わかやまNPOセンターでは、7月11日(金)に、当時和歌山市長選挙立候補を表明されていた6名の方の事務所を訪問し、NPO・ボランティアをはじめとした市民活動支援施策に関するアンケートへのご協力をお願いしました。
アンケートをご依頼したのは以下の6名のみなさんです。
遠藤富士雄さん、尾花正啓さん、小早川正和さん、芝本和己さん、中津孝司さん、浜田真輔さん(五十音順)
7月31日(木)を締切とさせていただきましたところ、8月1日(金)17時現在、5名の方からご回答をいただきました。ご回答を、わかやまNPOセンター事務局への到着が早かった順にご紹介します。お名前は、回答本文に記載されていた表記でおこなっております。
【質問1】
和歌山市は県庁所在地の中核都市として、県全体のリードする役割を期待されています。和歌山市の活力あるまちづくりを進めるには、市民・行政・企業等の連携と協働が決定的に大切です。これまで以上に、市民活動を元気にさせていく環境醸成と条件整備が不可欠です。
そのために、「和歌山市まちづくり基本条例」や「市民自治基本条例」の制定を提案いたします。貴殿の市民活動支援政策の中で、これらの条例制定に賛成されますか。もしくは反対されますか。その理由につきましてもご教示くださるようお願いいたします。
(中津 孝司さん)
「憲法をくらしに生かす市政を」と訴えています。憲法が定めた地方自治は、地方のことは地方で決める、市政のことは市民が決めるということですので、議会はもちろん、常に広く市民の声を市政に反映できる仕組みをつくることは当然必要だと考えています。「活気ある住みよい和歌山市をつくる会」は市民アンケートを実施し、現時点で3600を超える回答が寄せられています。様々な市民の要求を一つひとつ実現し、市民参加で住みよいまちづくりを進めたいと思います。そのために、まちづくり基本条例や市民自治基本条例をつくることに基本的に反対するものではありません。ただ、自治体によっては国のナショナルミニマムの放棄や社会保障の解体に荷担するかのような条例もあり、内容の検討が必要だと考えています。
(小早川正和さん)
賛成。
大学創設⇒学生年齢流出阻止!大卒学歴だけでは就職不可⇒非正規派遣時代対応
安価授業料⇒オンデマンド授業(youtube等活用)
ビッグ愛等県jr駅付近等⇒県全体から通学可能範囲!
旧市街地⇒水運開運時代⇒鉄道タイヤ時代⇒中心市街地ではない⇒廃墟!
箱物建設しても⇒テナントオーナー祝日16日間週休二日制では交代要員確保厳しい現状 跡継ぎ困難予見!
美薗・南海市駅前を再開発すべき!
(尾花正啓さん)
「和歌山市まちづくり基本条例」や「市民自治基本条例」は、最も基本的で重要な条例になるものであり、市民の定義を外国人等に広げるかなど活発な議論がされています。今後、地方自治法等との関係も踏まえ、多くの市民の方の意見をお聞きし、制定に向けた検討を丁寧にしていく必要があると考えています。
(浜田しんすけさん)
「和歌山市まちづくり基本条例」や「市民自治基本条例」の制定について、基本的に賛成します。これからの地域社会は、国主導で作られるものではなく、地方分権が進められてこそ、住みよい、また住みたい街づくりが可能と思います。市民と行政がともに街づくりを進めて行く上で、条例の制定は有効と考えています。ただ、条文を作ることが大切ではなく、情報を共有しながら、多くの市民が参画するなかから理解を得て、条例を作って行くことが必要と考えます。
(芝本和己さん)
賛成します。
どのようなまちにしていくのか、自ら「ルール」を制定することにより、「担当課の担当が変わることにより各種民間団体との協働の在り方が変わる」と言った弊害がなくなります。限られた財源と、民間団体との協力によって「新しいサービス」を提供する協働はこれからの時代、当然の手法で、これを何らかの条例を制定、ルールづけるということは時代の流れの中で必然と考えます。
【質問2】
これまで和歌山市では、「わかやまの底力―市民提案実施事業」などを公募するなど、一定の成果と評価をあげてきました。そこで、この種の事業の拡充とさらなる持続発展が必要だと考えますが、貴殿の政策や公約の中ではどのように位置づけておられますか。また、これら以外に市民との連携・協働を推進する具体的支援施策をお持ちでしたらご教示くださるようお願いいたします。
(中津 孝司さん)
「わかやまの底力・市民提案実施事業」は、なかなかおもしろい事業だと思いますので、廃止する考えはありません。事業が単年度で地域が限定されているため、市民の認知度が低く市域全体にあるいは時間的な経過に広がりが持てるようなものになれば、もっと良いものになるのではないかと思います。市政のあり方や事業全体について、構想段階はもとより、計画段階、実施段階においても、より市民参加を広げ、議会はもちろん、市民のみなさんや市職員のみなさんの知恵を生かした市政運営をしたいと考えています。
(小早川正和さん)
必要だと考える。
最低賃金⇒最低【701円】(近畿圏内)⇒人口増厳しい「出稼ぎ県⇒流出県」
生活費安価ならばバランスとれる!生活費安くするには⇒解決策【家賃住宅費補助!】
(尾花正啓さん)
まちづくりの主役は市民であり、市民提案実施事業の拡充をして参ります。
(浜田しんすけさん)
「わかやまの底力−市民提案実施事業」などを公募するなどの和歌山市の事業について、継続することが必要と考えます。私は、「40万人都市の復活、年間1000万人の誘和」を目標に掲げ、その実現に向けて、和歌山市域内経済成長5%アップの産業育成を施策としています。また、慣例にとらわれない観光政策を進め、誘和(観光客だけではなく通勤や通学など様々な理由で和歌山市に来られる方を含む造語です。)の増加を行いたいと考えています。これらの施策を進める上で、より多くの市民のみなさまからの提案を受け入れる機会と位置づけています。
(芝本和己さん)
私は「市民主体のまちづくりで和歌山を変える」とのキャッチコピーで立候補を表明致しました。また、「まちづくり」は「人づくり」とも掲げており、地域の人材育成、組織の育成につながることは積極的に展開していきたいと考えています。ですので、この事業を持続、発展させていくのは当然、と考えますが、今後はよりいっそう、「本市に必要な分野への提案型」の展開も考えていきたと思います。支援策としましては伏虎中学校跡に創設予定の「街(まち)の駅」で「協働の拠点づくり」等々を進めたいと思います。
お忙しいなか、ご協力をいただきましたみなさま、ありがとうございました。