自治会HUG勉強会(港第14自治会) [2018年06月12日(Tue)]
自治会HUG勉強会(港第14自治会)
日時 2018.6.9(土) 18:30〜21:00 場所 石津コミュニティ防災センター 参加者 合計 65名 自治会 53名 防災委員長、HUG参加者 52名(男29、女23) 内訳(町内会長、自主防、女性防災委員、民生委員、保健委員、女性部 ほか) 焼津VC 12名 平田・熊切(講師)、松永(司会)、ファシリテーター:増田博、 杉崎、(松永)、今村、本間、八木、榊原敏、亀山、杉山、(熊切) ゲーム参加:川内 見学 焼津JC 2名 水野氏、鈴木氏 1.港第14自治会の特徴 当自治会は、5年連続でHUGを開催している。 自治会には12の町内会があり、5つの町内会が海や港に面しており、 津波浸水想定の範囲には、10の町内会がある。そのため、住民の津波 に対しての関心が非常に強い。 今年度から、女性防災委員会を立ち上げ8名の委員が誕生した。 その甲斐もあってか、自治会HUG参加の男女比は平均7:3が多いが、 今回は、55:44と女性の参加が半数近くあり、男女ともに関心の高さ がうかがえる。 2.「避難所運営ゲーム(HUG)」 ・12町内会を6グループ(2町内毎に1グル−プ8名位)で構成。 ・各グループでVCが読み上げ係りとファシリテーターを担当。 参加者は、カード配置者と伝達情報掲示担当1名。 ・HUGカード(通常の249枚+オプションカード14枚) オプションカードは、男女の配慮等のカードを主に追加した。 (トイレの配置、女性用品の配布方法、更衣室、物干し場、授乳室、 DV、LGBT関連等) ・HUGの説明の中で、改訂された「静岡県避難所運営マニュアル」、 「避難生活の手引」の紹介と、県のHPから各マニュアルを読んでも らうように薦めた。。 ・今回は、ゲーム終了後の振り返りの時間をやめて、女性講師(熊切氏) から、「避難所運営における女性の参画の必要性」について、説明を 実施。 ・昨年から試行しはじめた「会場の消灯」をして、夜間照明が無い暗闇 の中で速やかに避難所に避難することが、いかに難しいことを体験し てもらった。 ・HUGカードの進行状況 60分 平均 170枚 グループ1 154枚 グループ2 166枚 グループ3 159枚 グループ4 232枚 グループ5 158枚 グループ6 150枚 前回に比べてカード進行枚数が多かったようだ。今回は、対応時間の かかるオプションカードの中の、大量の避難者の車の駐車スペース確 保カードを外したのも関係あったかもしれない。 3.質問・意見 時間の制約もあり、トイレ不足の質問に対して各グループからの意見 交換のみを行った。 4.感想・反省等 ・今回は、女性参加が多い事が予想されたため、女性の参画を意識して 「避難所運営における女性の参画の必要性」について、説明を実施し て好評であった。 ・「会場の消灯」による「暗闇体験」は、避難所の雰囲気をイメージで きて体験も好評だった。開始時刻には屋外が明るいため、屋外が暗く なってから実施した。 ・参加者の振り返りの時間を女性参画の説明に変更したため、無くした が参加者のニーズから今のところやむをえないと思う。 ・勉強会終了後には防災委員長から、来年も6月にHUGの実施希望が あった。HUGを自治会の防災勉強会の一つとして毎年開催していただ いており、今回も満足頂けたものと思われる。 ・毎回の事だが、最後の終わり方がスッキリしない。 「カードの片付け作業」の時間が、グループ毎でバラツキが大き過ぎ るため、全部のグループが完了するのを待っていると、無用の時間が 生じる。そのため、「閉会の挨拶」の前にしても、後にしてもざわつい たり聞いていなかったりするため、最後がスッキリと終わらないので 工夫が必要である。今後、解決するために、グループ毎の「カード片 付け」時間のバラツキを無くす工夫を考えてみたい。 5.自治会HUGアンケート結果紹介 Q1 勉強会申込理由 A1 地域防災力の強化 Q2 勉強会で印象に残った事 A2 部屋の照明を消しての説明は実感がこもっていた。 トイレの問題は皆さんが心配している項目だった。 ゲームには、ほとんどの人が参加していた。 Q3 避難所(14自治会は3カ所)」に関して抱える問題 A3 津波浸水域にあり、すぐには使えそうにない小学校。 備蓄品を置くスペースが無い小学校。 スペースも少なくて使い方が難しいコミュニティ防災センター 「勉強会風景」 以上 (SH) |