先週23日、「ふくおか子育て支援フォーラム」の分科会の一つで、NECワーキングマザーサロン@福岡を開催しました。
午前中は、大阪府貝塚市で子育て支援ネットワークを立ち上げ、以後20年あまり活動を続けている梅原直子さんによる講演会。
午後からは、NECワーキングマザーサロンを始め、8つの分科会が開かれました。
13時から1回目のサロンが始まりました。会場にはコスモスのお花が。主催者の方が用意してくれたそうです こういった心遣い嬉しいですね。
3名の参加者と1名のサポーターの4名でスタートです。
最近復職された方、これから仕事をしようと思っている方。それぞれ、職務内容も家庭の事情も違う方々ですが、10秒自己紹介でお互いを少し、知ってもらいます。
フリップに書かれた台詞を使って、短く自己紹介。お名前や参加動機を話してもらいます。
それから、2人組みで行うワークを2種類行い、徐々にお互いの距離を縮めてもらいます。
姿勢にも気をつけて、ワークを行ってもらいます。姿勢を正す事で筋トレになりますね。

そして全体シェアリングに入り、これまで行ったワークの感想を話してもらいました。
ワークでは、3つのテーマ「人生・仕事・パートナーシップ(夫婦関係)」から1つを選んでもらって、それについて絵を描き、ペアになって3分間話をしてもらいます。そして、聞き手の方には、要約してもらうのですが、
これが、結構難しい。3分間話すことも、相手の話を要約して「要するに、あなたが今言った事はこういう事ですね」と伝えることも。
参加者からも、3分間話すことが難しかった。要約が難しかったと次々を感想がでました。
この難しいと思うこともねらいだったりします。赤ちゃんとの生活から社会に出る為のリハビリですね。
その後からは、母となって働く事について話していくのですが、まずは皆さんが10秒自己紹介でお話してくれた参加動機について尋ねて、話を広げて行きました。
お互いの経験や、思いなどを話しながら全体シェアエリングは進んで行きます。
参加者のお一人は、周りには専業主婦の友達しかおらず、なかなか働きながら子育てをする事への不安を話せなかったそうです。サロンの参加者は4名だけですが、皆が働くことを意識して話をするので、とても居心地が良かったと話してくれました。
こういった意見、以前もありました。人は、誰かが自分を認めてくれる場所に居ると、とても安心感を持つのかもしれませんね。

13時からのサロンのメンバー、偶然、次の分科会も同じでした。ここから輪が広がるといいな。
そして、15時から2回目のサロン。
今回の参加者も3名。産後真っ只中というメンバーではなく、今の仕事に使えるヒントを探しに来た方。ここの主催者の方と1回目とは少し違ったふいんきでスタートしました。
流れは同じく、私の紹介、サロンの説明そして10秒自己紹介から。
姿勢の話をすると、みなさんキリッと背筋を伸ばして、サロンに参加してくれました。

2日目のサロンの参加者からも、ワークは難しかったと。
こんな難しいワークを産後の女性にするのは、どうだろうな。とするどい意見もでました。
確かに。だけど産後だからこそ、社会にでる為のリハビリで、自分がどのくらい話せるか、聞くことができるか気付く事が必要なのですよ、とお話しました。
すでに社会にでてる方でも、難しいワークという事ですよね。これができるという事は自信を持って、復帰してもらっても良いという事につながるのでは。
とくに、まっさらの紙に、自分の選んだテーマについて絵を描いてもらうのですが、これが難しいと意見がでました。
私のリードが、もう少し分かりやすかったら良かったかもしれませんね。
また、思った以上に絵が下手だったとも意見がでました(笑)
そして、参加者のお一人は、このワークをぜひ娘にもさせたいとおっしゃって頂きました。
産後の娘さんに電話をすると、子どもや夫の事はよく話すけど、「あんたは今、どげんね?」と聞いても、自分の事は忙しくて考える余裕がないと答えるそうです。
母としては、孫のことも、もちろん心配ですが、娘の事は一番気になります。
このサロンでは、「私」について深く考えられるので、娘にぴったりだと。

2回目のサロン、5人のお子さんを育てたお話、産後すぐ働けるほど元気だったというお話、パートナーシップのお話。1回目とは違ったふいんきで、色々お話がきけて、とても良かったです。
1回目のメンバーと2回目のメンバーが一緒だったら、異年齢のお子さんがいる環境でもっと面白かったかなと思いました。
さぁ、次回は11月27日の徳島サロン。今年度最後の活動です。
最後のサロンに向けて、リード練習がんばります。
<文責 NECワーキングマザーサロン ファシリテーター 中野 潤子>