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海賊日誌

海賊は、七つの海を駆け巡っています。
海賊問題をはじめとした「海」におこっている問題をリアルタイムに報告いたします。


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関門海峡の事故 [2009年11月03日(Tue)]
海賊日誌
この事故の原因として関門マーチスの問題を指摘した。海保の仕事を支援してきた立場として、あえて言及したのである。しかし、コンテナ船の無理な追越が第一の原因であると考えている。おそらく3ノットほどの潮流があり、コンテナ船をより下関側に流したのである。
また、事故の翌日、AISのデータを確認し、コンテナ船と自衛艦の衝突位置を特定した。自衛艦が中央によりすぎていることは他船の航跡から判断できる。しかも4分前にはコンテナ船の変針が確認できたはずである。海上衝突予防法において後進をかけた船舶は、汽笛短音三回鳴らすことが義務つけられているがなぜ鳴らさなかったのだろうか。
海保、コンテナ船、自衛艦 多かれ少なかれ、それぞれの問題があるようだ。
一部の自衛隊の支持者は私の見解に不満のようだが、事実を検証し確認してゆくことが私の役割であると考えている。事故の原因を冷静に判断することが、事故の再発を防ぐことにつながる。
6月海賊対処法の参議院外交防衛委員会で、自衛隊の活動に期待を寄せ派遣の正統性を述べた。自衛隊の正統な認識を得るためにも、客観的な判断を述べているのである。私たちの国の安全を守ってくれている自衛隊にある程度高度な能力を求めてはいけないのだろうか。

Posted by y_yamada at 23:30 | | この記事のURL