(1282)
少し話が脱線してしまいました。
さて、新鮮な野菜、中でも葉野菜は毎日たくさん食べなければいけません。
ジャガイモ、サツマイモ、ゾウコンニャクなど、主にデンプンの供給源となる野菜はそれに含まれません。これらは、同じくデンプン質の穀物と同じ範疇に入れられるべきです。
ごく普通の新鮮な野菜を十分な量食べることこそが、推奨される食事です。
きゅうり、トマト、からし菜、クレス、その他の柔らかい葉野菜は、調理をする必要がありません。それらはきちんと洗ってから、生のまま少量食べましょう。
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野菜と果物についてのガンディーの話の続きです。
インドで野菜と果物が不足しているのは政府の失策であり、法制度に大きな問題があるということを彼は示唆していましたが
(1281)、ここで話を元に戻しています。
青野菜を毎日食べましょうというのは、現代でもよく言われますよね。しかし、イモ類は別なのだそうです。確かに、イモ類は塊根や塊茎にデンプンを蓄えているので、野菜は野菜でも栄養価の点で別の範疇に入れられるべきであり、むしろ穀物と同じカテゴリーに入れられるべきだとガンディーは言っています。
ゾウコンニャクは、インドではスラン(suran)と呼ばれるそうです。芋の形が象足(Elephant-foot)に似ていることから、英語では"Elephant yam"(象のヤムイモ)と言うそうです。ただし、ヤムイモはヤマノイモ科ですが、ゾウコンニャクはサトイモ科コンニャク属だそうです。
からし菜は、アブラナ科の植物です。葉も辛いそうです。その種子から作られる香辛料が、「からし」です。
クレス(コショウソウ)もアブラナ科の植物で、葉も花も生で食べられるそうです。種子もスパイスとして利用されるそうです。
それから・・・