こんにちは!
北海道チームプロジェクトメンバーの永野間(ながのま)かおりです。

11月22日(土)、釧路市生涯学習センターまなぼっとにて
北海道ラストとなる釧路サロンが参加者6名で開催されました。

今回は東京からサロン本部メンバーののもゆみさんも見学・参加。
前日からのもゆみさん・あいちゃん・永野間の3人でサロンの振り返りと、
これからヘの期待!展望!なども熱く話し合ってました^^
ではラスト釧路サロン、当日のレポートです。
今回も未妊の方、育休中の方、はたらく母とさまざまな立場の参加者の方が
2時間めいっぱい「母となってはたらく」をテーマに自分のことばを紡ぎ出してくださいました。
●夫の転勤、延長した自分の育休、
今後の自分自身のキャリアは?「育休中」だからのこその葛藤●
「子ども2人産み育てての育休を選択。それまで興味のなかった転勤や、
上のポジションに上がる同期のステップアップ。
そんな仕事に関しての叶わない希望を、みんなどう解消していますか?」
自分一人で考えていると、他の人はどうなんだろう?と、
いろんな話や意見を聞きたくなります。
でも、サロンでいつもいいなぁと思うのは、
そこで安易なテクニックやコツが上がって、
「じゃあこうしましょう!」とはならないんです。
「じゃあこうしよう!」ってできることなら、私たちはすでにやってますもんね^^;
今回も、進行役のあいちゃんや、他の参加者のみなさんから続々と、
「そのおもいをパートナーにわかって欲しいとおもってるのかな?」
「夫婦でケンカになってもいいんじゃないか?パートナーが返しやすい質問を
投げかけてみれば、対話が深まっていきそう!」
「育休でいま家に子どもといて、どんな風に感じてる?」
「仕事復帰の予定はいつごろ?」と、発言に対してより具体的な質問や、本当に相手の立場に立った
真摯なことばが集まりました。
サロンは話したい・聞きたい方が集まる場。
だから、質問も投げかけも自分ごととして真剣に交わされる。
その本気度に、毎回感動します。
そしてそんな本気の質問・投げかけがあると、発言した方が、
「私はどう思ってる?どうしたい?」と、
さらに自分自身で考えを深めていけるんです。
いろんな具体的なやりとりの後、最初の発言をされた方からはこんなことばが。
「私は仕事から離れて、家で子どもと向き合う自分ばかりが大変だと思っていて、
夫の苦労まで想像できていなかったのかも知れない。
自分で『できない』と思ってはなから諦めていないか?もっと考えたい」
同時に、その場の全員がその話題について一緒に考えたり、
自分だったら…と置き換えることで、場にも個人にも視点や考えに幅が生まれます。
勇気を出して口火を切ってくださった参加者の方、ありがとうございます!
●「30代後半になってからだって、仕事でチャレンジしながら
成長する自分を子どもに見せたい!」●

現在、1人目のお子さんの育休中で、産前も仕事にやりがいがを感じて、
スキルアップに意欲的だったという方からの発言です。
ここだけ切り取ると、「イキイキきらきらしたママ」と受けとられるけれど、
サロンではそこに行き着くまでの紆余曲折もシェアされました。
これまで当たり前にチャレンジしてきたことを、出産・産休育休で一時中断することへの焦り。
周りから遅れをとるんじゃないか?の不安。
スキルアップの中断がいつまで続くのかの葛藤。仕事にやりがいを感じるからこそのもがきが、たくさんあります。
そう、最初からバリバリ前向きなワーキングマザー!なんて、いないんですよね。
でも、自分一人で思い悩んでいると、周りがみんなキラキラ輝いて見えてしまって、
「こんな風に足踏みしたり立ち止まっているのは私だけなんじゃないか?」と錯覚してしまう。
だから誰かの葛藤に耳を傾けてみる。
すると、その葛藤は子育てしながらはたらく上で誰でも当然もつものだと、
生身のコミュニケーションによって体感できる。
それが、自分にとっての「母となってはたらく」を考えるうえでの大きなチカラになります。
●子どもが産まれたらできないことってなんだろう?
独身の今のうちにしておいた方がいいことは?●
これから妊娠・出産をする未妊の方からは、
「子どもを産むタイミングは?それまでにしておきたいことは何だろう?」
そんな話題が出ました。
よくよくお話をうかがうと、
「独身の今のうちに、自分のやっておきたいことの欲求は止めどないんじゃないか?」そんな不安があったそう。
なるほどー。これって、未妊の方に限った不安じゃないですよね。
これから産育休をとる人、2人目を産む人、仕事復帰を控えた人。
新しいフェーズに入っていく前には、何かを選ぶのと同時に
手放したり諦めることがあるんじゃないか?の不安が、必ずある。
周りからはこんな発言が上がりました。
「子どもが居るからこその新しい自分や、
子どもが産まれたことでできることが増える自分もいる」
「子どもの柔軟な発想に仕事のヒントを得られることもある。
子どもに教えてもらうことも、一緒に楽しめることも増える。
だから、子どもがいることでできること・できないことと
分けなくてもいいのかも知れないですね^^」未妊の方、妊娠中の方、専業主婦の方、育休中の方、
いろんな段階・立場の女性が集まるからこそ、
話題は幅広く、発言の根っこにあるおもいやその裏側も、
もっともっと深く一緒に模索していける。
ことばにすると薄っぺらいですが、一人じゃないって、本当に心強いです。
話したいことがある、聞いてくれる人がいる、一緒にあーでもないこーでもないと
一緒に考えられる場がある。

そんなサロンは、
これまでの北海道サロン全10回に参加してくださった
55名の参加者のみなさんがいたらからこそ、成り立ってきました。
今回のサロンをはじめ、6月から11月までの
北海道サロンに参加してくださったみなさま、
本当にありがとうございました!
最後に、進行役あいちゃんからのメッセージをまとめますね。
「はたらき方を変えていけるのは女性の強みだと、私はを信じています。
日常に戻ってからも自分のことをこんな風に話していいし、
やりたいことをやっていいんだと、私は思います。
そしてそこでこんな風に『女性のつながる力の強さ』を活かしていけたら!
母となってはたらくことに、いろんな葛藤を感じている人はきっともっとたくさんいます。
だからそんな話が誰でもできるように、北海道サロンを絶対に残したい、
来年度も開催したいです!」あいちゃんとサロン活動を通して一緒に過ごした半年間。
ずっと感じてきたのは、彼女の「人生」と「母となってはたらくこと」への
圧倒的な肯定感でした。
できない・ムリと言わず、どうやったらできるか?をまず考える。
関わった相手を、必ずしっかり受けとめる。
話を最後までじっくり聞いて、その人の本心に、その人自身でたどり着けるような、
具体的でハッとする問いを投げかける。
そこでどんなことばが返ってきても、動じない。
笑顔で受けとって、またことばを返す。何度でも、それを繰り返すことができる。
これまでの仕事や進行役研修で培ってきたスキルはもちろん、
あいちゃんのもつあったかくて、人を信じて受けとめる圧倒的な肯定感が、
北海道サロンをつくってきました。
あいちゃん、ありがとう!これからもよろしくね^^
北海道では今年度初開催だった「NECワーキングマザーサロン」。
あらためて、参加者のみなさま、サロンプロジェクトメンバーのみなさま、
そしてあいちゃん、ありがとうございました!
●北海道サロンに関してのお問合せ:WMS北海道( wms6hokkaido@gmail.com )まで、メールにてお問合せ下さい。
★WMS北海道情報★
【WMS北海道これまでの開催報告&今後の開催予定】
・6/28:釧路サロン→開催報告ブログ
・7/19:釧路サロン→開催報告ブログ
・8/23:釧路サロン→開催報告ブログ
・9/13:網走サロン→開催報告ブログ
・9/20:札幌サロン→→開催報告ブログ
・10/18:札幌サロン→開催報告準備中
・11/15:網走サロン→開催報告ブログ
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(文責 WMS北海道 プロジェクトメンバー 永野間かおり)