「虎屋」の羊羹と2000年の友人 [2014年02月21日(Fri)]
やっぱり、黒砂糖羊羹は虎屋 年明けの笹川会長との面談でお土産をいただいた。 「虎屋」の羊羹と『隣人・中国人に言っておきたいこと』 実はこの本は出版されてすぐ自分で購入し読んでいた。でも笹川会長に持ってますからいりません、とは言えず、そのままいただいて電車の中で再読した。 いつもながらの軽快な文章で読みやすいが、内容は重い。 中国が2000年の友人である、とか共産主義は日本が紹介したとかいうのは頭に残っていたが、天安門事件の経済制裁解除は笹川会長が動いていたのは、残っていなかった。 こういう話が英語でサッサッと出てくるようになりたい。 ここ最近、米豪NZの知人、友人から、「中国と日本は嫌い合っているのよね。」とゾッとする事を言われる事が多々ある。その度にああ、これは白人の情報操作、共謀、オフショアバランス戦略であると気づき「日本と中国は2000年の付き合いなんです。」と応えている。 本当に中国と日本は嫌い合っているのだろうか? 新年は京都にしばらく滞在したのだが、どこに行っても中国人なのである。 道を歩いていても、バスの中も、寿司屋も、ラーメン屋も、かに道楽、も。 中国人は日本が好きなのだ。でなければ、こんなに来ないでしょう? ところで、いただいた「虎屋」の羊羹。 許容可能な値段ではないため食べる機会が十年以上なかった。 おいしかったです。笹川平和財団の職員の皆さんと分けさせていただきました。 この羊羹も室町時代に中国からの輸入された。虎屋さんも室町時代の創業。 オリジナルは字のごとく羊の肉を煮たもの。 それが日本の禅僧によって小豆の羊羹に。 そしてこの甘い羊羹も他の文化と同じように、日本から中国に逆輸入されたそうだ。 カプランの最近の中国分析が興味深い Why Is China Really Provoking Its Neighbors? By Robert Kaplan, February 13, 2014 http://www.realclearworld.com/articles/2014/02/13/why_is_china_really_provoking_its_neighbors.html 「地政学を英国で学んだ」に要約があります。 ロバート・カプランによる中国の戦略分析 |