
現場実習説明会&個別ブース相談会(その1)[2012年08月12日(Sun)]
“やっぺす!人材育成スクール”事務局より、赤澤です。
8月9、10日の2日間、”やっぺす!人材育成スクール”に運営スタッフとして参加しました。
このプログラムは、内閣府の復興支援型地域社会雇用創造事業の一環として、石巻復興支援ネットワークが実施しているものです。
(現在2期募集中!)
復興の担い手となる市民を育むための人材育成プログラムで、スクーリングとインターンシップ(なかなか伝わらないので、現場実習と表現)を計180時間行うものです。
現在、第1期23名が参加、内22名が女性です。
当初はインターンシップ、といことで、大学生など若者を中心としたプログラムを検討していましたが、地元スタッフと話をするなかで、子育て中のお母さんや、親の介護をしながら、働くためのスキルアップがしたいという女性たちを応援するプログラムにすることに決めました。
具体的に参加者像をイメージしながら、平日で週3日、午前中3時間、託児付き、駐車場代がかからない会場、など色々な条件をもとにプログラムを組み立てました。
私の方は、別事業(起業支援)が主担当でもあり、スクーリングには初日のオリエンテーションを担当して以来、約1ヵ月ぶりの参加だったのですが、「1ヵ月前と明らかに参加の皆さんの顔つきが違う!!」と感じました。
山口さんから、経過の報告は受けていたのですが、思っている以上の変化。
最初の頃は、「緊張してます」「ついていけるか」「パソコン初心者で」など、不安を口にする人が多かったのですが、PCの基本操作やWord、Excelの学習など、回を重ねるなかで、どんどん自信もついてきたようです。
昨日、今日の2日間は、後半の現場実習先を選ぶために、石巻で活動するNPOや、地場の産業の復興へ頑張っている地元事業者の方に来ていただき、各々の地域での取り組みや、現場実習の内容ついてお話をいただきました。忙しい中、来て頂いたみなさんありがとうございました。

私も、現場実習先の皆さんに先立って、みなさんへメッセージをお話しました。
以下、要点のみですが。(色んな人から頂いた知見を引用させていただいています。)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
◎復興には長い道のりがあること。
復興は「階段」と「踊り場」の連続。
今は、復旧が一段落し、復興計画が実行されるまでの期間。目に見える進捗が感じられない「踊り場」期であること。
この時期に、まちの有り様を考え、まちに関わることが、とても重要であること。
◎市民による復興まちづくりもこれからが本番
・”やっぺす!起業支援ファンド”に応募してきた人、動き出した人はこんな人たち
…ボランティアで石巻に来たが、これからの復興のためにお役に立ちたい。
…地元で仕事を失ったが、自分、家族、仲間、地域のために、自ら仕事をつくりたい。
…実家(親族)がこの地にあり、震災が縁で戻ってきた。地元民として活躍したい。
◎復興まちづくりは、外からきた支援者や地元のリーダーだけでは進まない!
「攻め」…仕事(サービス、活動)をつくる、人を集める、お金を集める 等
=表に立って、動き回る立場
「守り」…記録をまとめる、活動を発信する、お金を管理する等
=地道に成果を積み上げる裏方
→ぜひ、動き出した人たちを支えていく人材に!
◎「地元」の人の存在は、本当に重要
・外から応援に来ている団体にとっては…
=石巻の地域のことをよく知っている。
=知り合いがいる。
=活動を継続が見込める。
→もちろん、地元の団体にとっても同様。
◎この活動を機に、新しい「縁」を育もう
「地縁」「血縁」+「好縁・志縁」
・NPOなどの活動は、「地縁」「血縁」とは、違う、新しい「縁」を紡ぐ機会でもある。
「好縁」=好きなことでつながる縁
「志縁」=目標や志を同じくする人との縁
◎「暮らしやすいまち」つくるチャンス
・「復興」はもとのまちに戻すことではない。
これまでよりも、もっと「暮らしやすいまち」をつくることが「復興」。
=子育て、介護に関わる女性、高齢者、障害のある人、日本語が母語でない人など、色んな人がくらしやすいまちへ。
→「自分」が関わること、変わることで、「まち」が変わるチャンス!
ぜひ、現場で活躍を!
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と、こんなところです。
みなさんのリアクションがいいので、ちょっと長めに話してしまいました。

(※この続きは次の記事へ)
8月9、10日の2日間、”やっぺす!人材育成スクール”に運営スタッフとして参加しました。
このプログラムは、内閣府の復興支援型地域社会雇用創造事業の一環として、石巻復興支援ネットワークが実施しているものです。
(現在2期募集中!)
復興の担い手となる市民を育むための人材育成プログラムで、スクーリングとインターンシップ(なかなか伝わらないので、現場実習と表現)を計180時間行うものです。
現在、第1期23名が参加、内22名が女性です。
当初はインターンシップ、といことで、大学生など若者を中心としたプログラムを検討していましたが、地元スタッフと話をするなかで、子育て中のお母さんや、親の介護をしながら、働くためのスキルアップがしたいという女性たちを応援するプログラムにすることに決めました。
具体的に参加者像をイメージしながら、平日で週3日、午前中3時間、託児付き、駐車場代がかからない会場、など色々な条件をもとにプログラムを組み立てました。
私の方は、別事業(起業支援)が主担当でもあり、スクーリングには初日のオリエンテーションを担当して以来、約1ヵ月ぶりの参加だったのですが、「1ヵ月前と明らかに参加の皆さんの顔つきが違う!!」と感じました。
山口さんから、経過の報告は受けていたのですが、思っている以上の変化。
最初の頃は、「緊張してます」「ついていけるか」「パソコン初心者で」など、不安を口にする人が多かったのですが、PCの基本操作やWord、Excelの学習など、回を重ねるなかで、どんどん自信もついてきたようです。
昨日、今日の2日間は、後半の現場実習先を選ぶために、石巻で活動するNPOや、地場の産業の復興へ頑張っている地元事業者の方に来ていただき、各々の地域での取り組みや、現場実習の内容ついてお話をいただきました。忙しい中、来て頂いたみなさんありがとうございました。
私も、現場実習先の皆さんに先立って、みなさんへメッセージをお話しました。
以下、要点のみですが。(色んな人から頂いた知見を引用させていただいています。)
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◎復興には長い道のりがあること。
復興は「階段」と「踊り場」の連続。
今は、復旧が一段落し、復興計画が実行されるまでの期間。目に見える進捗が感じられない「踊り場」期であること。
この時期に、まちの有り様を考え、まちに関わることが、とても重要であること。
◎市民による復興まちづくりもこれからが本番
・”やっぺす!起業支援ファンド”に応募してきた人、動き出した人はこんな人たち
…ボランティアで石巻に来たが、これからの復興のためにお役に立ちたい。
…地元で仕事を失ったが、自分、家族、仲間、地域のために、自ら仕事をつくりたい。
…実家(親族)がこの地にあり、震災が縁で戻ってきた。地元民として活躍したい。
◎復興まちづくりは、外からきた支援者や地元のリーダーだけでは進まない!
「攻め」…仕事(サービス、活動)をつくる、人を集める、お金を集める 等
=表に立って、動き回る立場
「守り」…記録をまとめる、活動を発信する、お金を管理する等
=地道に成果を積み上げる裏方
→ぜひ、動き出した人たちを支えていく人材に!
◎「地元」の人の存在は、本当に重要
・外から応援に来ている団体にとっては…
=石巻の地域のことをよく知っている。
=知り合いがいる。
=活動を継続が見込める。
→もちろん、地元の団体にとっても同様。
◎この活動を機に、新しい「縁」を育もう
「地縁」「血縁」+「好縁・志縁」
・NPOなどの活動は、「地縁」「血縁」とは、違う、新しい「縁」を紡ぐ機会でもある。
「好縁」=好きなことでつながる縁
「志縁」=目標や志を同じくする人との縁
◎「暮らしやすいまち」つくるチャンス
・「復興」はもとのまちに戻すことではない。
これまでよりも、もっと「暮らしやすいまち」をつくることが「復興」。
=子育て、介護に関わる女性、高齢者、障害のある人、日本語が母語でない人など、色んな人がくらしやすいまちへ。
→「自分」が関わること、変わることで、「まち」が変わるチャンス!
ぜひ、現場で活躍を!
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と、こんなところです。
みなさんのリアクションがいいので、ちょっと長めに話してしまいました。
(※この続きは次の記事へ)