映画「商店街な人」お披露目試写会 [2011年04月28日(Thu)]
会社の方針とそりが合わず辞表をたたきつけた青年が、地元、蒲田活性化のために動き出す―。
大田区の商店街を舞台にした映画「商店街な人」がこのほど完成を迎え、4月9日、大田区産業プラザにてお披露目試写会が行われました。 ![]() |
製作したのは、NPO法人・ワップフィルム。希望する市民一人一人の協働による映画作りを目指しています。出演者や製作スタッフとして多くの大田区民がボランティア参加したほか、ロケ地はすべて無償提供で撮影されました。
試写会には152人が参加。鑑賞後には、「それぞれのシーンがどこで撮影されているのかわかって楽しかった」という一方、「大田区でも意外に知らないところが多くて驚いた」という声も聞かれました。ワップフィルムホームページにはロケ地マップが公開されており、地域発見の新たなきっかけになりそうです。 萩中通り商店会で洋菓子店を営む谷口正樹さんは、町工場の人に元気になってもらいたいと、映画出演を決めました。町工場は下請け、孫請けで経営が厳しく、誇りをもってできる仕事も減っているため、働く人のモチベーションは下がっているといいます。「自分達商店街は町工場の人に育ててもらった。だから、今度はその人達が見て少しでも元気を出してもらえるお手伝いができれば」。 (出演のきっかけなどを語る谷口正樹さん) ![]() ワップフィルムでは、これから上映会を企画してくれる人を大募集しています。集会所や社務所など小さな場所でもOK。お問い合わせは TEL:03-3573-5692 又は 090-1509-4112 FAX:03-3571-7663 e-mail:wup.film@gmail.com まで。6月7日には、エセナおおた多目的室での上映会も予定されています。【文・写真:小川明日香】 |