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男が介護すると云う事 [2013年05月20日(Mon)]

 最近男性介護者が増加している。介護保険開始時の2000年には、男性介護者は全体の19.5%だったが(*1)、2010年には32.2%に達した(*2)。仕事を辞め収入がなくなった中で、妻と母を介護しているというケースもある。先日都内のある介護者の集いで、男性(67歳)介護者に話を聞いた。
 65歳の妻を介護して9年、当初は仕事にもやりがいがあり抵抗はあったが、自分しかいないと決意し退職、介護を始めた。始めてみると妻との会話が楽しく、介護も苦にならなくなったという。最近ショートステイで預かって貰い、泊りで旅行にも行くという。旅行中もし何かあったら?と思わず質問すると、「今まで頑張ってんだからその時は勘弁してね」と妻には伝えてあるとの事。同時に、「介護も人生も何時まで続くか分からない反面、自分の人生も悔いを残したくない、旅行中に亡くなったらそれが妻の人生でしょう?」とも話していた。物凄く悩み苦労した末の答えのように聞こえた。【文:木重徳】

*1:厚生労働省 平成12年度介護サービス世帯調査の概況
*2:介護ニュース.NET 2011年9月1日
タグ:介護 高齢者
Posted by やるおた編集部 at 23:02 | コラム | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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