こんにちは。NECワーキングマザーサロンファシリテーター(西東京市・八王子市)の
太田智子です。
年もまたぎ、大変遅くなってしまいましたが、
最終月11月の2回のサロンの開催報告をさせていただきます。
第11回:西東京市民会館(11/10)
この日、WMS西東京のニューズレター
「マメレ・レガッテ」の第3号を発行
サロン参加者のみなさまにお渡ししました。
この回は赤ちゃん連れのご参加が過去最多の4名

ワーク中は、ファシリテーターがマットの上に乗り出して赤ちゃんと遊んでいました。
そうか、この手があったか・・・とサロン終盤になって気づきました

平日開催だったこともあり、育休中の方、専業主婦の方が多く、
「働くことに興味・関心はあるけれど、果たして自分にそれができるのか不安・・・」という声が多く聞かれました。
でも、その「不安」も漠然としていたものが、ワークで2人組になって話すと、
具体的に見えてきて、「課題」に形を変えてくるんですよね。
2人目の育休中の方が、1人目の育休復帰後を思い返し、
「復帰して半年たつと、状況も感じ方もだいぶ違ってくる。そしてパートナー、職場の人、ママ友
誰か『話のできる人』をつくることが大切」とおっしゃっていました。
「時間が解決する」・・・というのとはちょっとニュアンスが違うんですよね。
半年間、もがいて学んで変化した結果なのだと思います。
事前に全て問題や不安をクリアにするということは不可能に近くて、
とにかく飛び込んでみないと、と腹をくくるのも大切なのかもしれません。
「時間がない

」という話も出ました。
もっと効率よく家事や育児ができるようになったら、自分も働くことを考えていいのかも・・・
でもその日っていつ来るんだろう!?
腰をすえて何かに取り組める時間なんていつになってもできない。働いていてもいなくても、母である私たちは短い時間をみつけてつくって集中することを意識して、できることからやっていく・・・。
「10分なら作れますよね?」という発言に私もはっとしました

また、「なぜはたらく/はたらきたいのか」というテーマでは、
「子どもに誇れる、輝いている自分を見せたい」
「子どもがやりたいということをやらせることができる経済力をもちたい」という意見が・・・。
これも正解はなくて、自分はどうなのか?ということなんですよね。
今自分がやりたいことは何か。今自分ができることは何か。
それを自分の意思で、納得して選べているかが重要なんだなあと実感したサロンでした。
***このサロンの2日後、チームメンバーが中心となって、
「西東京市民まつり」に「NPO法人マドレボニータ」として出展&ステージ出演
産後ケアの大切さについて、NECワーキングマザーサロンについてもご紹介しました。
この日の様子は、
マドレボニータ公式ブログに掲載しましたので、ぜひご覧ください
***
最終回:谷戸公民館(11/26)
ついに、6月からはじまった西東京のサロンも最終回

場所は初回の開催地でもあり、最多の5回開催した「ホーム」とも言うべき谷戸公民館でした。
この日は横断幕を持って練馬のファシリテーターで産後セルフケアインストラクターでもある
竹下浩美さん(たけしくん)も来てくださいました

最初の「10秒自己紹介」である方がおっしゃった言葉が印象的でした。
「やるべきことに追われて日常に夢が埋もれてしまう。今日はそれに向き合いたくて来ました」まさに、私がサロンに惹かれ、1回でも多く開催したいと思ってきたのは、
サロンがそういう場だからだ・・・!と教えていただきました。
全体シェアリングで最初に話題になったのは、
日中の子どもの預け先について。
保育園に入れるかどうかが不安な人、
保育をお願いできるものと思っていた義理の両親に実はあまりお願いできないかも・・・と悩んでいる人、
両親は遠方で頼れないので、最初から夫婦で乗り切ろうと自然に思えていたので逆に悩まなかったという人も。
今どんなスタンスで働いているか、というのも人それぞれ。
「家族にしわ寄せのいかない働き方」を模索中。
もっと難しい仕事にチャレンジしたいけれど、それに伴う負荷に躊躇して、今はこれくらいでいいかと妥協してしまっている・・・。
今の仕事は、自分の考える「はたらく」と違う。お金を稼いでいるという感じ。
他の人の話を聴くと、うらやましいな〜と感じることもあるかもしれないけれど、
うらやましい、で終わってしまってはきもちがしぼんでしまうだけでもったいない。それをどういうエネルギーに変えるかは人それぞれですが、
マイナスではなくプラスにしていきたいな、と思います。
今回は復職後しばらくたっている方も複数名いらっしゃいました。
育休中から現在まで振り返ってみると、
抱えていた悩みが解決すると、また別の悩みが、の繰り返しとおっしゃいます。
でも、それって、
悩みを確実に乗り越えている
ということですよね

悩みの内容も、進歩しているわけです

どうしても、今できてないことに目が向きがちですが、
できるようになったことを一番身近な自分自身が気づいて、認めて、ほめてあげたい
これも、サロンを開催してきて強く思うようになったことです。
復職組の悩みが進化している姿、きっと育休中の方、専業主婦の方も勇気をもらったのではないでしょうか。
あっという間に時間がすぎ、そして最終回ということで、
西東京チームのサポーターが思わぬサプライズも用意してくれていてびっくり

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サロンの最後でいただいた花束と、
この日の夜のチームの打ち上げでいただいたアルバム。
何と全12回の集合写真やスナップ、いろんな人からのメッセージが詰まっていました

一生の宝物にします

最終回はサポーターも一緒に記念撮影
***西東京サロン(八王子での1回含む)は、
全12回開催し、のべ110名のご参加をいただきました。
会場でシールを貼っていただいた西東京市の地図も、星でいっぱいになりました

どのサロンも目を閉じればそのときに空気も思い出せるほど、
一つ一つがみなさんの思いの詰まった場になっていました。
「人生」「仕事」「パートナーシップ」、どれひとつとしてみんなに共通の「正解」はなく、
自分が何を選び、どう納得して生きていくか・・・というものすごく個人的なことなんですけど、
やっぱりこれを一人で自問自答して引き出していくのには限界があり、
状況も価値観も違う人たちとの「語り」の中でヒントがもたらされたりするんですよね。
このサロンが、みなさんの「母となってはたらく」を一歩前進させる、
人によっては変化を起こす、小さなきっかけになれていたらうれしいです。
本当に本当にありがとうございました。
再来週の月曜日、23日には今年度のNECワーキングマザーサロンプロジェクトの総括として、 「NECワーキングマザーサミット」が開催されます。 今回は過去2回のサミット以上に「参加型」となるそうで、またここでも新たな出会いが 生まれると思います
19日までお申込みは受け付けますが、定員に達すると早めに受付を終了する場合もございます。 「まだ申し込んでなかった」という方は、ぜひ今すぐお申込みを 詳細・お申込みはこちらからお願いします。
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(文責:太田智子)