11月28日(日)、気持ちのよい青空のお天気の中、菊名地区センターにて6回目のサロンが開催されました。
半年を通じて全国各所で開催されてきたNECワーキングマザーサロン、11月で終了です。
横浜でサロンを運営しているチーム・凸凹のサロンも、今回が最終回!
サロンサポーター、イシカワより当日の様子をレポートしますね。
満員御礼10名のお申込があったのですが、体調も整いにくい冬とあって、2名がキャンセル、参加者は8名+赤ちゃん3名でした。産後2ヶ月のイシカワもワークに参加させてもらいました。
まずは、ファシリテーターの吉竹さんが、サロンの概要や、ファシリテーターであるご自身の想いを。また、美しい姿勢の大切さも実演つきで説明。みなさんハッとして背筋がスッと伸びます。
続いての10秒自己紹介では、まだ緊張気味の参加者のみなさんから、現況やサロン参加の動機などを話していただきました。今回は、なんとニンプさんも2名いらっしゃいました。子どもをもってはたらくことについて、産前から関心をもってこうして具体的にアクションされているなんて、何だかうれしいですね。
1つ目のワーク、Good&Newでウォーミングアップ。手と口を少し動かします。

2つ目のワーク、シェアリングではお互いの選んだテーマについて、熱心に話し合います。

客観的に自分を見つめるきっかけになる2つのワークのあと、残りの1時間ほどでは参加者全員でいろいろな気持ちを語っていきました。
はじめはシーンと静かな雰囲気でしたが、だんだんにいろいろな声が聞かれるように。求職中、育休中、現役WMなど、現在の状況もバラバラで、職種もいろいろだったのですが、
「なぜ働くのか」「どんな働き方・仕事がしたいのか」
に収束していったように思われました。
出てきた意見をざっと挙げてみますと、
パートナーシップについては
・ ペアを組んだ人のパートナーとの関係に共感。共働きでも、細かく家事分担を決めるのではなく、できるときにできることをするスタイル。できないものは仕方ないなーというあきらめもあるけれど、お互いの大変な状況を察しつつ、居心地のよい家庭が築けているのかも。
仕事、人生については
・ 仕事が充実していると人生も充実していると思える。
・ 育休中に解雇されてしまって、はじめに思い描いていた計画とは違ってきたけれど、視点を移して「自由だ」と考えると、それも期間限定なのだしと、大事に思えた。
・ 復帰したけれど、時短などで十分には働けず、これでよいのかと模索中。
・ 子育て中はスローペースになってもよい、キャリアをゼロにしないこと。
・ 同じような想いをもっている子育て中の女性は多いはず、応援していきたい。
・ 働く時間は「ママではない自分」になれる時間でもある
・ 娘を一生懸命育てて、成長したときに、犠牲や我慢をする人生を送ったとしたらがっかりするだろう。だから、子育て中の今の自分も、我慢しないでやっていきたい。
・ 共働きしていることで、収入面はもちろん、夫婦それぞれが同じように家事もできていれば、リスク回避につながる。
・ 母となって、また新たなキャリアを「作り上げていく」。
・ 自分の母が定年後も働き続け、アクティブに人生を楽しんでいる姿をみて、いいなと思える。
子どもを預けることについては
・ まだ手元においておきたい、保育園のメリットなども頭ではわかっているけれど、自分の気持ちとしてひっかかりがある。
・ 預けてみて、はじめは病気にかかりやすかったりもするけれど、保育のプロにみてもらえて、お友達とのやりとりも自然に学んできて、子どもの成長を実感する。デメリットはひとつも挙げられない。
・ 親以外に頼れる大人がいる、という状況は子どもにとって望ましいことだと思う。
その他には
・ 周囲に出産後復帰している人が少なく、急な病気など、子どもを持っていることでやむを得ず生じることを理解してもらえるか不安、自分自身も迷惑をかけたくないという思いもある。
・ 自分の後からくるワーキングマザーにはぜひいろいろ配慮をしてあげたい
・ 女性は選択肢が多い分、大変なこともあるけれど、○○すべき、という社会の目は男性よりも少ないのかもしれない。そう思えると、いろんな選択を楽しめるようになる。
静かだった雰囲気も、だんだんに盛り上がりを見せてここには挙げきれないくらいでした。サロンはまさにいきもの、毎回雰囲気も出てくる話もいろいろです。でも、共通しているのは
「自分が納得のいく働き方をしたい」「コミュニケーション、対話の大切さ」
ということではないでしょうか。
できないことに目を向けるのではなく、できることをやる。
手持ちのカードで一番いい勝負をそのつどそのつどやっていくことでしか、自分の道は見つからないといっても言い過ぎではないような気がしました。

【集合写真をパチリ、ゴメンナサイ、赤ちゃんのお顔が…】
できたつながりを大切に、お互いに励ましあいながら、それぞれにちょっとでも前へ進んでいけるといいですよね。どうもありがとうございました。
(菊名サロンサポーター 石川 佳子)