
・どうなっているのか
・どうするのか
・やっているのか
・まだなのか
・どのぐらいか
このような確認は、仕事を進めるうえで、とても大切な確認です。
しかし、このようなことを投げかけられると、ひやっと、サーっと感じて、思考停止(頭真っ白)になる人たちもいます。
投げかけられると、硬直するか、その場を切り抜ける行動をとるか、…etc とにかく変な感じになります。
つまり、固まっちゃって返事ができなくなる。もしくは、慌てて確認された事項を行う。といった感じです。
今すぐに急いでやろうとするので、とってつけたような行動をします。身近にあるもので代用しようとしたり、状況判断なく行動したり、とにかく、常識的ではない行動になるため、周りの信用を損ね、指摘を受けることもあります。
これって、実は、暴力や虐待被害の後遺症なんですよ。
私は昨日気が付きました。
<<わかりやすい事例>>
女性福祉センター内で、「来月の町内カレンダーの貼り替えは、誰が替えるか決まっているの?」と、理事長から問いかけがありました。
「決まってないです」と言い、AさんとBさん、2人とも立ち上がったが、2人ともそのまま固まった。
そして、Aさんは慌てたように「貼り替えます」と言って、急いで貼り替えに行った。
そのあと、Aさんは、手に持っている、貼り替えた後のカレンダーを見ました。
今月のカレンダー。。。「あれ・・・来月はまだなのに、私・・・もう貼り替えちゃってる」
何が起きたかわからなかったといいます。
Aさんは、まだ6月やん!すぐに替える必要なかった!と、我に返りました。
理事長は、カレンダーの貼り替えが当番制になっているかを知りたいだけだった!!!
直ちに替えなければいけない気持ちになったのはなぜだろうか。
サーっとして、思考停止になったのは、なぜだろうか。
もしかして、、これって後遺症か!?
質問「これ誰がやるか決まってるの?」
答え方はほかにもありますがとりあえず4つ。
1.「決まっていません」
2.「後でみんなで考えます」
3.「今月はとりあえず私がやります」
4.「私貼ります」と直ちに貼り替える。
Aさんは、4.の行動をしたことになっています。
しかし、今貼り替えたほうが良さそうだぞとか、とりあえず貼り替えるか、とか落ち着いた意識があったわけではありません。
サーっと青ざめて、言われたことがきちんと聞けてなくて。。やりなさいとでも言われたかのような気持ちになって、走り出す。。
女性福祉センターで、以下のように学びました。
・思考停止で行動する=無意識の選択をすることです。
・無意識の選択=生きてきた体験に基づいた選択のことです。
・体験に基づいた選択=暴力や虐待被害者の場合、非合理的な体験(暴力被害体験・機能不全家庭での体験)から導き出された選択のことになります。
・非合理的な体験から導き出された選択=非合理的な行動(社会不適応行動)となります。
例))会社内でのシーン
A「これやった?」
B「あっ!まだです!やってきます」と走り去る
A「いやいや」
B「すみません」
こんなやりとり。
A「これやった?」(今から同じ場所に書類取りに行くから、ついでにやっとこうと思ってる)
B サーっ(やってないことによって、迷惑がかかったような気持ちになる)「あっ!まだです!やってきます」と走り去る
A「いやいや」(うーん・・・最後まで聞いて)
B「すみません」(迷惑が掛かった・・・どうして自分はいつもこうなのか・・・)
女性福祉センターでは、Bさんに対して、
サーっとなるのは、仕方ないにしても、思考停止状態から即脱出できるように改善することが必要だと伝えます。
そうでないと、社会生活があまりにも大変だからです。
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