NPOが区民農園の管理をスタート〜大田区南馬込六丁目 [2009年08月30日(Sun)]
![]() この区民農園では、抽選を経て当選した55件の利用者が2年間、6畳ほどの区画を自由に耕しています。 「野菜作り自体初めての経験だったが、周りの人が応援したりアドバイスをしてくれるので、それほど苦労せず育てられた。日課で世話をするのが楽しいし、家族にも喜ばれていいことずくめ」と、初めての応募で当選した男性は、この日収穫したたくさんの野菜を見せてくれました。 ![]() この区民農園を管理しているのはNPO法人おおた・花とみどりのまちづくり。もともと梅園だった土地を農園へと再整備したもので、民間団体が区民農園の管理を任される初めての事業として、今年度からはじまっています。 スタッフの内田さんと牧野さんは、「せっかく任されたのだから、民間ならではの管理方法を考えていきたい」と意気込みを語ります。例えば、イベントを開けるような共有スペースを広く確保したり、共同の堆肥箱を設置して農園から出るごみを減らすとともに、堆肥代の節約につなげる工夫に取り組んでいます。 ![]() 園内には、「みんなが気持ちよく利用できますように」という掲示があり、「〜してはいけません」と書かれていないところに好感を持ちました。 「利用者どうしや周りに住む人も巻き込んで、多くの人に交流が生まれるような企画を考えていきたい」と語るお二人。毎月第2日曜日は一般開放日として、野菜作りの講座なども開催中です。赤とんぼが飛び交い、これからは秋野菜の植え付けの時期へ。住宅街の一角で、ちょっとした自然を感じに出かけてみませんか。 |