平成22年度スタートアップ助成報告会 [2011年02月08日(Tue)]
1月29日、大田区役所にて、平成22年度地域力応援基金助成事業の報告会が行われました。この助成事業は、大田区民を対象として公益性が認められる非営利事業に対し、大田区が助成金を交付するものです。設立からおおむね5年以内の団体が実施する事業に対し、50万円までを交付するスタートアップ助成、一般に団体が実施する事業に対し300万円までを交付するステップアップ助成、区から提示されたテーマで実施する事業に対し、400万円までを交付するジャンプアップ助成があります。1月29日午前には、平成22年度スタートアップ助成に新規採択された、8つの団体の事業について活動報告が行われました。
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(以下発表順)
・あか・しろ・きいろ発達障害者(児)支援団体 発達障害に関わる保護者、先生などが、カウンセラーなど専門家に相談できる相談会や、一般の人に発達障害について広く知ってもらう学習会を実施。助成により専門家にお礼を渡すことができた他、保育付きの参加費を安く抑えることができた。 ・スマイルパソコン 上池台福祉会館などを中心に、身体、知的障害者のためのパソコン講座を実施。講座を受けた人の一部はサポート側にまわり、助成金から報酬を出すことができた。それにより自信がつき、就労につながる例もあった。今後準備など手伝ってくれるボランティアを増やしていきたい。 ・ワップフィルム 大田区の商店街を舞台とした映画「商店街な人」を製作。区内の商店街をはじめ、京急電鉄や文化の森など各地でロケを実施し、企画、撮影スタッフ、キャストなどで多くの区民がボランティア参加した。今後上映会などをつうじて、地元の人の地元再発見、区外に向けての大田区PRにつなげていきたい。 ・六郷用水の会 2011年、六郷用水完成400年の節目にあたり、その価値を広く区民に知ってもらうガイドウォークや写真展を開催。その他小学校での地域学習サポート、六郷用水をわかりやすく紹介するリーフレットを大田観光協会とともに作成した。2月13日には、完成400年記念シンポジウムを開催予定。今後水路の復元に向けて提言をしていきたい。 ・六郷どんど焼きを守る会 平成18年から休止していた地域の伝統行事「六郷どんど焼き」を復活。助成によりポスター、チラシ作成、甘酒の配布や芋焼きができ、六郷とんび凧の会の協力も得られた。1月9日当日は700〜900人もの人でにぎわった。 ・ワイワイチルドレン 矢口特別支援学校の生徒を中心に、音楽療法やピアノ、体操をつうじて子ども達の放課後活動を支援。音楽療法には、障害のない未就学児も参加した。助成により回数を増やすことができた他、手作りだった楽器をきちんとしたものにすることができた。今後手伝ってくれるボランティア、対象とする子どもを増やしていきたい。 ・昔ながらのトマトの勉強会 せせらぎ公園にて、第6回トマトフェスタを開催。トマトをつうじて日本や世界の農業、環境について考えてもらおうと、全国から様々なトマトの産直市、段ボールで堆肥を作る講習会、トマト原産地ペルーの子どもを支援するバザーなどを実施。地元の商店街と連携してシールラリーも行い、9月26日当日は1400人もの人でにぎわった。 ・ワクワク山王クラブ 山王の子ども達を中心に、竹とんぼや竹馬などの工作教室を開催。それをつうじて、ナイフなど道具の正しい使い方や、挨拶や規律の徹底など社会のルールを教える。助成により、環境問題をテーマにしたソーラーカー作りや、子どもの個性を生かせる時計作りが実現できた。 |