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レジリエンス[2012年02月02日(Thu)]
そもそも、「演説」「学校」「野球」「社会」ということばも
日本語になく英語を訳すために創られたことばだと言いますが、
レジリエンス(Resilience)ということばを表す日本語はありません

ボールの「弾力性」を表現するもので、
それを人の精神状態にもあてはめて使います
タフというわけでもありません、ボールは、落ちると弾みます
落とされた衝撃を形を変えることで吸収しつつ、
床に力を返してその弾みで跳ね返ります
そういう一連の状態を表現します
「回復力」とも言われれますが、ただもとにもどるのではなく、
新たな状態をクリエイトするという時間軸と
変化に対するポジティブな意味あいがあります。

なので、震災後の復興する人々のレジリエンスもまた同じです。

ある状況を吸収し、跳ね返し、自分らしい形で次の態様をつくっていく
姿勢・態様・・・・とまあ、ややこしい訳になってしまいますが、
この 「レジリエンス」は、セルフ・エスティーム(これもまた説明必要ですが)
とともに人間の成長のキーワードだというのが、
結構、子ども・若者をサポートする世界各国の教育界やNPOにいおいて
共有されていきつつあります

レジリエンスが、どう育つのか、また、メンテナンスできるのか。
これが、おとなになっていく上で重要なポイントになります。
なので、子どもや若者にとって、
これを育む環境をどう提供するのかが重要です

好成績で順調に育ったと思った若者が、受験の失敗や就職先での失敗で
ひきこもってしまい、時には病に陥ってしまうということがあります
これは、レジリエンスを得られなかったがゆえの現象ですから、
どこから、そのレジリエンスづくりを
やり直すのかということが課題になります

レジリエンスは、人との間でしか育ちません
(このことはおいおい説明していきます)
それが得られなくなったのが今の育ちの環境なのです
本人のせいでも、家族のせいでもないのですが、
子育てにあたっては、どういう環境で子どもを育てるのかを
よくよく考えておく必要があります

子どもや若者だけで形成するコミュニティが
地域からなくなったと言われて久しいのですが、
このことがレジリエンスを得るチャンスを奪っているともいえます
最近の子ども・若者コミュニティは、全ておとなの監視下にあり
コントロールされやすくなっています
そのことが、子ども・若者のレジリエンスを奪ってしまいます

問題に自分で向き合い、解決していく姿勢
時には、自分で助けをもとめ、人に支えられながら
解決していく姿勢=これがレジリエンスなのですが、
多くのおとなは、これを待てずに、
指示・答・時には命令を与えてしまいます
そうやって、レジリエンスを奪ってしまっています

ああしろ、こうしろと言われて、言われるがままにそうしてきたら、
レジリエンスは育たないのです。

しかし、「こうであればレジリエンスは育たないという」
ネガティブ系だけの表現では不十分
そもそも、レジリエンスとは何か、どうやったら育つのか
レジリエンスがないとどうなるのか
ということについて、カナダの研究のある文献を訳してみたのですが、
この本だけでは、日本の中では伝わらないなと立ち止りました

文献から引っ張り出しながら、
このレジリエンスについて、どうやってお伝えしたらいいのか
私もこれから思考錯誤をしようと思っています

ちなみに、私の子育て時代の古いトピックスで、
すでにこのことばに触れています
米国NPO研修で、レジリエンスということばを学び、触発されたものです
http://www5d.biglobe.ne.jp/~JYTH/eo/opinion/1opinion9.html
Posted by 再生塾 at 14:28 | この記事のURL | コメント(0)
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