こんにちは、チーム横浜サポーターの広瀬恵美です。

9月に入って涼しくなったと思ったら、また暑さが戻ってきた14日(土)、
桜木町は野毛地区センターにて、サロンが開催されました!
参加者は、サポーターを含め満員御礼の10名、そして赤ちゃんが3人。

自己紹介の後のGood&Newでは、さがみんから
「準備中に落語会の座布団を見つけて座ってます、感激!」
なんていう野毛ならではのお話があったり(桜木町から来る途中に横浜にぎわい座があるんです)、
赤ちゃんもみんなで見守りつつ、サロンは和やかに進んでいきます。
そしていよいよ本題のシェアリング。人生、仕事、パートナーシップの中からテーマを選び、
二人組になってそれぞれが思いを語った後は、みんなで輪になって自由に自分の想いを話していきます。
■パートナーにきちんと想いを伝えたい!「一人目の産後は復職したが、今回(二人目の産後)は夫が反対している。
つい感情的になりがちだが、冷静にもっと対話をしたい。」という育休中の方。
パートナーが反対するのは、一人目の時にイライラしていたので、さらに大変な状況になるのを見たくない、とのこと。
「仕事を辞めて家にいたら別にイライラが発生するのでは?」
「家事分担などもっとできるのでは」といった他の参加者からの声も上がりました。
この
「パートナーと話ができているか」というのは、実はできそうでなかなかできないのが産後。
他の参加者からも、
「復職後は仕事や生活パターンの変化で朝の数分しか会わない」、
「お互いに何を考えているか分からないとストレスになりがちだし、いざ、久しぶりに話そう!と思ってもネタがない…」なんて話も。
こうしたすれ違いを解消するために交換日記を始めた、という体験を紹介してくださった方からは、
その日にあったいいことを3つ書くことで、お互いの関心を理解して心の距離が近くなり、
コミュニケーションが取りやすくなったというコメントがありました。

ご自身がコーチングを受けることで、パートナーとのコミュニケーションも変わったという話も。
「復職後に子どもの病気で自分は会社を休んだり、職場環境が変わってパワハラまがいにあったり
大変な思いをしていても、夫はそれまでと変わらず遅くまで残業していて、イライラしてモノを投げることさえあった。
こういう状況は自分だけじゃない、自分が変わらないとだめだ!と思ってワーキングマザーのコーチをつけた」
という発言に、思わずみなさんから「おおー」と感嘆の声が漏れました。
■「夫婦の愛情」って産後は変わるもの?この流れを受けて、
「子どもを産んで、夫婦の愛情って変わるんでしょうか?どうなんでしょう?」という投げかけが。
「恋愛時代のような、前と同じでなくてよいと思う」という方もいらっしゃいました。
私は、「愛情というか、信頼感が生まれた」と発言しました。
実は、私は去年川崎でワーキングマザーサロンのファシリテーターをしており、
その過程でパートナーと色々とぶつかることもあったのですが、最後活動が終わるころになって
夜中に「家サロン」をして、お互いが分かっているつもりになっていたことを
きちんと言葉にしたことで、やっと産後のコミュニケーションの取り方が分かってきたのです。
もちろん、これで完璧!なんてことはなくて、今でも悩むことはあるんですが、
でもちゃんと話し合えば大丈夫!という感覚をお互いに持てるようになったのは大きな収穫でした。

パートナーが単身赴任中の方からは、
「一人でやるしかないから、とにかくがんばってしまうが、
夫は単身赴任で独身生活を楽しんでいる側面も。でも離れているとうまく伝わらないので、
次に会う時に言おうと思ったり我慢してしまう。。。面と向かって話すことはやっぱり大事。
せっかく近くにいるのだから、1−2分でも何かできると思う」と切実なコメントも。
■もっともっと頑張れる…!?この「女性はがんばってしまう(あるいはがんばれてしまう!)」という言葉につい反応して、
私の最近の疑問を思わず聞いてしました。
「ヘルスケア講座で『二歳の息子が動き回るので体力的にしんどい、筋力をつけた方が良いか?』と
質問したら、予想に反して、『ちゃんと休んでいる?』という返事が。
仕事となると、なおさら能力を磨こう、鍛えよう、と
ついつい構えてしまうけど、もっとしなやかにできないものか」復職後の仕事の仕方も、「バリバリキャリアを積んでいきたい」という人から、「もう少し家庭に軸足を」とか色々ありますよね。
・産前までは法人営業を担当して、それが自分の目指すところだったが、
産後は内勤となり、もっと仕事をしたい!という思いも。
でも、時間が限られる時期はずっと続くわけではないし、
バリバリやることだけがすべてではない、と思えるようになった。
・二人目の復職の際に、主任職で戻るべきなのか、戻れるのか、不安。
昔の上司などからは、正社員にこだわらなくてもよいのでは?というコメントも。
・無理して新しいことに挑戦するよりも、自分の良いところを伸ばすような働き方をしていきたい。私自身は、まだ育休中で復職前ではありますが、去年はサロンのファシリテーターという活動を通じて、
時間のマネジメントや仕事と家庭のバランスなど、メリハリをつけることの大事さを痛感しました。
でも、実はそれって一人ではできないんですよね。
育休中だと何でも自分でやらなくてはいけない気分になりがちで、
その状態で復職を考えると、
「今の家事分担」+「仕事」=「無理〜!」となりやすい気がします。
でも、パートナーと二人で一緒に、仕事をしながら子どもを育てよう、楽しい家庭を築いていこう、って共有できているのであれば、
実はそのための手段は(家事のアウトソーシングなども含めて)色々あると思うんです。
自分は仕事が好きで、その姿を子どもにも見せたい。
夫婦ともに仕事と家庭のバランスを取っている親の姿勢から、自立した子どもに育ってほしい、と思っています。
じゃあ、そのためにどういう家庭を作っていくか、ということですよね。 ここで、ファシリテーターのさがみんから、
「(がんばることを)あきらめるんじゃなくて、がんばる場所を間違えないってことじゃないかなあ」、
「スプーンで穴を掘るんじゃなくて、適切な道具を使う。そもそもなんで穴を掘らないといけないのかな?って考えることが大事かも」というコメントが。これ、参加者のみなさんにも(私も!)すとーんと落ちたようで、シェアリングの最後に
今日の感想やこれからやってみたいことを順番に一言話すなかでも、触れている方が多かったです。
他にもじーんとくるものが多くて、いくつかご紹介しますと。。。
・復職前に自分の気持ちを切り取る切り口をもらった。
・知り合いはいても、なかなかこういう話は難しく、初めてできた。
・パートナー、自分自身も何を大事にしているか、どうしたいか、
日々の生活に流されず、常に対話していきたい。
・ワークライフバランスが一番大事。家庭も仕事も人に頼る/うまく人が動くコミュニケーションが必要。
・日々流されて、「ま、いっか」と思っていたことも、自分の中で言葉に出していくことで、
もう少し変われるところがある、と思えた。
・母となって働くことは次の世代への影響力がある。我々の世代の責任を考えることで、
働くことへの見方も変わるのでは。さがみんからも、家庭や仕事って、色々なパートナーとともに「家族プロジェクト」、
「仕事プロジェクト」をチームワークで進めて行くイメージ、というコメントが。
チームでどうありたいのか共有していくこと、また違うチームのことも共有していく
(仕事仲間には、夫婦ともにどういう状況で育児&仕事をしているか、周りに知ってもらうことで会社での受け入れられ方も違う!)、と
これまでの経験に基づく話があって、なるほど、そうだよねーと一同納得でした。

さがみんは、結婚前から「家族プロジェクト」について、"ありたい姿"を考えていたとか。
そしてパートナーも「父となって働く姿勢を子どもや周囲の人に見せないと、なりいかないんだね」と話したとか。
そんな素敵なさがみんと一緒に語り合うことができる、横浜でのサロンも残り2回。
みなさんのご参加を、熱いハートのチーム横浜一同でお待ちしています!
■[今後のWMS横浜] 第6回:10/19(土)09:45-11:45 横浜市青葉区市ヶ尾 <
★受付中です★>
【文責:広瀬 恵美】