こんにちは、北海道サロン進行役の永野間(ながのま)かおりです。
11月14日(土)、今期のラストとなる北海道北見サロン、
おかげさまで満席で開催しました!

6月からの半年間、毎月まいつき、自分たちの住む・はたらく地域で開催してきた
NECワーキングマザーサロン。
半年間、参加者募集して、開催して、その後もつながって、
サロンを続けてきた成果だなぁ・・・とおもったのが、
ラストサロンに初めての方はもちろん、リピーターの方が複数いらしたこと!これがとてもうれしかった!!
なぜなら、
サロンで考えたこと・話したこと・聞いたことを、
きっとサロンの後も自分のテーマとしてもち続けていたということ。
それを、また新たな出逢いの中で、いろんな人たちと一緒に
さらに深くじっくり向き合いたいということではないかな?そうおもえたからです。
では、11/14北見サロンで出た話題の一部をご紹介します。
●30代は輝きいっぱい・何でもできる?
あなたの30代、どんな時期でしたか??ペアの方に、
「30代のこれからを頑張って欲しい!」とエールを送られた方。
では彼女の30代はどんな感じだったか?をうかがうと、
決して順風満帆な訳ではありませんでした。
初めての妊娠と時期を同じくして、パートナーの転勤・引っ越しで
まったく新しい土地での生活をスタート。
その土地に慣れて知り合いができるまではモンモンとしたり、
カラ元気で乗り切ったり・・・。
でも彼女はしばらく落ち込んだものの、
そこから、やりたいこと・できることを考えて、行動して、
人とつながって一緒に活動するようになったそう。
最初から、自分がおもうように・望むように物事が進む訳ではない。
でも、そんな中で、
「自分はどうしたい?何ができる?」を
考えて試行錯誤することは、何かしらの気づきや自信、
結果をもたらすんだなぁ・・・と、お話を聞きながらおもいました。
妊娠・出産や夫婦・家族について、そして子育てしながらはたらくことについても、
今のイキイキした様子を端から見るだけや、
キラキラした成功ストーリー(!)だけを聞いても、
「すごいね〜!さっすがー!やっぱ◯◯さんだから〜」で
話が浅く終わってしまう。
・・・よくありますよね、そういうこと^^;
でも、その裏には必ず何かしら、悩んだり、迷ったり、もがいたりした
過去・経験があるのでは?とおもいます。
「子育てしながらはたらく」を考えるうえで知りたいのは、
その人がどんな風に、その人の課題に向き合ってきたか?なんですよね。
●こうありたいパートナーシップ(夫婦関係)は?
仕事復帰を控えた方からは、最近夫婦のコミュニケーションをとる時間が
なかなかとれないこと。また、お互いに苛立ちを態度でアピールしてしまう、
その苦しさが話されました。
根っこには本当はもっと夫と落ち着いて「こうしたい」「私はこうおもう」
「そのために、じゃあどうしようか?」を話したいし、聞いてみたい気持ちが、
きっとそれぞれにある。
それがなかなか伝えられないから、苦しい。
苦しいから、無意識のうちにお互いに態度に出てしまう。
「では、Iさんはどんな夫婦関係をつくりたい!とか、
どんなコミュニケーションがとれていたらいいなぁ・・・っておもいますか?」
進行役の私はそんな風にたずねてみました。
するとちゃんとその人自身の
「こうしたい」「こうありたい」は、
その場で少しずつことばになって返ってきました。
誰でも、みんな心の奥底にあるんですよね、
「私はこうしたい・こうありたい」の望みが。
でも、自分一人でグルグル悩んでいるだけだと、
どこに引っ掛かりをもっているか?
本当はどうあれば自分は満足なのか?
そのために、じゃあどうその絡まった糸をほぐして、
自分の望む形にしていけばいいか?に、なかなかたどり着けない。
だから、サロンで誰からも遮られず、コメントもアドバイスもない中で、
素のおもいをつらつら自由に話すことがいいんだとおもいます。
シンプルな「ただ話す」ことが、
「自分のおもいに向き合い、望みに近づくきっかけ」になります。
サロン翌日、ご参加者から
「ゆうべさっそく夫婦で話をしてみました!」と
メールをいただきました^^
サロンでコミュニケーションの準備をして、
そしてそれを実際に、夫婦のコミュニケーションで活かす。
話す前に準備・ワンクッションあるだけで、本当に伝えたいことを、
望む形で伝えやすくなりますよね^^
●仕事復帰後の今、育休中よりずっと満足しているパートナーシップ「仕事復帰前は、娘のこともいろいろ悩んだけれど、
いざ復帰したら毎日元気に楽しそうに保育園に通ってくれている。
夫とも、朝の保育園送りは夫、迎えは私と分担し合って、
そんな協力が出来るようになったパートナーシップがとても心地いいです^^」仕事復帰前、7月北見サロンに参加されたリピーターさんのお話です。
「育休中は『今はたらいていないんだし・・・』と、
どうしても自分だけで子育てを抱え込んでしまっていた。」ステージが変わったからこそわかる気づきも話してくれました。
責任感いっぱいに、
「がんばればできる!だって母親の私の役割なんだから!」そう抱え込んでいる女性、とても多いです。
私自身が専業主婦だった7年間、まさにその状態でした。
でも、誰ともおもいをわかち合わず、話す機会がないと、
それが当然、疑う余地なし!になってしまうんですよね。
でも、そうやって抱え込んでしまったら、子育てのいちばん大変で、
いちばん手の掛かる乳幼児期の子育てを経験する機会を、
夫から奪ってしまうことにもなりますよね。
大変で手の掛かる分、よろこびや笑顔もいっぱいの貴重な乳幼児期の子育て経験を。
それは父と子の関係性にとっても損失だし、夫婦で一緒に子育てするチーム感も味わえず、
さびしい。
ご参加者の、
仕事復帰がきっかけで、子育てをこれまでよりもっと
夫婦でともにわかち合えるようになった経験。それは、仕事復帰を控える方にも、いずれはたらきたいと望む方にも、
大きな励ましになる経験談でした。
そしてそれは、仕事すれば夫婦は平等!子育ても分担・協力で!なんて単純なことじゃない。
悩んでもがいて、とことん自分に・夫婦に向き合った経験があったから、
だから今を笑顔で語れるんじゃないかなとおもいます。
そして、もしまた妊娠・出産して、育休を過ごすことになっても、
きっと子育てを夫婦でわかち合いながらの日々を過ごせるんじゃないかなぁ^^
まだまだ他にも話題があったのですが、このあたりで!
*
2015年度のNECワーキングマザーサロン北海道は、
11月サロンをもって前サロン日程を終了いたします。
半年間の北見・網走サロンにご参加くださった34名の参加者のみなさん、
北海道サロンチームメンバーのみんな、本部サポートチームのみなさん、
ありがとうございました!
「子育てしながらはたらく」ことを、どんな立場の人でも、
もっと自由に、あーでもないこーでもないと試行錯誤しながら、
一人きりではなく、誰かと一緒に考えたり話したりできれば。
それが、悩みながら迷いながらも、それぞれの「子育てしながらはたらく」を
選んで行動していく支えになるんじゃないかとおもいます。
「母だから」「妻だから」「家族のために」と役割や誰かを主語にせず、
「私は」を主語に生きようとする姿勢を、
パートナーも子どもも、きっと見ているんだとおもいます。
そして誰より、自分自身が^^
私も、北海道チームメンバーも、それぞれに状況や考えが変化していっています。
これからもそれぞれ試行錯誤を続けながら、「ちょっと聞いてー」
「大丈夫ー、元気ー??」って声かけ合いながら、支え合っていけたらいいな^^
みなさんも悩んだり、迷ったりした時は、どうかサロンで知り合った方と連絡をとったり、
会って話してみてくださいね^^
もちろん、私にもチームメンバーにも、ご連絡お待ちしています!
半年間、どうもありがとうございました!
(文責:永野間かおり)
【北海道チームのこれまでのサロン開催報告 】
第1回:6/20(土)
北見サロン開催報告第2回:7/18(土)
北見サロン開催報告第3回:8/29(土)
北見サロン開催報告 第4回:9/12(土)
網走サロン開催報告第5回:10/17(土)
北見サロン開催報告第6回:11/14(土) 北見サロン開催報告はコチラのブログです
(文責 WMS北海道 永野間かおり)