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令和5年8月災害ボランティアセンター立ち上げ訓練 [2023年08月29日(Tue)]
訓練日 2023年8月27日(日)13:30〜16:00
会場  総合福祉会館 ふくしの広場
参加者 焼津VC9名

 今回は前回に引き続きボランティアコーディネーターのスキル向上と維持を目的として、活動報告に関する問題の洗い出しを行いました。
 送り出したボランティアさんが無事帰って来ている事の確認、作業内容が完了したのか、継続の必要があるのかなど、ボランティアさんのボランティアセンター帰着後に提出してもらう活動報告に関する問題の洗い出しを行いました。

今回の事例
1.がれきの片付け
 落ちた屋根瓦を敷地内に片付け通行を確保する。
 ボランティア 男性3名
 活動内容 屋根瓦の片付け  ⇔ 作業量をどう報告してもらうか。集積したものをどうしたのか?
 作業は完了したのか、引き続きのニーズはあるのか
VCからの質問事項
 資材の不足はあったか?(土嚢袋を持って行かない設定になっていたが…)
 瓦の片付けとなっていたが、一緒に落ちていたガレキなどの処理はどうしたか? 
※まだ瓦が落ちそうな場所にボランティアを送れるかという疑問が出た。
※瓦は再利用するのか?最終処分をどうするのか?など事前調査が必要。

2.津波による床下および敷地内のヘドロのかき出し 
 建物に問題はなく、床板も外し済
 ボランティア 男性5名・女性2名
 活動内容 敷地内のヘドロの始末と床下のヘドロのかき出し。
 敷地に入ったがれき等をまず片付けなければならなかった。
 床下は狭いので、ヘドロをかき取ってバケツに入れる人・その中身を外へ持ちだして土嚢袋に入れる人、それをまとめる置き場まで運ぶ人など、バケツリレー方式で行うのが早いと思われるが人数が足りない。
 事前に配備された資材ではバケツも1輪車も足りない。1輪車よりリヤカーの方が効果的かもしれない。(現場までどう運ぶかはあるが)
 屋内作業はスコップよりジョレンが活躍するのでは。
※ヘドロのかき出しには底を抜いたペール缶に土嚢を被せて使うと良い。
※土嚢の集積場所までの搬出路。近ければ良いが、遠いと1輪車では無理。
 ⇒また、ヘドロと一般ごみをどう仕分けするかなどを平常時に考えておくべき。
※洗浄・消毒はどうなるのか?
※床板はがしはプロ(大工さん)でなければできない。

3.床下泥の除去
 建物に問題はなく、床板も外し済
 搬出先が未定なので、自宅前にヘドロの土嚢を積めばよい。
 午後はボラセンの広報の予定。
 ※家の床下がコンクリートか土のままかで作業が違う気がするが…。コンクリートの場合はヘドロの前に排水から始める事にならないか。

4.川の氾濫で出た庭のがれきと泥の撤去、排出場所を作ってほしい
 流木・岩なども入ってきている
 排出場所は地域で作られている事が判明
※クレーンやチェーンソーなどが必要になるだろうが、一般のボランティアさんに頼めるのか…?

※VCからのチェック項目はVC聞き取り担当者の聞き取りヒントのつもりで。
※聞き取り内容について、道路状況・近隣状況など今後の活動にどう生かすかを考えて聞く。
※初期の活動報告書で出て来る色々な意見をくみ取って、より良い派遣方法などを考える参考にして改善をしていく。
※帰着時間は一斉になるので、1つのケースに時間はかけられない。
※ボランティアさんも疲れて帰って来ているのでなるべくスムーズに。
※事前にガレキなどの処分方法はどうなるのか市に確認をしておく必要がある。
※ニーズの受付時の聞き取りや現場チェックを十分にした上でボランティア派遣を考えなくてはならない。
※依頼者の側がどれだけ一緒に仕事ができるかなども派遣人数を考える時に必要。
※津波などの場合、1戸1戸ではなく地域を面としてとらえてボランティアを入れる事も考えるべきではないか。

ニーズの拾い出し・洗い出しについてどのように行うのが良いのか
※待っていてもニーズはなかなか上がってこない。
※県社協などでニーズを集めたこともある。
※牧之原の竜巻では地域の人々がさっさと集まってボランティア云々の前にしっかり対応していた。
※HUGの後で各自治体に「ボランティアが必要なら社協に言うように」と伝えたらどうか。
※自治会長がニーズを集めて社協に言うというルートを、我々も自治会の一員として言う事はできるのではないか。
・その他 略
以上(KO)