JHHHネットワーク会議に参加しました [2015年12月04日(Fri)]
クリスマスイベントの準備に追われすっかり遅くなりましたが
![]() 10月18日(日)に札幌で行われた JHHHネットワーク会議のご報告です ![]() JHHH(日本ホスピタル・ホスピタリティ・ハウス)ネットワーク会議は 病児とご家族のための滞在施設を運営する団体が 年に一度、全国から集まって交流する機会で、 今年は北海道大学情報教育館で行われました ![]() まずは、今回の会議を主催してくださった 北海道ファミリーハウスさんによる活動紹介 ![]() 北海道ファミリーハウスでは自分たちで施設を運営するのではなく、 道内各地の大家さんがボランティアで提供・管理するお部屋や ホテルが社会貢献運動の取り組みとして数室提供しているお部屋を、 ファミリーハウスとして低価格で利用者に紹介しているそうです。 北海道のように広い地域では数多くの施設が必要でしょうから このような形態が適しているのだろうなあと思いました ![]() つづいての講演会では 『がんに挑む、がんに学ぶ』というテーマで 公益財団法人 札幌がんセミナー理事長の 小林 博先生がお話をしてくださいました ![]() 取り組まれていた「がん細胞の異物化」の研究のお話や スリランカでお仕事をされていたころのお話など… 先生の穏やかなお声をお聞きしているうちに あっという間に時間が過ぎてしまいました ![]() 講演会の後は、トピックスとして 日本財団さんの『病児・家族支援の取り組み』の報告や 『小児慢性特定疾病児童等自立支援事業』についての説明、 各地にできる新しい滞在施設の情報の紹介などがありました ![]() 午後は4つのグループに分かれて テーマ別の分科会が開かれました★ ワンポケは「病院・関連団体との連携」の分科会に参加。 北海道から鹿児島までの11の団体の皆さんが集まり、 各団体で病院や関連団体と連携をとるために どのような取り組みをしているか報告し合いました。 ●患者会にアンケートをとり、それを病院にも提出し 滞在施設の必要性について理解してもらった ●病院の窓口となる担当者が変わっても関係性が変わらないよう 出来るだけ継続してかかわりをもつ ●全国の滞在施設のリストをハウス内に掲示し、 県外へ転院する際にも参考になるようにしている ●ハウスに空室がないときには連携しているホテルや ウィークリーマンションなどを紹介している …など他の団体で行っている取り組みを聞くことができました。 ラッコハウスでも実践できそうなものもあったので 少しずつ取り入れていきたいと思います ![]() また、いくつかの団体からは ●設立当初は病院と密に連携していたけれど 時間が経過し院内の内情が変わると疎遠になってしまった ●病児の兄弟姉妹も病院だけでなくハウスでもサポートできたら… …といった課題も聞かれました ![]() 時間が足りず、各課題の解決策までは話し合えませんでしたが 各団体の抱える課題や悩みを聞くと共感できることも多く、 全国各地の皆さんも同じように悩みながら 頑張っていらっしゃるのだなと励みになりました ![]() 最後に全体で分科会の内容を共有し、 今年のネットワーク会議は終了となりました ![]() 会議の中で得た情報を今後の運営に生かしていき、 来年もまた全国の施設の皆さんとお会いできたらと思います ![]() 事務局 ふらんそわ ![]() |