海賊日誌

海賊日誌
尖閣諸島周辺の領海内で、台湾の遊漁船が海保の巡視船と接触して、沈没した事件は、ご承知の通り。
日本と台湾は、正式な国交がないく、海保も台湾のコーストガード組織「海岸巡防署」と正式な交流はないが、交渉ルートは確保してあるので、ご安心。
昨年、海洋政策研究財団が支援し、日・台海上保安フォーラムが開かれている。
政府間では、対応できない日・台間の海上保安案件について、交渉を行うチャンネルを作るミーティングだ。
日本からは、獨協大学の竹田教授、立命館の本名准教授と私の三人が出席。
台湾の海岸巡防署の関係者との打ち合わせを行っている。
今回の事件は、慎重な対応が求められるところではあるが、想定内のこといえる。
騒がず、領海およびEEZ内の事故として、日本の法に照らし処理することである。

海賊日誌
6日金曜日、フィリピンで海賊に家畜運搬船が襲われた。現在、ソマリア沖、南シナ海、マラッカ海峡において海賊事件が勃発している。世界のいたる所に海賊が出没している。連鎖反応を起こす。正直言って、いやな予感がしている。当面、船舶は、海賊対策をぬかりなく実行してほしい。
この十年間海賊研究をしてきたが、現在が、最悪の状況かもしれない。
船社、船員の方は、要注意。

海賊日誌
６月９日（月）古巣、日本財団ビルで、すばらしいセミナーが開かれました。
NPO法人「北の海の動物センター」と北方領土返還要求運動連絡協議会が開催したもので、タイトルは
「知床・流氷が育む生態系〜豊饒の海でいま何が・・・」
なかなか目にすることがない日本の北の海の動植物のことを伝えるものです。
ラッコ、シャチが生きる海、まだまだ日本には、すばらしい自然がいっぱいです。
このシンポジウムには、小池百合子元防衛大臣も参加しました。
私たちの願いは、海洋環境の問題を洞爺湖サミットで取り上げてもらうことにあります。
小池元大臣に私たちの願いを託しました。
そして、北方領土の存在を多くの国民に再認識していただくことを望んでいます。

海賊日誌
南シナ海のアナンバス諸島付近で、３月以来５件の海賊事件が発生している。
海賊は、銃とロングナイフを持ち、航行中の船に侵入し、船用金などを略奪する。
IMBでは、この海域で、２４時間体制の警戒を推奨している。

海賊日誌
仏と米国は、海賊討伐軍の創設提案を国連安全保障理事会に提出する段取りに入った。
ソマリア海域では、昨年、台湾船が襲われ中国人一人が殺された。今年に入り、ロシア、イギリス、フランスの船舶が襲われている。米国の客船が襲われたこともある。
五大国すべてが、海賊被害を受けているのだ。
いよいよ、米国を中心とした連合艦隊が、国連海軍となる日が近づいた。
ソマリア海賊の討伐が始まる。
日本の参加が求められた時の対応を政府は検討すべき時に来ている。
インド洋上の補給活動の議論では、国連軍となると民主党も反対できないことになる。

海賊日誌
昨日は、ソマリア沖・アデン湾で日本郵船のタンカー・高山が海賊に襲われる事件が起こった。
20日のイギリス・BBC放送によるとスペインの漁船が、ソマリア沖で海賊に誘拐されている。
アフリカ船員とスペイン人船員あわせて30人近くが、人質にされている模様。
昨年、アデン湾とソマリア沖あわせて43件の海賊事件が発生。
現在、最も危険な海域である。

海賊日誌
昨日は、ソマリア沖・アデン湾で日本郵船のタンカー・高山が海賊に襲われる事件が起こった。
20日のイギリス・BBC放送によるとスペインの漁船が、ソマリア沖で海賊に誘拐されている。
アフリカ船員とスペイン人船員あわせて30人近くが、人質にされている模様。
昨年、アデン湾とソマリア沖あわせて43件の海賊事件が発生。
現在、最も危険な海域である。

海賊日誌
ソマリア海賊が、アデン湾で日本のタンカーを襲撃した。
襲われたのは、日本郵船のタンカーたかやま。バラストタンクと燃料タンクの間に銃による穴があき若干の油が漏れている。
今年三月までにアデン湾で起こった海賊事件は５件。
今月に入り3件の報告がある。
アデン湾の海賊は、イスラム過激派と関係している。
本来は、身代金目的。テロの資金源とのうわさもある。

海賊日誌

フランスのクルーズ帆船がソマリア海賊に襲われ乗員３０人が誘拐される事件が起こった。乗組員30名の解放後、フランス首相は、国際部隊が創設されれば仏は「当然」同部隊に参加すると述べ、国連に対しソマリア沖とマラッカ海峡の海賊対策のための国際部隊創設を要請した。
フランス政府はは、海賊対策に係る国際的取り組みの組織化のため、国連安全保障理事会の14のメンバーに対し非公式にコンタクトをとることを示唆、今週中にも書面化した案を提出する意向を示している。
いよいよ海賊と国際社会の戦いが始まる。
対海賊、連合軍ができるのだろうか？海のPKOに発展するだろうか注目したいところだ。

海賊日誌
ソマリア海賊の行動変化について、ＩＭＢのノエル・チョン氏が言及
９日ロイズリストは、仏クルーズ船への攻撃に関連し、IMB海賊情報センター・ノエル・チャン所長の発言を要旨次のとおり報道している。
1. ソマリア東岸から海賊を駆逐しようという国際社会の努力の結果、海賊発生海域がソマリア沿岸を北上しアデン湾へ移動した。
2. これにより、海賊は主要な海運航路に近づくようになり、船舶は沿岸から200海里以上離れて航行するよう奨励されているにも関わらず、ソマリア沿岸200海里以内を航行することを余儀なくされるという危険な状況を作ってしまった。
3. 多くのタンカーが危険物を運搬しており、化学物質や原油を運搬するタンカーが襲撃にあった場合の環境破壊が懸念される。

日本海難防止協会ロンドン事務所より