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福祉作業所「あさがお」からみた南相馬の今 [2013年04月11日(Thu)]

 東日本大震災から2年となる3月9日、10日、蒲田駅西口広場に、福島県南相馬市の特定非営利活動法人「あさがお」がキッチンカーで出店しました。福島県の物産を各地で販売する「福島フードライブ」の一環です。
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(左:代表理事 西みよ子さん 右:あさがおの味噌,豆腐など
写真提供:本間豊さん)
 あさがおは福島第一原発から31km、旧緊急時避難準備区域の境界付近に位置します。震災前、福祉作業所とグループホームを運営、主に精神に障害をもつ利用者とともにあおばた豆を栽培し、豆腐や味噌を生産して地元の道の駅やスーパーに卸していました。震災後、原発事故により常磐線は寸断、観光客は途絶え、30km圏内にあった道の駅は一時閉鎖。あさがお代表理事の西みよ子さんによれば、「震災前を10とすると今は3しか売れない」そうです。
 さらに、震災前に畑として借りていた土地は、ほとんどが仮設住宅建設用地になりました。西さんによれば「あおばた豆はとても繊細」。土地や気候の変化に弱く、昨年は休耕田、他県の土地を利用した栽培の試みともに、ほとんど実は入らなかったそうです。現在、震災前に収穫した豆で仕込んだ味噌約2t、豆腐用の豆粉300kgが残るのみ。白い大豆粉を仕入れての生産も試みていますが、利益率が下がってしまうのが現状です。
 加えて震災後、避難先から行き場のなくなった精神障害者を新たにグループホームに受け入れたため、利用者は震災前の約30人からほぼ倍になりました。しかし、新たな利用者との関係づくりは容易ではなく、人手不足も相まって職員は大きな負担を強いられています。
 西さんは3月9日の朝、早くからおこわや豚汁の具材を準備し、豆腐や味噌とともに車に積み込んで福島から走ってきました。移動費などを計上すると利益はそれほど上がらず、都内の他の物販では出店料を含めると赤字になることもあるそうです。それでも、「何かせずにはいられない。止まることは許されない」。切実な気持ちが伝わってきました。
 「これからもっと研究して、放射線に負けない体作りなどにもこだわった、東京の人にも受け入れてもらえる商品作りに取り組んでいきたい」と話す西さん。もともと少しでも体に良い食べ物を提供したいと、あおばた豆は無農薬栽培にこだわり、豆腐はその豆の粉を無駄なく使ったとても濃厚なもの。大田区地域とは、施設利用者の移動支援事業をとおしてつながりができました。豆腐や味噌はこれからも、池上本門寺の朝市などで定期的に販売予定です。詳しくは下記お問い合わせ先まで。(文・小川明日香)

【特定非営利活動法人あさがお】
http://www8.plala.or.jp/asagao/
TEL/FAX:0244-46-2527

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