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ぼんやりは大切よ!!(2012年09月12日)

〜 講演会を開催いたします 〜
氏名・所属・連絡先を明記の上、10月10日までにお申し込み下さい。(Fax可)


演題:『 脳科学に基づく合理的発達支援の提案 』

これまで脳は外界からの刺激に反応して活動すると考えられてきたが、私達が行動を起こす時に、必ずしも外界からの刺激があるわけではない。むしろ、何を考えるでもなく、ぼんやりしている時や、車の運転や洗濯、入浴といった日々繰り返される日常動作をしている時にこそ考えが思いつくものである。
意識して何かをしていない時にも活動していて、意識している時の20倍ものエネルギーを消費している脳の領域が発見された。この領域は人間にとって大変重要な活動をしておりDefault Mode Networkと名づけられた。私達がどう生きるかを考える時にはこの脳領域を使用するといわれている。
障害児の療育を振り返ると、「出来ないことを少しでも出来るように」という理念の基に、様々な課題学習が行われる。しかし、Default Mode Networkの発達を促すには課題学習は無力で、何もしない・ボンヤリする・日常的な生活動作をこなすこと等が有効らしい。「療育漬け」ではなく、負荷の無い一見無駄に見える時間の過ごし方こそ、どう生きるかという人間の発達の基盤を育む可能性が高いということに療育業界の専門職には気づいていただきたい。


講 師 : 医学博士 林   隆 先生
       山口宇部発達医療センター センター長

      医療福祉コンサルタント 河 本  佳 子 先生
      前歴:スウェーデンマルメ大学総合ハビリテーリングセンター作業療法士

日  時 : 平成 24年10月14日(日) 14:00 〜 16:00
       受 付 :13:30〜/基調講演:14:00〜15:00
       スヌーズレン紹介15:00〜15:45/質疑応答

場  所 : 山口県労働者福祉文化中央会館(労福協会館)
     〒753−0078 山口市緑町3−29  083−925−7332   
参加費 :  1,000円 (資料代など)

後  援 : 山口県 ・山口県教育委員会 ・ 山口市 ・ 山口市教育委員会




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