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日産自動車での講演 [2018年07月09日(Mon)]
 7月3日、日産自動車横浜工場で「加害者家族と交通事故―飲酒運転撲滅に向けて」と題して講演を行いました。

 2015年に、現代人文社から『交通事故加害者家族の現状と支援―過失犯の家族へのアプローチ―』を上梓しました。

 本書では、加害者家族の中でも交通事故案件に焦点を当て、交通事故加害者家族が抱える問題と支援の在り方について検討しました。

 200件近くの交通事故案件から、家族を通して、加害者が事故を起こすに至る原因も明らかとなっています。

 事故が起こった後に、家族は、会社は加害者に対して何を行うべきか。現在、飲酒運転に対する社会の目は厳しく、それにも関わらずにルールを破ってしまったのですから、それ相応の「罰」が課されることはやむを得ないと思われます。しかし、罰だけで、加害者は変わりません。事故を起こす背景に何があったのか、加害者の心理にアプローチする必要があります。

 私は、加害者対応にもケアの視点が必要だと考えています。事件後の強制的な「事情聴取」では、加害者の本音を導き出すことは難しいと思います。カウンセリングを重ねる中で、職場でのストレス、家庭でのストレスが過剰な飲酒に繋がっていたり、依存症が発見されるケースが多々ありました。

 逮捕は、会社にも家族にも大きな影響を与えます。それゆえに、会社も家族も二度と同じことが起こらないようにと加害者への視線が監視的になりがちです。家族も会社もダメージを受けたわけですから、監視的対応になる心境も当然だとは思いますが、過剰になると加害者は問題を隠すようになり、人間関係はギスギスしたものになるでしょう。

 会社も家族も、WOHのような外部の相談機関等と連携し、「ケアの視点」を含めた再発防止策を講じる必要があると思われます。

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