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スポーツでユニバーサル社会をつくるNPO法人設立へ [2010年01月14日(Thu)]

 1月11日、ぷらっとホーム大森にて、ジャパン・ユニバーサルスポーツ・ネットワーク(JUSN)の設立総会が開催された。
 JUSNは、年齢・性別・国籍・身体状況にかかわらず、同じ場で、同じスポーツを楽しむことを主眼に、健康づくりの促進や人々の支えあう関係づくりの促進が目的だ。
 具体的には、ユニバーサル駅伝のほか、全国各地のユニバーサルウォーク大会、ダンデム(二人乗り自転車)、フロアバレー、シッティングバレーなどのユニバーサルスポーツを用いて、同じような目的で活動するグループと連携する。
 これらの活動によって、「違いを理解し、認め尊重する」体験を日常生活にも反映させ、ユニバーサル社会の担い手の育成も目指すという。

 代表は、2000年よりユニバーサル社会の形成を目的としたスポーツイベントの開催を呼びかけ、牽引してきた李節子さん。大田区では、2008年より平和島公園にてユニバーサル駅伝を2回開催。これまでの運営メンバーを中心に継続的な社会活動の発足となった。
 正会員の葭原滋男さんは、「パラリンピックのメダリスト、と紹介されることが多いが、障害者スポーツと分けてしまうことは残念。だれもが気軽に同じスポーツを楽しめる環境が広がることを期待している」と述べ、
 陸上競技に長く携わり、2002年からこの活動をサポートしている理事の野口八重子さんは、「陸上競技者主体ではなく一般市民の参加によって全国規模の組織化にいたったことも、この活動の魅力を物語っている」と期待をこめた。
 また、日本女子体育大1年の金瑞瑛(キム・ソヨン)さんは、「誰もが支えあえる社会になるように、これかれも参加したい。スポーツが大好きなので、その楽しさをみんなに伝えたい」と意欲を語った。

 ユニバーサル駅伝の運営をサポートしてきた、NPO法人おおた市民活動推進機構は、今回のNPO法人化にむけて事務的なサポートをおこなうなど、市民の発案による社会貢献の事業化に取り組んでいる。
 今年の主な事業は、6月6日の第3回おおたユニバーサル駅伝大会(於・大田スタジアム)のほか、9月、10月、11月にもイベントが予定されている。問い合わせはJUSN事務局(電話03-5753-3860・FAX03-5753-3861)へ。【写真・文 池田佳代】

第1回 おおたユニバーサル駅伝の記事はこちら
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