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「世界のバリアフリー絵本展」開催 [2009年03月26日(Thu)]

 3月13日、14日、池上会館にて、「世界のバリアフリー絵本展」(NPO法人大田教育支援の会主催)が開催されました。バリアフリー絵本には、手話の絵や点字が付いた本など、障害をもつ子どもが楽しめるよう工夫されたものだけでなく、障害を描いた本、子どもの発達段階に合わせた本などさまざまなものがあり、それらを多くの人に楽しんでもらおうと企画されたものです。


 会場には、JBBY(社団法人日本国際児童図書評議会)から、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界各国のバリアフリー絵本70冊近くが提供された他、ページ表面が立体加工された本、点字絵本、拡大写本、布絵本など、日本で出版、製作されているユニバーサルデザイン絵本も集められました。


(左:NPO法人ユニバーサルデザイン絵本センターから、ページ表面が立体加工された本
右:大田区で活動する手作り絵本の会チューリップから、布絵本)

 絵本展を企画した大田教育支援の会の小川直美さんは、「準備をする過程で、目からうろこが落ちるようなことをたくさん知ることができた」と言います。例えば、JBBYでは障害をもつ側にバリアがあるのではなく、本の側にバリアがあるという考え方をします。また、弱視の子ども達のために教科書の文字を拡大した写本は、一人ひとりに合わせて字の大きさや間隔、紙の色などを変えて手作りしているそうです。来場者からは、「バリアフリー絵本と一口に言っても、こんなにいろいろな種類があることを初めて知った」という感想も寄せられたとのこと。小川さんは、「そういう目からうろこが落ちる体験を、多くの人にもしてほしい」と話していました。


(左:下丸子図書館拡大写本研究会から、拡大写本
右:徳島県で活動する点字絵本の会から、点字絵本)

世界のバリアフリー絵本展とJBBYについてはこちらから。

大田教育支援の会・・・学校教育への支援を目的に2003年に設立。現在指定管理者として大田区立久が原図書館、大森西図書館、浜竹図書館を運営。
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