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早川理恵子博士
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2015年の総括(2)ー 近現代史を学ぶ [2015年11月13日(Fri)]
2015年の一年の計を何にしたか忘れてしまったが、新年の天皇陛下のご感想(新年に当たり)を拝読し、2014年に続き近現代史を学んで行こうと思ったのは覚えている。

幸運な事に、民主党の近現代史研究会というのを近所の方に教えていただき、筒井清忠教授の講演や文書に触れる事ができた。
もし近現代史を知る推薦図書というのがあれば 筒井清忠著『近衛文麿ー教養主義的ポピュリストの悲劇』をあげたい。

それから、矢内原忠雄、新渡戸稲造を引き続きつまみ食いで読んでいる。
先行研究を探しているが、どうも「植民」=悪、東京裁判史観の論文ばかりのようで、まともなのがないか引き続き探してみたい。

今財団業務で扱っている「海洋」の問題もこの近現代史と繋がってくる。
人種差別法案で、米国にも豪州にも行けなかった日本人が開拓したのが太平洋の海なのである。
遠洋漁業だ。
これが欧米諸国に脅威となり、EEZが生まれる原因ともなったのだ。

「ブリストル湾事件ー it’s not just about fish!」
https://blog.canpan.info/yashinomi/archive/854


このブログのおかげで多くの「知識人」と出会える結果となった。
安倍総理の70周年談話を巡って、東京裁判史観ではない、近現代史の研究の動きがあるように見える。2016年の計を決めるのはまだ早いが、近現代史は今の日本、世界と向き合うのに必要な知識であるので、引き続き勉強したい。

しかし、筒井先生が言うように、近現代史あまりにも複雑な歴史なので「陰謀論」が出回っているようなのだ。ウェッブを見ても、右左関係なくどこまでが空想で、どこまでが事実かわからない情報が氾濫している。


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