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10月17日・大田北高齢者見守りネットワーク第18回 [2009年11月20日(Fri)]

 秋も深まり、朝夕冷え込む季節となり、高齢者にとっては寒い冬に向かい体の管理が難しくなってきました。本日は大森消防署の救急技術担当の野崎明係長をお迎えして「高齢者の救急搬送」というテーマでお話をしていただきました。

(AEDを説明する野崎係長)
昨年(平成20年)一年間の東京消防庁管内の救急車の出場件数は約65万件。都民19人に一人の割合で利用したことになり、そのうち65歳以上の高齢者は約21万人と全体の42%を占めました。この数字は年々増加傾向にあり、大田区は約3万5千件。23区で世田谷、足立に次ぐ第3位という多さでした。

救急搬送のお世話にならない為の日常生活で注意すべきこと。
@家庭内の事故多発場所は居室、廊下、階段、庭など。
A居室では、電気コードにつまずき転倒したり小さなカーペットで滑ったり、段差による転倒に注意。
B廊下には物を置かない、滑りやすいワックスは避ける。
C階段も物は置かない。スリッパをはいて乗降はしない。
手すりを付ける。
D庭では敷石や地面の凸凹を除去し、庭の手入れのときは動きやすい服装とスポーティーな靴を着用する。
E屋外の事故多発場所は階段、横断歩道、踏み切り、一般道路。
F外の階段での転落は、骨折などの重大事故につながる。登りより降りるときの方が危険性は高いので、ゆっくりと1段ずつ進む、手すりに必ずつかまる。
G横断歩道では急いで渡るときに事故は多発するので黄色信号、歩行者点滅信号時には渡らない。1回待つ位の余裕を持つ。
H踏み切りでも、やはり急いで渡るときに事故は多発するので、あわてず余裕を持って渡りましょう。

そのほか最近は地球温暖化による異常気象が多発しているので急に雨足が強くなることもあります。そのような時は極力外出を控える、など。事故防止のための数々のお話に皆さん真剣に耳を傾けていました。

(実技指導を受ける参加者)

休憩をはさんで後半は今街中で多く見られるようになった「AED(自動体外式除細動器)」の使用方法の説明と実技指導が行われました。救急隊が到着する前に心肺停止状態の人を助けられるのは現場の周りに居合わせた人。誰でも、いつでも、簡単に使えるようにしておくことで人命救助に貢献しましょう、と熱心な指導で二人の実演した方も自信をつけたようでした。
次回のセミナーは11月21日土曜日ダイシン百貨店6階にて大森警察署生活安全課防犯係、甲斐博憲係長による「消費者被害にだまされない」を予定しています。(久保田充)
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