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海賊日誌

海賊は、七つの海を駆け巡っています。
海賊問題をはじめとした「海」におこっている問題をリアルタイムに報告いたします。


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「あたご」の海難審判 [2009年01月23日(Fri)]
海賊日誌
昨日、イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の海難審判が下った。
あたごの見張りの怠りが主たる要因となった。もっとも清徳丸の回避義務違反も指摘されている。
自衛隊の管理教育体制に対し、勧告がなされた。
自衛艦に対し勧告がでたのは、これがはじめて(「なだしお」事件では一審で勧告されたが、高等海難審判では取り消された)
海難審判制度の変更の要因もあるが、今回、船長、当直には勧告がなされなかったが、刑事裁判ではまた別である。
今回の審判は、海上自衛隊について、極めて厳しい審判である。死者の責任にするのではなく、真摯に受止めて欲しい。

Posted by y_yamada at 00:15 | この記事のURL
韓国海軍もソマリアへ [2009年01月22日(Thu)]
海賊日誌
韓国政府は、20日、海賊対策のためソマリア沿岸に向け軍艦1隻と310人の兵士を派遣することを閣議決定し、2月の国会に諮ることになった。
すでに中国は軍艦2隻、補給艦1隻を派遣している。
すでに、ソマリア沿岸では、14カ国の海軍が海賊対策にあたっているが、日本は出遅れた感がある。海洋政策財団から提言を出して、すでに2ヶ月が過ぎている。早急な対応を望む。
Posted by y_yamada at 00:39 | | この記事のURL
松浦弘さんの葬儀 [2009年01月21日(Wed)]
海賊日誌
先週の金曜日、松浦史料博物館前館長である松浦弘さんの訃報が届いた。
松浦さんは、倭寇と恐れられた松浦党の本家にあたる今福松浦家の当主であり、平戸松浦家の血筋を継ぐ、海賊の末裔である。
学習院出身ということもあり、生前には懇意にしていただいた。
日曜日に長崎県平戸で葬儀が執り行われ、私も参列させていただいた。
松浦史料博物館には、松浦党にかかわる史料が多く、よく拝見させてもらいに行った。
ここに保管されている資料が読みたいために通信教育の古文書講座を受講したほどである。
ひとつに「天気見伝書」がある。松浦党に伝わる天気予報の本である。天気見伝書が私のデビュー作、「天気で読む日本地図」(PHP新書)のモチーフとなっている。
私が、海賊の専門家になれたのも松浦さんのお力添えがあったためでもある。
松浦さんには、心から感謝申し上げたい。そして、ご冥福を祈る。
旧松浦家別邸である博物館の庭には、白い水仙の花が、春の香りを放っていた。
Posted by y_yamada at 01:09 | | この記事のURL