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しもかわ読書会10月例会の報告(5)ライオンが作るルールは守らなければいけない。 [2024年11月26日(Tue)]
 「しもかわ読書会」10月例会の報告の続きです。
 
●檻の中のライオンが作るルールは守らなければいけない。
●しかし、ライオンは檻の中にいても国民を縛るルールを作れてしまう。
●許認可権などを使って企業やマスコミを支配することもできる。
●お金を使って支配することもできる。
●国家が作る法律に違反すれば刑罰を受ける。
●しかし、国が憲法違反しても捕まえる警察はいないし・・・。
●罰する人もいない。

 そして・・・

                     (つづく)
脂肪も必要。 [2024年11月25日(Mon)]
(1285)
 また、ある程度の量の脂肪も必要です。脂肪は、ギーや油の中に含まれています。
 ギーが手に入るならば、油は不要になります。油は消化しにくく、純粋なギーほどの栄養はありません。
 体に必要な脂肪を摂取するには、1人1日当たり1.5オンスのギーで十分だと考えられます。
 全乳はギーの原料でもあります。それを買う経済的余裕がない人は、必要な脂肪を得るために十分な油を食べるべきです。
 ・・・ 



 食べ物についてのガンディーの話の続きです。
 野菜と果物の次は、脂肪についてです。
 飽食の現代においては、脂肪と言えば悪者扱いしかされませんが、貧しい社会では脂肪も大切な栄養素なのです。
 ギーは、牛乳から発酵バターを作り、そのバターをさらに煮詰めて作る高純度のオイルです。(1108)栄養価は高いものの、値段も高いので庶民にはなかなか手に入らないのではないかと思われます。
 オンスは、質量の単位です。1オンスは16分の1ポンドで、約28.35グラムなのだそうです。ということは、1〜1.5オンスは、約28〜42グラムですね。例えばチロルチョコ1個に含まれる脂質が推計3.9グラムということなので、7〜10個分です。
 ギー以外の脂質の摂取源は油ですが、基本的にガンディーは菜食主義者なので(1262)、植物性の油しか念頭に置かれていません。
 ・・・
 
しもかわ読書会10月例会の報告(4)総理大臣が勝手に解散できないように憲法を改正したら? [2024年11月25日(Mon)]
 「しもかわ読書会」10月例会の報告の続きです。
 
●7条を根拠にして総理大臣が衆議院を解散するのは、かなり無理やりな解釈。
●7条には、「国民のため」とはっきり書いてある。
●党利党略のために解散していいとは書いてない。
●そんな勝手な解釈で権力の乱用をする政権与党に国民が騙されなければ良いのだが。
●裁判所も、こういう時は全然機能しない。
●例えば7条の三を、「憲法69条の規定により」衆議院を解散することとしたら。
●総理大臣が好き勝手に解散総選挙を行えなくなる。

 そして・・・                                                    
                        (つづく)
今週の予定 [2024年11月25日(Mon)]
 今週の予定は、今の所決まっていませんが、もしかすると1日(日)に読書会をするかもしれません。決まったらお知らせします。どうぞよろしくお願いします。
果物は、朝食べましょう。 [2024年11月24日(Sun)]
(1284)
 果物を食べるのに一番良い時間は早朝です。朝食に果物を食べてミルクを飲めば、それだけで十分に満足すべき食事になるでしょう。
 早めに昼食を取る人であれば、朝食は果物だけでも良いでしょう。
 バナナは素晴らしい果物です。しかし、デンプンを豊富に含んでいるので、それはパンの代わりに食べるようにしましょう。ミルクとバナナは、まさに完璧な献立になります。
 ・・・

 

 果物についてのガンディーの話(1283)の続きです。
 果物は朝に食べるべきだと彼は言っています。「朝の果物は金、昼は銀、夜は銅(もしくは鉄)」ということわざもあるそうなので、これは昔から語り伝えられてきたことのようですね。
 一般には、果物には吸収の速い糖分が多く含まれていて、すぐに体や脳を動かすエネルギーとなるからだと説明されます。また、酵素や繊維や有機酸も1日の活動の始まりに摂ると良いと言われています。
 バナナは、バショウ科バショウ属の植物のうち実を食用にするものの総称だそうです。原産地は熱帯アジアだそうです。
 バナナは、各種ビタミン、カリウム、ポリフェノール、アミノ酸が含まれているほか、糖質も豊富に含まれているので、パンと同じように主食になるのです。
 これで、果物の話は終わりです。次は・・・
しもかわ読書会10月例会の報告(3)総理大臣には解散権がある? [2024年11月24日(Sun)]
 「しもかわ読書会」10月例会の報告の続きです。
 
●今回の選挙(この日は衆議院議員選挙の当日でした)は、解散に伴って行われた。
●総理大臣には衆議院を解散する権限がある・・・とは憲法に書いてない。
●衆議院で内閣不信任決議案が可決された時は、衆議院を解散するか、または内閣総辞職。
●それは、憲法69条に書いてある。
●「資源のない小さな国の日本は平和を守って世界中と仲良くして貿易で生きるしか道はない」
●しかし、総理大臣が解散したいと思ったらいつでも解散できるとは書いてない。
●天皇が内閣の助言と承認を受けて行う国事行為の中に衆議院の解散はある(7条)が・・・

 そして・・・

                     (つづく
旬の果物を食べましょう。 [2024年11月23日(Sat)]
(1283)
 果物に関して言えば、例えば、マンゴー、ジャンブ、グアバ、ぶどう、パパイヤなど、食卓にはその季節の旬の果物を加えるべきです。甘いライム、酸っぱいライム、オレンジ、モサンビなどは、すべて旬の季節に食べましょう。
 ・・・

                  

 野菜についての話(1282)の次は、果物についてです。
 果物は、旬の季節に食べましょうとガンディーは言っています。旬というのは、様々な食材が自然に成熟して実る時期のことです。自然のリズムに合っているので、味もおいしく、栄養価も高く、その上、大衆にとって手に入りやすくなります。
 余計な手間を掛け、またエネルギーを使って、いつでも果物が食べられるようにするのは、決して豊かさでも進歩でもなく、自然に反したことであり、無駄であり、堕落であるとガンディーは考えているようです。
 マンゴーは、ウルシ科マンゴー属の果物です。原産地はインドで、インドでは4000年も前から栽培されているそうです。
 ジャンブは、ジャワフトモモ科の植物です。日本では「ジャワフトモモ」あるいは「レンブ」と呼ばれるそうです。
 グアバは、フトモモ科バンジロウ属の熱帯果樹です。原産地は熱帯アメリカだそうです。
 パパイヤは、パパイヤ科パパイヤ属の熱帯果樹です。これも原産地は熱帯アメリカだそうです。
 ライムは、ミカン科の柑橘でヒマラヤ地方が原産とされているそうです。
 モサンビは、南アジアで見られる柑橘系の果物だそうです。
 それから・・・。
11月定例学問会の報告(3)AIと盟神探湯(くかたち)。 [2024年11月23日(Sat)]
 11月定例学問会の報告の続きです。

●AIが犯罪捜査に使われるようになったら・・・。
●人間よりも、AIの方が信頼される。つまり、AIが神になる。
●AIの判断は、神の言葉。
●古代の盟神探湯(くかたち)みたいになる。
●神に誓って熱湯の中に手を入れさせ、手がただれなければ正、手がただれれば邪とされた。
●実際には、神への素朴な信仰を利用したのだろうが・・・。
●AIも、同じように利用されるかもしれない。

 そして・・・

                (つづく)
生野菜。 [2024年11月22日(Fri)]
(1282)
 少し話が脱線してしまいました。
 さて、新鮮な野菜、中でも葉野菜は毎日たくさん食べなければいけません。
 ジャガイモ、サツマイモ、ゾウコンニャクなど、主にデンプンの供給源となる野菜はそれに含まれません。これらは、同じくデンプン質の穀物と同じ範疇に入れられるべきです。
 ごく普通の新鮮な野菜を十分な量食べることこそが、推奨される食事です。
 きゅうり、トマト、からし菜、クレス、その他の柔らかい葉野菜は、調理をする必要がありません。それらはきちんと洗ってから、生のまま少量食べましょう。
 ・・・
             
    

 野菜と果物についてのガンディーの話の続きです。
 インドで野菜と果物が不足しているのは政府の失策であり、法制度に大きな問題があるということを彼は示唆していましたが(1281)、ここで話を元に戻しています。
 青野菜を毎日食べましょうというのは、現代でもよく言われますよね。しかし、イモ類は別なのだそうです。確かに、イモ類は塊根や塊茎にデンプンを蓄えているので、野菜は野菜でも栄養価の点で別の範疇に入れられるべきであり、むしろ穀物と同じカテゴリーに入れられるべきだとガンディーは言っています。
 ゾウコンニャクは、インドではスラン(suran)と呼ばれるそうです。芋の形が象足(Elephant-foot)に似ていることから、英語では"Elephant yam"(象のヤムイモ)と言うそうです。ただし、ヤムイモはヤマノイモ科ですが、ゾウコンニャクはサトイモ科コンニャク属だそうです。
 からし菜は、アブラナ科の植物です。葉も辛いそうです。その種子から作られる香辛料が、「からし」です。
 クレス(コショウソウ)もアブラナ科の植物で、葉も花も生で食べられるそうです。種子もスパイスとして利用されるそうです。
 それから・・・
第248回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(1)黒死病 [2024年11月22日(Fri)]
 一昨日は、第248回「楽しく学ぶ歴史ゼミ」を開催しました。
 前回、ボッカチオの「デカメロン」について触れたので、今回はその作品の背景となったペストについて・・・

●ヨーロッパでは、「黒死病」と呼ばれたペスト。
●ペスト菌が原因で、ノミを介してネズミから感染した。
●しかし、昔の人にはそんなことは分からない。
●黒死病、いかにも恐ろしそうな名前。

 ・・・
                  (つづく)