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2013年12月09日

[開催報告]11/30(土)、長津田にて第10回横浜ラストサロンを開催しました!

こんにちは、チーム横浜サポーターの蔭山旭です。
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熱いハートでこの半年間を駆け抜けた、チーム横浜のファシ・さがみんのラストサロンの様子をお伝えします。
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※この写真、武士っぽくていい…www(byさがみん)

10秒自己紹介、Good&New、二人組でのシェアリングとなごやかに前半のワークが進みました。
そして、今回は参加者11名+赤ちゃん1名と大きな輪で全体シェアリングがスタート。
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■母となってはたらくことは「申し訳ない」?

まず、最初に話題に上ったのが、今後再就職を考えているという方から、
『仕事はしたいものの、子どもが病気の時を考えると申し訳なくて決意できない、
働いている皆さんは実際どうされているんですか?』
という問いかけでした。

それに対して、ファシ・さがみんの
「ちなみに、その申し訳ないという気持ちは、何に対して、でしょうね?」という質問に、
参加者の方も、私も、自分自身に問いかける形になりました。

質問をされた参加者の方は『仕事に穴をあけることを考えると(一緒に働いている人に)申し訳ない』とのお答えでした。

私も復職した直後は、毎週のように子どもが熱をだし、仕事中に保育園からも呼び出しもあり、罪悪感が募りました。
それは、職場にも、子どもにも、子どもを預ける先にも(身内の時は特に)です。

一方、『仕事では他の人に変わってもらうことができるが、子どもが病気の時は(母である)自分が一緒にいたい』という方も。
『働くこと自体をやめたいわけではないが、もっと子どもの面倒をみやすい職場で働きたい』とのことでした。

「母となってはたらく」ことには、制約は山のようにあると思います。
それについて、人を頼ったり、サポート機関を利用したりとノウハウはありますが、
まず、「自分がどう考え、何を選ぶか」を意識していることが大切なのかも、と気付きました。

また、一番身近なパートナーと話し合うことも大切ですよね。
『暗黙の了解で子どもが病気の時は自分が休むことになっていたけど、
パートナーと同じように、自分にとっても仕事は大切で、休むと穴をあけることは変わらない、というところを話し合った』

という発言もありました。

パートナーと、お互いに「子どもを持ってはたらく」ということについて、
どう思っているかを話し合い、気持ちを理解し合った上で、お互いがどうはたらくかを決めたいものです。私自身も(笑)。

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■自分の希望、会社の配慮

参加者の方から、
『子どもの病気で休まざるを得ない時に、上司から「休みすぎ」「残業できないと使えない」と言われたことがある』
というちょっとどっきりするような発言もありました。

職場自体、はたらく母の先輩が少なく、時短という制度はあるものの使った前例がない、という職場も少なくないようです。

また、『復職後それまでの担当を外され、サポート的な業務に回された』という方も。
『多分、その上司は良かれと思って配慮してくれたようだけど、自分としては「前と同じ業務をしたい」という気持ちがあり、仕事に対するモチベーション・自分の中での仕事の価値が低くなり戸惑った』とのことでした。

仕事に重きを置く人、家庭に重きを置く人、考え方・スタイルは人それぞれですが、
自分がどのように働くと一番満足か、ということをじっくり考え、どちらかを”諦める”のではなく、
”自ら選ぶ”ことで、仕事に対する考え方も変わってくるのではないかと思いました。

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■伝えること

全体シェアリングの後半でよく出てきたキーワードは「伝える」ということでした。

職場で「この人には知っておいて欲しい!」という人に(子育ての)現状を伝える話を積極的にしたり、
「時間の制限はあるものの、自分はこう思ってます」と伝えたことで、職場や上司の対応も変わってきた、という発言もありました。

また、その「伝え方」について、さがみんから
前向きな言葉で伝えることって、大切かも。
『〜しかできません』『ごめんなさい』ばかり伝えていると、
『この人ホントに働きたいのかな?』と思われてしまいかねないから」というコメントがありました。

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そして、次の世代に示すことも大切だよね、という、こういう声も。

『結婚をしていない若い人は、働きながら子育てをすることがなかなか想像できないと思う。
例えば、実際に家に来てもらって、家事や子どもの世話を手伝ってもらいつつ、
実感してもらうことで、次の世代が具体的に考えるきっかけになるかも』


私自身も今後の自分の使命と考えていることの一つが、後輩たちへ伝えること、です。
子どもを産んで、復職するとそれまでの働く環境とガラリと変わります。
自分がどのような思いで働いているか、母となって働くことをどう感じているか、
キャリアについてどう考えているか、を伝えることで、
後輩たちに、少しでも自分自身のキャリアについて考えるきっかけにしてほしいと思っています。

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今回も、参加者の方からいろんなお話が聞け、笑いあり、涙ありの心に残るサロンでした。
この半年間、チーム横浜のサポーターとして何度もサロンに参加してきましたが、
今回のサロンでも改めて、このような場は必要だと感じました。

特に働く母は日々、家事・育児と仕事に追われ、自分を振り返る時間はあまりありません。
そんな中で、「母となってはたらくこと」について真剣に考え、話し、仲間と思いを共有することで、
自分の心の奥底の気持ちに気づくことがあると思います。

私自身も、サロンに出るたびにその場では、悩みの解決まで至らなくても、
悩みの元にある自分の気持ちに気づいたり、
自分がこれからどうありたいか、をぼんやりとでも意識できたり、何かしらのタネを貰いました。

周りの環境の責任にすることは簡単ですが、まずは「自分」はどうありたいのか、どうしていきたいのか、そこが大切なんだとサロンを通して気づかされました。
今年度のサロンは今回をもって終わりましたが、来年度以降も何らかの形でかかわっていきたいと思います。

【文責:蔭山 旭】
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