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「大田北高齢者見守りネットワーク第三回イベント」開催 [2008年07月13日(Sun)]


 6月21日土曜日の午前11時、ダイシン百貨店6階にて『大田北高齢者見守りネットワークをつくる会』主催の第3回目のイベントが開催されました。
 午後2時からは、脳神経外科、工藤千秋院長の『認知症に早期に気づく眼力』というテーマで講演が開催されました。梅雨の真っ只中で雨も落ちる中、会場は満席。それでも席が足りず、黄色のTシャツのスタッフは急遽椅子を集め、100人を越す参加者で熱気につつまれ始まりました。
(見守りネットワークのスタッフ↓)
 脳は歳とともに衰えてきます。その症状として「もの忘れ」が多くなってきます。「もの忘れ」には2通りあり、1つは『加齢』によるもので、主な症状は言葉が出て来ない、などの「思い出せない病」です。もう1つは『病気』によるもので、主な症状は頭に入らない、などの「覚えられない病」です。特に『加齢』による「思い出せない病」は日常生活に支障が出てきます。
 この日常生活に支障が出てくる行動を周りの人が早く発見して、早く対応を始めれば、大きな事故への発展の防止、家族の負担の軽減などにつながる、と多くの患者さんを診ておられる立場からの貴重なお話がありました。そして、周りの人々が「認知症」を早期に発見する『秘伝』の伝授がありました。秘伝その1は「冷蔵庫」。認知症が始まると冷蔵庫に同じ物が無造作に詰め込まれ始めたり、新しい物、古い物の分別が出来ず腐ったまま保存されている、といった状況が多くなります。秘伝その2は「お財布」。財布の中にやたらと小銭がジャラジャラしている、大枚がやたらに入っている、ちょっと前の財布と違う新しい財布を持っている、などが注意点という事でした。身近に高齢の方がおられる方、注意して見ましょう。 
 途中で帰る人は数人という、2時間にわたる熱い講演会でした。

 次回7月19日(土)は大森消防署の野崎明さんの「高齢者の救急搬送」についてのお話です。私も老人ホームで勤務の経験がありますが、深夜の救急対応は大変苦労いたします。5つの近くの病院に断られ、息苦しい様子のお年寄りを目の前に1時間救急車の中に居たこともありました。そういうことは避けたいですね。
 どんなお話が出るのか今から期待に胸が高鳴ります。ぜひ多くの方に参加していただきたいと思います。(文責:久保田 充)
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