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海を守る2つのレポート「劣化から再生へ 世界の海洋のレスキューパッケージ」「公海から世界を豊かに」 [2014年06月26日(Thu)]

Misson Ocean


笹川太平洋島嶼国基金の三代目運営委員長(*)でもある、海洋政策研究財団の寺島常務理事のブログ「海洋政策は今 寺島紘士ブログ」で海を守る新たな2つのレポートが報告されている。
一つは寺島常務が川口順子氏と共に共同主査となって昨年5月から作業された「公海から世界を豊かに」
もう一つは6月24日に発表されたばかりの世界海洋委員会(GOC)の「劣化から再生へ 世界の海洋のレスキューパッケージ」 (上のYoutubeが手っ取り早く理解できます)

両者をざっとだが読んだ。素人目だが、IUUに関する日本案がGOCの方にかなり取り上げられているのではないか、という印象と、MPAに関しては順応的管理を提唱する日本案とNo Take Zoneの設置を提唱する、即ち新植民地主義を進める白人案(当方の妄想)の隔たりがあるのではないか、という印象を持った。

何はともあれ、海洋問題をオバマ大統領がexecutive powerを使って推進し、グローバルアジェンダになった(なりつつある)事は確かである。
良くも悪くも、米国のアジェンダ=グローバルアジェンダなのである。そしてこのグローバルになった海洋アジェンダの半分以上の(多分)責任は、米、中に続く世界第3位の経済大国日本にある(漁業、プラゴミ、二酸化炭素排出、海底資源等々)。
よって、日本の責任は重い。いかに新植民地主義に屈せずに日本の伝統的里海管理を世界に浸透させるかが鍵のような気がする。


最後に、デカプリオ。
以前このブログにデカプリオの事を書いたら数人のお母さんから反応があった。食を守るのは母親である。そのお母さんに訴えかけるのは、残念ながらケリー長官でも、オバマ大統領でもない。
その証拠に先日開催された”Our Ocean2014"でのデカプリオのスピーチ、Youtubeアクセス4万を超えている。他方ケリー長官は気の毒にも500。
民主政治とは衆愚政治である。衆愚の私が言うのだから間違いない。白状します。デカプリオのスピーチはしっかり2回見たけど、オバマ大統領もケリー長官も早回しでざっと見ただけです。


*(初代:笹川陽平会長、二代目:渡辺昭夫東京大学名誉教授)
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