こんにちは

世田谷・杉並チームのななちゃんこと光瀬奈々江です。(写真は初回サロン前日のキックオフサロンの時の写真。前列真ん中です!)

いきなりですが、私は自称サロンマニアです

要はサロンが大好きなのですが(笑)
今期初めてとなるサロンが6月26日に世田谷区の烏山区民センターで開催されました。
遠方からの参加者や、一人目の育休から復帰された方から三人目の育休中の方、双子を持つ方など様々な属性の方がご参加くださいました

今期、世田谷・杉並チームのサロンで進行役を務めるのは山口有里さん。

ゆりさんは、次男の育休中にサロンに参加し、そこで
「自分のありたい姿は自分で決めていいんだ」という衝撃を受け、その後課題があってもポジティブに悩めるようになったとか。
サロンの場に起きる力を信じたい。みなさんの話をとことんききたいと言葉に熱がこもります。
そんなゆりさんの初回とは思えない抜群の安定感・安心感のある進行でワークが進んでいきます。
導入のワークは、ウォーミングアップとして
Good&New
から。
よいこと(Good)をテーマに24時間以内(New)を1分間で振り返ります。
そして「母となってはたらく」をテーマにシェアリング。
産後になかなかじっくり腰を据えて考える機会がないこのテーマ。
「人生」「仕事」「パートナーシップ」の3つの切り口から話したいものを選び、まず紙に選んだ切り口につて「こうありたい」という主体的な希望の絵を描いていきます。
それからペアになって3分間、思いを言語化していきます。聞き手になった人は相手の話をメモして45秒で要約。
輪の盛り上がりも最高潮に



その後は、
全員で話して思いを分かち合う全体シェアリング。みなさん、ワークを通じて気がついたこと、感じたことを少しずつシェアしてくださいました。
・育児に対する自分なりの芯があり、まわりと考えが違うことに揺れることもあったが、話してみてあらためて自分は自分、人は人。自分は正解と思えるようになった
・2度目の復帰を果たしたが、環境が大きく変わっていたことに思った以上に動揺していることに気がついた。慣れなきゃ、与えられた仕事をこなさなくてはと思っていたが、今日話してみてもっと自分に甘くしてもいいのではないか、戻ってきたばかりだしもっとゆっくりしてもいいと思えた。
◎子どもを産んだら女性は社会的弱者!?ある方から、こんなお話が。
小さい頃から、「〜せねばならない」にがんじがらめになっている。子どもが生まれてから夫と家事と育児の分担を半々でとしていたはずなのに、蓋をあけてみたらほとんどが自分の負担に。
収入は同じぐらい稼いでいるのに、相手がやっていないことへ目がいってしまう。
会社でも男性が多くまだまだ男性社会で働く女性への理解が低い。子どもを産んだことで社会的弱者になってしまった気がする。
そこで進行役のゆりさんが、「(夫に)理解してほしいという気持ちがあるようにみえます。それでも割り切らなきゃとどこかで思っているんですかね。」と問いかけ。
それに対し、
(夫や男性社会が)変わっていく希望もある。希望を持った分がっかりすることも。そこに期待しすぎてはいけないと思う。と言葉にされていました。
あるメンバーからは、
「収入が同じぐらいだから育児も同じぐらいに、というのは違うのでは」と投げかけが。
別の方も、男性が多い職場で、時短なのに「残業できる?」と聞かれたりすることに、まわりの人の子育てへの理解がない中で働く難しさを感じているというお話も。
でも、
社会とのギャップを直接肌で感じたからこそ社会をもっと変えてきたいという気持ちも。
シェアリングをしてみて、
子どもに自分の人生を一生懸命生きる姿をみせてもいいんだと思えた。
もっと自分がやりたいことにコミットしていきたいと再確認できたとのこと。
◎夫婦のあり方は人それぞれ 話題は引き続きパートナーシップに。
ずっと夫の家事分担にもやもやしていた方からは、子どもが小学生になり、夫の活躍できる場面が増えてきた。夫は勉強をみることや子どもと遊ぶことが得意。
つい目の前のやってほしいことができていないことに日々イライラしていたが、そこを求めるのをやめた。
やってほしいことはできることではない。
他にできることに目を向ける。 職場も長時間労働で、自分が帰ったあとに大きく状況が変わっていることも。
そこでがんばるのもあるが、そういう長時間労働が許容されているような社会を変えていく活動に関心があり、仕事とは違うところに力を入れられたら。
知ることや共感することで変わることもあると思っている。
別の方からは、夫との関係は最初からあきらめていた。
自分ががんばればいいと思っていたが、実際やってみたらできなくて、体調を崩してしまった。
そこで夫が奮起していろいろとやってくれるようになった。
自分が母親としてなんとかしなきゃとばかり考えていたけれど、
時には弱みをみせることも大事だなと思えた。
進行役のゆりさんは「パートナーの変化を目の当たりにしてどんな気持ちでしたか」と笑顔で問いかけ。
その方は、
パートナーに頼っていいんだ。もっとパートナーのことが好きになったとのこと。
別の方は会社で働く母のサークルを作って活動をしている。お互いに話す共有することで力になり、自分たちでも何か変えられるのではとそのサークルに可能性を感じているというお話も。
◎「私」を主語にしたら見える世界が変わった ある方から、仕事でやりがいを見つけられたら一番いいけれど、子どもを産む前と後では仕事の量も違う。どうモチベーションを維持されていますか?と全体へ問いかけがありました。
ある方は、会社の育休者向けの講座に夫婦で参加。夫婦だけでがんばろうとしない。ずっと続けていれば仕事に一生懸命になれる時期があると聞いた。男性だけでなく、同じ女性の上司でも「子どもがいるからこうだよね」と決めつけてくるという感じがありモヤモヤする。
でも今はこれでいいやと思えたら気持ちが楽になった。
結局最後は「こうしたい」を自分で決めないと、と感じたとのこと。
子育て期から時間が経過した方からは、子どもが小さい頃は仕事も育児、さらには介護も重なったので、がむしゃらにがんばっていたら体のバランスを崩した。
「私の気持ちをわかってくれない」と思っているときは辛かった。
自分の体のために、「できない」「さぼる」ということも大事。 進行役のゆりさんから「捉え方に転機があったのですか?」と問いかけが。
子どもといたいのも「私」
仕事をしたいのも「私」
全部「私」を主語にしてみたら見え方が変わった。とのこと。
まさにサロンでもやっていることと同じだ!と私は聞きながら嬉しくなりました。
その方と一緒にシェアリングをした方は、話を聞いて「できない」「さぼる」ということは、業務量が多くなかなか言えない。
まわりに迷惑をかけたくない。自分でなんとかしなきゃ。
できないと言いたくないけれど、言える勇気も必要と感じた。
一方で、家族が入院することになり、将来的なことも考えると長期休暇で自分の可能性が狭まってしまうのは嫌。できることはしたい。
そこで進行役のゆりさんが、「可能性が狭まるというのは本当なのかな?」と投げかけ。
ゆりさんもまわりに迷惑をかけたくないという思いと、限界まで仕事をやりたいという気持ちがあるということを伝えそれを受け止めてもらえたという経験談をシェアしてくれました。
最後に輪の中にいたメンバーから、
自分を楽にさせること、自分を大事にすることは、まわりにとっても大事なこと。サロンのように自分がこう思っているということを言葉にできる、聞いてもらえる時間はリラックスできるなと感じた。
つい周りの人に迷惑をかけちゃうかなとか、こう思われたくないからとか考えすぎちゃうけれど、実際周りはそんな風におもっていないかもしれない。
これもきいてみないとわからないなと思う。との言葉がありました。
私は輪の外で話をじっくり聞かせていただきましたが、根っこのところには、働きながら家事や育児をこなしていくことの
大変さを一番身近なパートナーと分かち合いたいし、認めてもらいたいという思いがあるのかなと感じました。
ついがんばってしまう私たち女性。
でも裏を返せば、何でも一人で抱え込んでやろうとするのは相手のことを信じきれていないようにも思えます。
時には弱音を吐いたっていいし、全部できなくてもいいと思います。
できない部分をしっかり自己開示して、委ねて、そして仕事も子育ても一緒に協力していく人がいるからこそ、安心して前に進んで行けるんだなと、あらためて周りとの
コミュニケーションの大切さを学ばせていただきました。
あっとう間の2時間の中で、とても濃い時間を過ごすことができました。
短い時間でも他の人の話を聞いたり、自分の思いを言葉にしてみることで次の一歩に踏み出す勇気をもらえる。
だからサロンはやめられないのです(笑)
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!!!

次回の世田谷・杉並チームのサロンは、
7月17日(日)三軒茶屋です。
残席2名
となっておりますので、お申込みはお早めに〜!!
(文責:WMS世田谷・杉並チーム 光瀬奈々江)
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【NECワーキングマザーサロン 7/17(日)@三軒茶屋】
おかげさまで満席となっております(7/2現在)キャンセル待ち受付中です。
●日時:7月17日(日)9:45〜11:45
●会場:太子堂区民センター
http://www.city.setagaya.lg.jp/shisetsu/1202/1235/d00004098.html
東京都世田谷区太子堂1-14-20
(世田谷・東急田園都市線 三軒茶屋駅より徒歩4分)
●参加費:500円
(資料として「マドレ式・ワーキングマザーの教科書」をお渡しします)
●対象:「母となってはたらく」ことを語り合いたい女性ならどなたでも歓迎です。
既婚・未婚・出産経験の有無は問いません!
就労中・育休中・専業主婦・自営業・会社員 どんな立場でも参加可能です。
●定員:10組
生後210日以内のお子さまと同伴での参加が可能です。
2015年12月20日以降に生まれたお子さまは同伴可能です。
2015年12月19日までにお生まれのお子さまは、信頼できるかたにお預けになって、単身でご参加下さい。
●お申込み
⇒お申込みフォームはこちらです
その他問い合わせなどありましたら、「WMS世田谷・杉並」までメールをお願いします。
メール:wms8setagayasuginami@gmail.com
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今後のサロン開催予定
第2回目 平成28年7月17日(日)三軒茶屋【満席】
第3回目 平成28年8月13日(土)二子玉川
第4回目 平成28年8月28日(日)永福町