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紀伊半島災害復興基金第1次助成公募開始! [2011年11月24日(Thu)]
わかやまNPOセンターでは、紀伊半島災害復興基金の第1次助成公募を開始しました。

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 この度の台風12号におきまして、被害に遭われました皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 わかやまNPOセンターでは、今回の災害におきまして現地の被災者支援にあたる団体に対して、継続的な間接資金支援を行うべく、「紀伊半島災害復興基金」を設置の上、広く寄付募集を行っております。
 今回、復興基金に対する寄付を、NPO・ボランティア団体の専門性を活かした現地の被災者支援に結びつけるために、第一次の助成先を公募いたします。

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 今回の災害では地元の和歌山に大きな傷跡を残しました。また被災地域も日高地域から南紀熊野地域に広がり、特に山間部や川沿いに被害が集中しています。これらの復興には長期間かかると想定されます。
 今後の復興に向けては、被災地のみならず、避難されている方々への個別ケアやコミュニティの再生など、支援のニーズはとても広くなると想定されます。このような被災者支援や地域の支援を行うにあたっては、日ごろからの様々な活動や社会的サービスを提供し、生み出しているNPO・ボランティア団体の専門性は必要不可欠であると同時に、重要であると考えます。
 本復興基金を通じて、被災者支援に関わる和歌山のNPO・ボランティア団体が連携・協力し、「被災地に寄りそって支える人を支える」ことで、被災者ひとり一人のいち早い生活再建と地域のつながり・地域コミュニティの再建を目指し、来るべき南海・東南海地震に対しての「地元力」を高めることを目指すものとします。
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◆助成対象活動
 ・和歌山県・奈良県・三重県内の台風12号に伴う被災地で行われる支援活動全般
 ・いずれも2011年9月2日以降の活動について対象にします(過去の活動も対象となります)
 ・活動にあたっては必ずボランティア保険に加入してください

◆助成対象団体
 以下のすべての要件を満たす団体(法人格の有無は問いません。個人は対象としません)
 ・和歌山県、奈良県、三重県なのいずれかに事務所、もしくは活動拠点があること
 ・非営利組織であること(営利目的の組織は対象外)
 ・任意の団体にあたっては、団体のメンバーが5名以上いること

◆助成額
 1事業10万円上限。
 助成総額は30万円(3団体程度)を想定しますが、申請額により変動します。

◆公募時期
 2011年11月24日(木)〜12月14日(水)17時必着(メール・郵送・持参含む)

◆助成決定
 2011年12月下旬までに決定(予定)

◆助成団体選考方法について
 ・わかやまNPOセンター理事会内に設置する審査委員会で審査を実施します。
 ・審査基準
  @本基金・助成金の主旨に合致した活動か
  A実現可能な体制、専門性、力を持っているか
  B被災地で暮らす人々の内発的な力を引き出そうとしているか
  Cさまざまな人との協働・ネットワークを組めているか
  Dその他、各審査委員の専門性から見た観点

◆その他詳細含めて募集要項はこちらから。
 http://www.wnc.jp/saigai/1st_yoko.doc

◆申請用紙はこちらから。
 http://www.wnc.jp/saigai/1st_shinsei.doc
悪質な訪問販売等に注意! [2011年09月24日(Sat)]
水害被災地を中心に、消火器の訪問販売をはじめとした悪徳商法が出回っている模様で、各自治体が注意喚起をおこなっています。

このブログをご覧になったみなさん、是非、周囲でのお声かけなど、よろしくお願いします!
和歌山南部、今が雨のピーク [2011年09月21日(Wed)]
現在台風は潮岬の南南東の海上にあります。
和歌山県内は今が雨のピークとみられます。県の雨量計の観測では田辺市・東牟婁郡の山間部では時間50〜80mmの非常に激しい雨となっています。土砂災害警戒情報も発表されています。

なお、台風の西側、南側にはそれほど強い雨雲がつらなっている状況ではなさそうで、あと2時間3時間で峠は越えるものと思われます。

あと少し、被害が出ないことを祈るばかりです。
台風15号、まさかの急発達! [2011年09月20日(Tue)]
一般に台風は北緯30度を超えると発達することは少ないとされていますが、今回の台風15号は北緯30度を超えた20日にもなんと965から940ヘクトパスカルまで発達しました。まさに異例の台風です。台風の目もしっかりしており、雲も締まって強い勢力であることがうかがえます。

現在の最新の予報では東海地方に上陸する可能性が強くなっています。
紀伊半島では今夜から再び広い範囲で雨が強くなっています。

台風が紀伊半島にもっとも接近するのはお昼前とされています。現在中心の北東側に強い雨雲を伴っています。これからしばらくは雨が強くなったり弱くなったりを繰り返しながら経過し、台風本体の雨雲が近づく明日明け方からいっそう雨が強くなることが予想されます。

通過後はだいぶん雨は収まるものと思われますが、かなりの雨が予想されますのでしばらくは土砂災害への警戒が必要です。
天気そろそろ崩れる・・・? [2011年09月19日(Mon)]
今日の午後から雨の予報の紀南地方ですが、今のところ雨はほとんど観測されていません。新宮市内は青空が広がっています。

・・・が、そろそろ新宮市南東沖、紀伊半島南方沖に雨雲が発生してきています。
14時現在はゆっくり北上しています。すぐに雨の心配はなさそうですが、夕方には雨模様の可能性が高くなってきました。早いところで15時台と思われます。
日本財団から緊急助成 [2011年09月17日(Sat)]
この「CANPANブログ」を運営している日本財団から、今回の紀伊半島における豪雨水害の被災地支援に当たる団体に緊急の助成をいただけることになりました。

参考:日本財団笹川会長ブログ>

今回の助成策は以下の通りです。
日本財団の迅速なご支援に感謝申し上げます。

援助先:(社福)新宮市社会福祉協議会
活動内容:ボランティア活動拠点「新宮市災害ボランティアセンター」の設置・運営、別途、ガリバー社から車両(ワンボックス、軽トラ等14台)の無償提供を予定
金額:4,970,000円

援助先:(特)わかやまNPOセンター
活動内容:新宮市災害ボランティアセンターの共同運営、調査及び情報発信
金額:2,001,000円

援助先:和歌山大学FORWARD
活動内容:新宮市災害ボランティアセンターの運営補助、学生ボランティアのコーディネート
金額:997,000円

援助先:(特)白浜レスキューネットワーク
活動内容:避難者への物資、食料等輸送
金額:997,000円

援助先:(特)和歌山県災害救助犬協会
活動内容:ペットの保護、一時かり(三重県南部〜和歌山県南部)
金額:975,000円

援助先:にんにこ被災者支援ネットワーク
活動内容:家屋の片づけ、泥だし活動、浸水した農地での作業支援
金額:400,000円

援助先:紀州梅の郷救助隊
活動内容:家屋の片づけ、泥だし活動
金額:360,000円

援助先:日本防災士会和歌山県支部
活動内容:家屋の片づけ、泥だし活動、ボランティアの送り出し
金額:228,000円

合計 10,928,000円
雨の強さの表現 [2011年09月17日(Sat)]
テレビなどで雨の強さの表現をいくつか聞くかと思いますが、こんな感じです。
# 気象庁Webサイトから引用

時間雨量
10〜20mm 「やや強い雨」 この程度の雨でも長く続く時は注意が必要
20〜30mm 「強い雨」 側溝や下水、小さな川があふれ、小規模の崖崩れが始まる
30〜50mm 「激しい雨」 山崩れ・崖崩れが起きやすくなり危険地帯では避難の準備が必要

50〜80mm 「非常に激しい雨」 マンホールから水が噴出、土石流が起こりやすい、多くの災害が発生する
80mm以上 「猛烈な雨」 雨による大規模な災害の発生するおそれが強く、厳重な警戒が必要


そして、1時間雨量が概ね100mmを超えると、「記録的短時間大雨情報」(通称:キロタン)が発表されます。気象台のアメダス観測所での観測だけではなく、雨雲レーダーの解析より、100mm相当以上の雨が降ったと推定される場合も発表され、より厳重な警戒を必要とします。

 「記録的短時間大雨情報 ●●で100mm」 はアメダス観測点での観測
 「記録的短時間大雨情報 ●●市付近で100mm」 はレーダー解析による推定

という違いがあります。

通常は、累積雨量と時間雨量を一定の係数で掛け合わせることで、土砂災害警戒の判断の基準となるのですが、今回の水害による被災地では、もともと土地に相当の雨水がしみこんでいることから通常の土砂災害警戒基準が通用できないことも想定されます。
地元自治体の避難指示・勧告に従うことはもちろん、普段と違う兆候を感じたら自主避難をおすすめします。夜間の避難は危険を伴いますので、明るいうちに・・・。
雨量情報 [2011年09月17日(Sat)]
和歌山県が設置している雨量計の観測による、16日の降り始めから17日0:30までの累積雨量上位10カ所は以下の通り。

田辺市大杉(旧大塔) 90
古座川町松根 90
田辺市野竹法師(旧中辺路) 87
新宮市篠尾(旧熊野川) 87
田辺市野中(旧中辺路) 80
古座川町滝の拝 80
田辺市静川(旧本宮) 80
田辺市熊野(旧大塔) 78
田辺市三越(旧本宮) 76
新宮市滝本(旧熊野川) 76

このほか、旧田辺市東部より東、東牟婁地域の山間部で累積雨量が60mmを超えているところが多数あります。これらの地域では17日早朝までに100mmを超える地点が出るのはほぼ間違いない状況です。
また、紀中の山間部でも累積雨量が50mmに達しそうなところが出始めています。明日朝方には100mmを超えるおそれがあります。

今回の雨は、南東方向からの暖湿気流によるもので、紀伊半島の南東部で特に強い雨が降りやすい状況となっています。現在は強いところで1時間に10〜15mmの降雨となっていますが、暖湿気流の流れ込みは当分続く見込みで、雨はまだ強弱を繰り返しながら降り続けるおそれがあります。

※ 上記累積雨量には本宮や古座川など、先日の豪雨で設備が損傷した地点のデータは含まれていません。
NHK和歌山放送局・生活情報 [2011年09月16日(Fri)]
NHK和歌山放送局では、紀伊半島水害に関連した生活情報などを随時配信しています。

NHK和歌山放送局・台風12号関連ポータルサイト
http://www.nhk.or.jp/wakayama/emergency/
※ 被災地からの情報も募集中。特設電話・FAX・電子メールから送信可能。


和歌山地区の総合テレビでは9時から夕方まで、L字型画面でライフライン等の情報を配信。またデータ放送でも同じ情報を入手できます。
また、和歌山地区のNHK-FMでは、9時から夕方まで、毎時0分と30分から5分間程度、災害関連ニュースとライフライン情報などが放送されています。

和歌山県内のNHK-FMの周波数は以下の通りです。

和歌山 84.7
御坊 83.9
新宮 83.8
田辺 81.8
(以下、小出力エリア)
串本 85.4
すさみ 85.2
本宮 84.4
九度山 83.2
紀伊清水西 82.7


雨に注意! [2011年09月15日(Thu)]
紀伊半島南部、特に南東側は台風15号の外側を回って入り込む、湿った暖かい気流の影響で今夜から週明けにかけて雨が降りやすいとの予報です。
19時現在、新宮では小雨が降り出したとの情報です。

少しの雨で土砂崩れ、堰止め湖の決壊などが考えられますので、十分注意してください。
被災地での災害ボランティア活動も天候次第で中止・内容の変更がありますので、そこを十分含んでおいてください。また雨具の準備をお忘れなく。

台風15号は来週は南西諸島付近でほぼ停滞するとの予想。進路によってはこの天候が続く可能性があります。
今日発生した台風16号は日本からどんどん離れていく予想で、直接の影響はほとんどないと思われます。
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