こんにちは、千代田・横浜地区のサポーターの蔭山 旭です。
10月18日土曜日の午前中、秋晴れで清々しい陽気の中、あざみ野 山内地区センターにて、横浜地区3回目のサロンが開催されました。早速当日の様子をご紹介します。
この日集まったのは、7名(うち、サポーター2名)と赤ちゃん2名。
おなかの大きな妊婦さん、育休中の方、育休は明けて働いてる方と、様々な状況の方が集まりました。お子さんの月齢が比較的近い人が多いこともあり、開始前から和気あいあいとした雰囲気です。
(子どもたちだって、もちろん『参加者』です! by さがみん)
そんな雰囲気のまま和やかにサロン開始です。
まずは、進行役のさがみんからサロンについての説明があります。サロンのポイント、それは「自分を主語に語る場」だということ。
特に産後は周りも自分も子どもに目が行きがちで、子どもが主役の集まりは多々あるものの、母親になった「私」を話せる場って少ないですよね。
さがみんから、このサロンの場はそんな自分を「ありのまま」に出してもよい場です、と説明があり、参加者の心に安心感が広がります。
因みに、「ありのまま」は今期の千代田・横浜チームのテーマです。
続いて、10秒自己紹介、Good&Newのワークで、アイスブレイク。自分の頭も解れ、参加者同士の距離もより近づきます。
そしてここからがサロンのメイン。
まずは二人組で「人生」「仕事」「パートナーシップ」の3つのテーマの中から一つ選び、一人が3分間語り、もう一人は聞き役に徹します。
ここで、さがみんが声掛けします。
「このワークでは、3つのうちから自分で選んだテーマを持った今、心に沸き起こった思いを言葉にしてください。今日来るときにこれ話そうとか考えていたことではなく、今、心に浮かんだことをありのままに話してください」
この言葉に、自分の心に「今」ある思いを改めて確かめます。そして、3分間、この思いに向き合い、語ります。その間、相手の方はうんうんと笑顔で聞いてくれます。
たった3分間ですが、他人に自分のことを語り、ただ聞いてもらう機会って、普段の生活の中では無いですよね。皆無に等しいのではないでしょうか?
自分の心と向き合い、言葉にするという貴重な時間です。
その後、二人組ワークを終えて心にあることを、参加者全員で輪になり話し、シェアします。
今回のシェアリングで主に話題にのぼったことを紹介します。
■意外と世間の目を気にしている自分に気付いた
ある参加者の方から、「育休後復職して改めて『仕事が大好き!』と実感した。でも子どもも大好き、好きなものが二つあって、どうしよう!と悩んでいる」という発言がありました。
さがみんから「そのこと自体はとても素敵なことだと思う。それがありのままの自分が望むことだとしたら、何が怖い?」との問い掛けに、参加者の方から「時間が24時間しかないことと、周りから『そんなに仕事(が大事)?』と見られることかも…」との答えが。
そう、特に職場では「ワーキングマザー」と一括りにされがちですが、仕事に対するスタンスは人ぞれぞれ。でも、そのスタンスの違いまでなかなか理解してもらえないですよね。
子どもが病気の時、病児保育を利用して出社した人がいると、「あなたは病児保育利用しないの?」という目で見られる、という声も。
確かに子どもが病気の時、選択肢は様々です。自分が会社を休む、パートナーが休む、親に見てもらう、病児保育に頼る、などなど。
でも、どれを選んでも自分がどうしたいからそれを選んだのかを、自分で分かっていることって大切ですよね。そして、それを伝えることも。
「今私が大切にしたいことがこれだから、この選択肢を選ぶ」という視点。
これがないと、周りの声に流されて人のせいにしてしまったり、いつまでも自分の中で「これで良いのかな?」という思いが消えない気がします。
(姿勢を整えてから、自分の想いを言葉にする準備をします by さがみん)
■今大切にしたいことはなに?
話題はそれから、パートナーシップのことに。
「パートナーからは、子どもを預けて二人で遊びに行こう、と誘われるけど、自分は子どもを預けてまで二人で遊びに行く気になれない。」
という参加者の方の発言に、
「二人で遊びに行くことで、パートナーが満たしたいことは何だと思いますか?」
と、さがみんからの問い掛けが。
「ただ遊びに行くだけでなく、パートナーのニーズを受け止め、満たすことが大切かも。そして、自分のニーズ=今大切にしたいことが何か、をわかっていることも大事だと思う」
「お互いのニーズを言葉にして共有することで、パートナーのニーズも自分のニーズも満たすことができるかもしれない。そうしないと、どちらかが我慢することになり、気持ちがすり減っていってしまう。『自分さえ我慢すれば』と思っていると、感覚が薄れて自分の気持ちに鈍感になってしまうと思う」
さがみんの言葉に一同、自分自身を振り返ります。
「あぁ、パートナーに自分のニーズを伝えられてなかったな」という人も、逆に「パートナーのニーズを聞いてあげられてなかったな」という人も。
私自身は、パートナーに(自分の想いを)伝えられてないなぁと、改めて感じました。
でも、自分のありのままを伝えることって正直怖いです。相手に受け入れられなかったらどうしよう、衝突してしまったらどうしよう、と。
さがみんからは「とりあえず言ったらどうなるんだろうキャンペーン」のお勧めが。
「とりあえず」言ってみる。「どうなっちゃうんだろう」と期待?しつつ。
そして「キャンペーン」として強化週間的に(笑)
このキャンペーンをパートナーに宣言してやってみるってのも良いですよね。私も、自分自身のニーズをもっとしっかり掘り下げてからやってみようと思います!
逆に、パートナーのニーズを聞いてなかったと気付いた方からは、「ちょっとじっくり聴いてみよう」キャンペーンをやってみる、とのお声もありました。
自分の奥底にあるホントの「ニーズ」を伝え、相手の「ニーズ」を聴いて、共有することで、人生がグッと豊かになるように思います。
…さて、最後に参加者の方へさがみんから言葉の贈り物が。
「An unexpected journey (思いがけない冒険)」
「サロンは、思いがけない冒険の場。私は、参加した後は参加する前とは違う自分になってる感覚がいつもある。サロンに出たことで、何かを得て帰る人も、逆にモヤモヤとした思いを持って帰る人もいると思う。でも、来る前とはきっと違う自分になってるはず。そんな昨日とは違う自分で新たな一歩を踏み出してほしい」
今回のサロンも私自身、「自分がどうしたいか」を考え、なりたい自分、ありたい自分に進む種をもらいました。
自分を主語に安心して語ることのできる場だからこそ、得られるものがあります。
今期のサロンもいよいよ来月末で終わりです。「ありのまま」の自分を語ることのできる貴重な場に、足を運んでみませんか?
みなさんとお会いできるのを、メンバ一同、心よりお待ちしています。
■NECワーキングマザーサロン千代田/横浜でお会いしましょう!■
中央区:11/15(土) 09:45-11:45 東京都中央区入船 <★こちらも受付中★>
福岡 :11/22(土) 09:45-11:45 福岡市中央区港 <★こちらも受付中★>
横浜 :11/29(土) 09:45-11:45 横浜市中区桜木町 <★10/22(水)より受付開始です★>
【文責:蔭山 旭】
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