こんにちは。ブログ隊員2号、ファシリテーターの藤井(しー)です。
早いものでサミットから3週間が経とうとしています。
言葉になって降りてくるのに時間がかかりました。
かーなーりー、遅ればせながらの報告ブログ2部編成、行きます!
まずは『ファシが見たワンダーシェアリング』について。
(写真のファシはのもゆみちゃん!)
第2部「ワンダーシェアリング」は寸劇を観て感じたことをきっかけに、
それぞれの輪でテーマを掘り下げていきました。
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余談ですが、あの寸劇のクオリティには感動
絶妙な間・表情・立ち居振る舞いで、観るものを引き込み
わたしもおんなじだった…!という思いと、そこから始まるモヤモヤを引き出したのでした。
プロの劇団ではないマドレボニータのメンバーの「伝える」ことへのとことん真摯な姿勢。
同じ運営側として、はっとさせられた場面でもありました。
そんなサミットの模様はこちら
(寸劇は31:55あたりから始まります!)
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当日、用意されたテーマは6つ。
■パートナーとの関係性
■職場の人との関係性
■「子どもを預ける」のはかわいそう?
■仕事と家庭の両立とは?
■ボランティア活動に参画するとは?
■なぜ「はたらく」のか?
わたしは「パートナーとの関係性」の輪で、
30分×2回、たっぷりと対話の場に立ち会わせていただきました
印象に残った言葉たち、ご紹介していきます。
まず【寸劇に感じたこと】。
あれはまさに今の自分たちそのもの…観ていて涙がこぼれた。
「産後あるある、だねー」とは笑っていられないひともいたんです。
これは、出産経験のないわたしにはかなりの衝撃でした。
産後、お互いがまったく違う1日を過ごすようになることで生じるすれ違い。
出産を機にパートナーシップががらりと変化する…というのを初めて「肌で感じた」瞬間でした。
なお、男性の参加者からはこんな声も上がっていましたよ。
仕事をしていると、家で1日子どもと過ごしている妻の感覚を理解するのは難しいこともわかってほしい…!
そして、【どうしてうまくいかないんだろう…?】【どうすればいいんだろう…?】という話がみなさんから語られていきました。
◇親となって役割が増え、どこでも「よく見られたい」と思い無理をしてしまっていたかも…
◇なんでうまくいかないのか?の前にそもそも「相手はどこまで理解しているのか?」がわかってなかった。自分の当たり前と夫の当たり前が違うことに気づいて、ため込まずに伝えるようにしていった。
◇モヤモヤした気持ちを自分でうまく言葉にできないから、相手にも伝えられず、結果、ため込んでイライラ…
そして、パートナーシップに悩む参加者からはこんな発言が。
疲れているパートナーへの気遣いから、話を聴いてもらうのが申し訳ないように感じてしまう。
それでも話せないことで自分のモヤモヤはたまっていくばかり…
これにはすかさずこんな声が寄せられました。
相手への気遣いから話せずに悩んでいる、今の自分の思いを、そのまま伝えてみれば?思いはきっと伝わるのでは?
時間がないなら、メールで「話したい」とあらかじめ伝えておくなど、相手の状況に合わせて根回ししておく方法もある!
そのほか【関係性が変わっていったきっかけ】としてはこんな声が上がりました
お互いのスケジュールのすり合わせが必要な環境になり、たくさん話すようになった。
相手に一方的に家庭内の機能を求めていたけれど、コミュニケーションが増える中でチーム感が出てきた。
妻と一緒に保育園の見学に出かけたとき、紙の情報だけではわからない園の雰囲気が理解できたし、
またそれ以上に、妻の園選びへの思いも感じることができた。
そして【産後のパートナーシップ】について語られた、こんな言葉に感動!
◇パートナーシップが「家庭をうまくまわすための『機能』」になってしまうのは切ない。
まず相手をひとりの人として好きかどうか、そこから始まる関係性だと忘れずにいたい。
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ところで、サミットでは「サロンには参加したことがない」という方も多数いらっしゃいました。
通常のサロンには参加できない男性から、思いを聴くこともできました。
サロンの認知度が上がってきたとはいえ、
必要な人に届けるための活動は今後も続けていかないと。
そして、男性も交えた、より多様な対話の場も今後は必要だなと。
そんな思いを新たにしました。
(文責:藤井 忍)