早い。

海底ケーブルの初期から第二次世界大戦開始までが描かれているが、当方にとって驚愕の事実が次々と出て来るし、著者の視点は、まさに自分がICTを国際政治で分析したい、と考えていた事と一致している。なんでもっと早くこの本を手にしなかったのであろうかと猛省した。

はしがきに
”前略 ー だが20世紀の大半を通じて電信は人々をを分離し孤立させる目的で政治によって管理され、ゆがめられ、変形されて来たのである。本書はこのパラドクスを理解するための一つの試みである。”
とある。

そうなのだ。ICTは人を、情報を繋げるといより、政治的に分離、孤立させてきた。
英国が一大ケーブル帝国を築くのだが、なぜそのようになったかも史実と共に説明されている。

興味深い事は多々書かれているが、19世紀の日本と中国のICTに対する対応である。中国は帝国主義による植民地支配としてICT開発を受け入れず、最終的に悪徳企業による搾取的、私的独占企業にやられてしまった。これとは好対照だったのが日本。

1869年にはイギリスの通信技術者を招き横浜ー東京間を結び、1970年にはグレート•ノーザン電信会社に権利を認め、上海、ウラジオストクを長崎に繋げる。1972年にはヨーロッパに留学生を送り電信技術を獲得。1891年の時点で11,610キロの陸上電信網、435の電信局があったという。
しかし、このICTに対する理解と能力が第二次世界大戦では全く働かない。

もう一つ面白いのは英国が海底ケーブルの優位に立ったのは、企業に条件なしで権利を与えたからである、という。他国は権利を与える代わりに自国政府への優遇を条件とした。結果、全てのケーブルが英国につながり、英国の貿易、政治の優位性を導く事となった。

そしてこの世界に張り巡された海底ケーブルによって、情報戦、プロパガンダが誕生する事となる。通信が発達していない状況では、将校達は遠隔地の戦場でクラウゼヴィッツが形容したFog of Warの状態で戦わなければならなかった。しかし通信がその状況を一機に変えた。戦いは太陽の下で行われるようになったのだ。しかし、この太陽に誰もが平等に照らされる訳ではない。

サイバーセキュリティ、インターネットガバナンスが議論される今もこの状況は変わらない。誰もが一瞬で世界と結びつく現在では、状況はより混沌としているのかもしれないし、それと同時にポジティブな面も多々あるのだと思う。

Falsificationism [2014年12月24日(Wed)]
娘が何かを主張した。この後に発展する夫婦喧嘩で、実は娘が何を言ったか忘れてしまった。

愚夫が即座に娘の認識、主張を否定した。
「そうじゃないよ。太陽が東から昇るくらい当たり前の話だよ。」

ここで偉大なる哲学者である母(私の事)は「ピキッ」と反応した。
東大出のおじさんが好んで使う「太陽が東から昇るほど当たり前」論を、まさかこの愚夫が恥も外聞もなく唱えようとは。なさけなや〜。
これで博士、教授と名乗るのか。許せん!聞き捨てならん!娘の教育によろしくない。

「愚夫よ、まさか反証主義を知らないのか?」
「太陽が東から昇るというのは西から昇らないという事を証明しない限り、証明できないのである。」
「即ち、娘の議論を反証しない限り、娘の主張を否定する事はできない。という議論である。多分。。」

愚夫は反証論を知らなかった。
ちなみに、愚夫にソクラテスの「無知の知」を教えたのも偉大なる哲学者の妻(私の事)であった。

ところで反証主義の英語を知らず苦労した。Falsificationismという。舌を噛みそうである。
ちなみに認識論はtheory of knowledge。 若しくはepistemology これも舌を噛みそうである。

久しぶりに中島敦の『名人伝』が読みたくなった。
ミラクル、天命続きの2014年を振り返って  [2014年12月06日(Sat)]
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少々早いが2014年を振り返りたい。
まさに天命に導かれた、ミラクル続きの年であった。

最初の天命は年始の笹川陽平会長との面談であった。会長からいただいたご意見やコメントをきっかけに、天命に導かれて安倍総理の歴史的太平洋訪問に関わる事になってしまった。

この時期に考古学者の愚夫がパプアニューギニア政府(PNG国家君主のエリザベス女王)から勲章をもらう事になったのも天命である。この授賞式にくっついて行ったのは私の工作活動の一環だが。
パプアニューギニアでは総督、各国大使、かなりハイレベルな方と中身の濃い情報交換、情報操作ができたのだ。これも天命であった。
この時、笹川会長からのソマレ閣下へのメッセージが伝える事ができたのだ。そして安倍総理のウェワック訪問が決まり、ソマレ閣下から電話をいただきお鍋を焦がす結果となった。これも天命である。

笹川会長からは日豪関係、特に海洋安全保障に関する豪州の対日感情への懸念を指摘されいた。
羽生会長の指示ですぐキャンベラへ。ここで日豪海洋安全保障協力百周年の話を豪州政府及び防衛大臣の政策チームに伝える事ができた。ちょうど彼らはアボット首相の日本訪問を控え海洋安全保障分野の具体的協力事業を必死に探している最中だったのだ。これも天命である。
結果、日豪首脳会談の一つにアルバニー船団記念式典への海上自衛隊「きりさめ」の参加が決まり、11月無事に式典が行われた。


それから天命に導かれた2つの出会いがあった。
お一人は元防衛大学教授の平間洋一教授である。もう一人は水産庁前次長の宮原正典氏である。

ミクロネシアと日本の関係を知るには、第一次世界大戦は欠かせないのだ。そこで今年の一年の計は「第一次世界大戦」にした。ところがあまり資料がない。見つけたのは平間先生の本である。これで日本が何をしたのか、豪州との関係を初めて知る事となった。
この本を読んでいなければ、先のキャンベラ出張での工作活動はあり得なかった。これも天命である。
しかも、天命、ミラクルは続いた。平間先生に、ナント、ミクロネシア出張中にお会いする事が出来たのである。こんな偶然はあり得ない。神のお導き、天命なのである。

水産庁の宮原氏との出会いは、日本の水産行政をぐっと身近に、現場主義で学ばせていただく機会となった。
日本のメディアは一向に取りあげないのだが、水産庁の取締船をパラオに派遣するというまさに戦後レジームを変える事業を、法執行分野の集団的自衛権の行使のような事業を、側面から支援させていただく機会をいただいたのである。
宮原氏との出会いは、海洋政策財団の寺島常務の一本の電話であった。誰がこのような展開を予想できたであろうか?
これも天命以外の何モノでもない。


ミラクルは、天命はまだ終わらない。
寺島常務から突然の依頼があった。SIDSのサモア会議への参加である。しかも10日を切ったパラオ大統領スピーチの確保という指示。そして大統領のハグ。
島と海のネットワーク」という事業の立ち上げ。
これ、すべて私に取ってはミラクル、天命であった。

実はもう一つ残っている。笹川会長との面談で出て来た日本パラオの案件である。やる事はやった。近々にも2014年の天命が、神の声が聞こえるかもしれない。聞こえなければそれはそれで、神の判断である。


これほど、ミラクル続き、天命続きだと怖いもの無しになる。
宇宙の流れに、自分が巻き込まれたような感覚。
2014年は、これでもか、これでもか、と天命をイヤという程知る年であった。
かきあげ [2014年12月04日(Thu)]


「マザーウォーター」という映画がある。

たまたま京都のロケに出くわした事もあり、好きな映画の一つになった。
映画館で観れなかったのでDVDを購入。時々観ている。物語のない物語。
なんとなく京都へ行ったような気がする。

何度も観ていると色々な事が脳裏に刷り込まれるようだ。
登場人物のマコト(もたいまさこさん)が、そら豆でかき揚げを作る場面があって、急に、無性に、かき揚げが食べたくなった。

かき揚げなど作った事はない。そもそも揚げ物をやったことがない。
しかしどうにかできた。具は、勿論そら豆、そしてエビと玉ねぎ。
とても公開できるような見てくれではないが、おいしい。

直径10センチのが30個ほどできてしまった。
それで、娘のお弁当にも包んだところ(ころもがサクサクでなく、がっしりわーい(嬉しい顔)しているので手で掴んで食べられる。)友達に大好評なんだそうである。

母親としての面子が当分保てそうである。
娘との三段論法論議 [2014年10月30日(Thu)]
羽生会長との援助哲学論議の後に待っていたのは娘との人種差別を巡る三段論法論議である。

私「このラジオ番組のアナウンサーは態度が悪い。こいつはキウィである。よってキウィは態度が悪い。」
娘「お母さん、それは間違っている。」
愚夫「このアナウンサーはアイリッシュだ。(愚夫の祖先にはアイリッシュのロードエドワードフィッツジェラルドがいる。)
私「じゃあ、アイリッシュは態度が悪い。」

娘「人種差別をしてはいけない。」

私「では命題を変えよう。お母さんは美人である。お母さんは日本人である。よって日本人は美人である、とは言えない。娘よ、確かにあなたは正しい。」

鍵は、命題の立て方、前提にあるようだ。
“An Educated, Healthy and Wealthy Vanuatu” [2014年08月01日(Fri)]
国家ビジョンは大事である。
昨日独立34年を迎えたバヌアツの2006−2015のビジョンである。

“An Educated, Healthy and Wealthy Vanuatu”

和訳すると

よく学び、健康で豊かな、バヌアツ


写真(2014-07-31 9.57).jpg

バヌアツ、野菜、果物が安くておいしい。
上の写真は市場で手に入れたもの。この倍の量で1000バツ。約千円である。

本日までパラオで開催されているPIF総会。議長のレメンゲサウ大統領自ら早朝マラソンを参加者に促したそうである。世界おデブトップ10に、なんと太平洋島嶼国から5か国も入っているのだそうだ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Obesity_in_the_Pacific
ブログトップの写真を変更しました [2014年06月14日(Sat)]
ブログのトップの写真を仕事をしている!って感じの写真に変えた。
「陰徳の美」とかで、自分の仕事の内容を、活躍ぶりを隠していた訳ではない。
でも、無位無官のせいか、仕事をしているように見えないらしいのだ。

トップを飾る写真は、左からミクロネシア連邦のアリック副大統領、イティマイ運輸通信大臣、私、モリ大統領、そしてミダ大統領補佐官である。(2008年当時)
単なる記念写真ではない。
笹川太平洋島嶼国基金が支援して来た「通信制度改革」が大統領案件になった歴史的瞬間、そしてミクロネシア海上保安事業を大統領が非公式に合意した歴史的瞬間なのである。この後ミクロネシア3カ国の正式合意に持っていくまでがまた一苦労でした。

プロフィールの写真も変えたところ、すごい勢いでアクセスがありますが、なぜだろう。

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