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口コミで賑わう八百屋さんはお口の専門家が経営!? だんだん・近藤博子さん [2009年10月22日(Thu)]


 10月3日は中秋の名月―これにちなんだお饅頭「お月見うさぎ」をつくろうと集まった参加者で賑わう、東急池上線・蓮沼駅近くの「気まぐれ八百屋・だんだん」。
 昔ながらの日本のお菓子を大切に伝えていきたいという講師・さとうふみこさん指導のもと、茶席などかしこまった席で用いる上用饅頭にチャレンジしたのは、ご近所や口コミで集まった6人の大人とその子どもたち。関東では手に入りにくいつくね芋を関西から取り寄せ、本格的な和菓子作りを体験した。
 会場のだんだんは今までにない新しいスタイルの八百屋さん。実は、主宰する近藤博子さんは歯科衛生士でお口の専門家だ。就学前の子どもたちへ歯磨き指導ボランティアをする中で、状態が良くならない様子を何十年も見てきた。
 歯磨きよりも食生活やライフスタイルを見直す必要があると確信。昨年11月、畑違いの”商い”を開始。
(店内の壁面は表現したい人の展示スペースとして貸出)

 近藤さんは、生産者と直に接して自らの目で確かめながら、からだに良いと思える野菜や食材を仕入れて販売する。生産者探しは今も続いており、食に関する講習会にも積極的に出掛けるなど情報収集に余念がない。

 「物売りだけではない、人が入りたくなるお店にしたい。農家さんの気持ちがこもったおいしい野菜、できるだけ安全につくられた加工品の提供とともに、人が交流する場になったらうれしい。
 人が集うことで生まれる何かを期待している。だから、ここで何かを始めたいというアイデアも募集中」と目を輝かせて語る近藤さん(写真右)。最近では、自発的に学ぶ子どもをサポートする寺子屋を店の一角ではじめた。

 「だんだん」という店名は、出身の出雲地方での方言で「ありがとう」を表す。お店を始めようと思ったとき、すぐにこの言葉が浮かんだ。目下の目標は、だんだん特製ランチの提供。飲食提供と弁当販売のどちらがよいのか、周辺のニーズを探っているところだ。
 人は違う分野に身を投じることに躊躇しがちだが、それを軽く飛び越える近藤さん。次々と浮かぶアイデアを人に話し、行動に移す毎日は今後も続きそうだ。

 講師と一緒に作り進めて1時間半後、蒸しあがった真っ白な饅頭に、食紅と焼き串でうさぎの目と耳を描いて完成。かわいいお饅頭とともに、秋の訪れを感じつつ過ごすお月見の様子が想い浮かぶ。

気まぐれ八百屋・だんだん
営業 火・水・木14時〜19時、土日祝10時〜18時、
    入荷により金は朝から営業もあり
場所 東京都大田区東矢口1-17-9
電話 03−3736−4006
ウェブはこちら
ブログを日々更新中。商品情報のほか講座やイベント案内も。


【文・写真 池田佳代】
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