ボランティア・スキルアップ講習会を開催しました。 [2020年03月22日(Sun)]
2019年12月21日(土)
宮城県立こども病院さんとワンポケの共催で ボランティア・スキルアップ講習会を開催しました 今回もこども病院内の愛子ホールをお借りして ワンポケ理事長の田澤雄作先生を講師に 『子どもたちの心身症 現代の養育環境は子どもの希望とみらいを奪う〜』 というテーマで講演をしていただきました 長時間の映像メディア(テレビ)から始まった慢性疲労が その回復のための良質な睡眠不足と無気力を助長し 自尊心を傷つけられ、寂しく生きる子どもたちをつくりだし 多様な社会現象(不登校・発達障害・ネット依存)や反社会的事件の源となっています。 不登校やひきこもり、ゲーム・スマホ依存や 後天性発達障害の子どもの急増(子どもだけでなく青年や大人も)という 大問題の背景にあるのは、長時間の映像メディアの他に 進学競争や部活動などによって「親子・家族の時間」といった 子どもの真の幸せな時間を奪っているということも見逃してはなりません。 そしてこの責任は、子どもの幸せ・変化に気づかない あるいは無視や無関心を装う大人にあるのだということを忘れてはなりません。 田澤先生ご自身が長年小児科医として これまで多くの子どもたちと向き合って見てきたこころとからだの変化や 研究から見えてきた家族の機能低下の問題などを解説していただきました。 講演後は多くの質問が寄せられ予定していた時間を過ぎてしましましたが 受講した皆さんの関心の高さがうかがえました 受講後のアンケートには ●保育士なので日頃から子どもたちの「スマホ依存」「ネット依存」に対する恐怖を感じていたが、具体的にどのような影響を与えるかを知らなかった。今回田澤先生のお話を聞いて改めて恐怖を感じるとともに、「まなざし」や「会話」「笑顔」といった人と人とのコミュニケーションが大切なのだと学んだ。依存する子どもたちの根源には「さみしさ」があることを忘れずに今後も子どもたちに接していこうと思う。ありがとうございました。 ●解説を聞きながらメディアがもたらす影響に危機感を感じていたので、親子(父と赤ちゃん)が寝転んでスマホを見ている写真がショッキングで印象に残った。家族のコミュニケーションや親のあたたかい眼差しがとても大切だと学んだ。 ●ボランティア中にもゲームやスマホに夢中になっている子どもが多く気になっていた。これまではなんとなく良くないと思っていたが、今回それに伴う症状や悪い影響について詳しいお話が聞けたので受講して良かった。 ●いつも興味深い題材についての講演をありがとうございます。次回も田澤先生の講演が聞きたいです。 ●スマホは注意力を奪う最強のマシーンであること、注意力が低下することを具体的に数値で示してもらえたのでどれだけ怖いものかしっかりと理解できた。子どもを持つ親には聞いてもらいたい内容だった。 ●来年は是非続きが聞きたいです。 など多くの感想が寄せられました。 皆さんから寄せられたお声は今回も講師にお届けしました 今回はこども病院のボランティアさんや職員の方、ワンポケの会員の方々など約30名の皆さんが受講してくださいました ご参加くださった皆様 こども病院のスタッフの皆様 講師の田澤先生 どうもありがとうございました。 事務局 うっきー |