「健康はお口から」大田北高齢者見守りネットワーク第17回セミナー開催 [2009年10月14日(Wed)]
秋の気配も色濃くなった9月19日、お盆休みをはさんで2か月ぶりに開催され、30人を超える参加者で満席になり、活気あるイベントとなりました。今回のセミナーは「健康はお口から」というテーマで歯科医の新谷裕和さん、栄養士の佐藤仁美さんのお話。
(講師の新谷裕和さん) ![]() @食事が楽しく思えない A半年前と比べて固いものが食べにくくなった。 B食事中に食べこぼしがある Cお茶や汁物でむせることがある Dガラガラうがいができない E唾液を繰り返して30秒間に3回以上飲めない F口の渇きが気になる G口臭を指摘されたことがある H寝る前に歯や義歯の手入れをしないことがある 「以上の点が気になったら、かかりつけの医師に相談するように」と新谷先生。 続いて佐藤栄養士からは「最近はそしゃく弱化により、低栄養が増えている」との報告がありました。うまく噛めない、うまく飲み込めない、などが原因で栄養が偏ってしまうそうです。 ![]() @この6ケ月に体重が2〜3kg減った A便秘が続いている B1日の食事は2回以下 C主菜(肉や魚)を食べる量が減っている D牛乳や乳製品を食べる機会が少ない E毎日ひとりで食事をしている F日常的にからだをうごかしていない G食べ物を自分で買いに行くのを不自由に感じる H自分で食事を作るのに不自由を感じる I食べる気力がなくなってきている J食べるのを楽しく思えない 「以上のようなことが気になったら要注意。毎日の食事のなかで改善を」とのことでした。歯と栄養の専門家から元気でいるための貴重なアドバイスを受けた2時間でした。 10月のセミナーは17日午後2時より大森消防署の野崎明係長による「高齢者の救急搬送」についてのセミナーが予定されています。 前回のセミナーでお知らせしていた「SOSキーホルダー」は8月1にスタートしています。その加入状況について代表の中村さんに聞いてみました。 昨日までの申込は6つの包括支援センターで300人を超えており好調な普及状況とのこと。この1ケ月に1件の通報があり、スタッフが駆けつけて認知症の方が安全に保護されたといいます。キーホルダーの効果に驚くとともに、区内全域への早期の普及への期待が力強く語られました。(久保田充) |