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早川理恵子博士
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Falsificationism [2014年12月24日(Wed)]
娘が何かを主張した。この後に発展する夫婦喧嘩で、実は娘が何を言ったか忘れてしまった。

愚夫が即座に娘の認識、主張を否定した。
「そうじゃないよ。太陽が東から昇るくらい当たり前の話だよ。」

ここで偉大なる哲学者である母(私の事)は「ピキッ」と反応した。
東大出のおじさんが好んで使う「太陽が東から昇るほど当たり前」論を、まさかこの愚夫が恥も外聞もなく唱えようとは。なさけなや〜。
これで博士、教授と名乗るのか。許せん!聞き捨てならん!娘の教育によろしくない。

「愚夫よ、まさか反証主義を知らないのか?」
「太陽が東から昇るというのは西から昇らないという事を証明しない限り、証明できないのである。」
「即ち、娘の議論を反証しない限り、娘の主張を否定する事はできない。という議論である。多分。。」

愚夫は反証論を知らなかった。
ちなみに、愚夫にソクラテスの「無知の知」を教えたのも偉大なる哲学者の妻(私の事)であった。

ところで反証主義の英語を知らず苦労した。Falsificationismという。舌を噛みそうである。
ちなみに認識論はtheory of knowledge。 若しくはepistemology これも舌を噛みそうである。

久しぶりに中島敦の『名人伝』が読みたくなった。
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