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野菜・果物・牛乳。 [2024年08月31日(Sat)]
(1198)
 現在、我が国の村は地域社会としてまったく成り立っていません。それは、我々自身の生活が成り立っていないのと同様です。
 十分な量の野菜、果物、そして牛乳を村の中で生産することは、自然療法の地域計画の中で絶対に欠かせない重要な要素です。そのためにどれだけの時間が費やされたとしても、決して無駄ではありません。
 それはきっと、すべての村人に利益をもたらすはずです。そして究極的には、インド全体の利益にもなるでしょう。

             (「ハリジャン」1946年6月2日)  



 自然療法についてのガンディーの話の続きです。
 「自然療法は、自らの健康を主体的に守るものだ」というようなことを言って、自助努力の大切さを強調するガンディーですが(1197)、当然、それは決して個人だけの問題ではないのです。
 健康にとってとりわけ大事なのは無論のこと食べ物ですが、すべての食べ物を個人または家族だけで自給できるわけではありません。かと言って、遠方から運ばれて来た食品を購入して食べるというのもスワデシの理念(1163)に反しています。だから、村人の健康を維持するために必要な食料は、村の中で生産されなければならないのです。
第246回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(5)マルコ=ポーロは、本当にフビライのお気に入りだったのか? [2024年08月31日(Sat)]
 8月14日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●マルコは、必死に勉強してモンゴル語をマスターした。
●そして、フビライにとても気に入られた。
●・・・ということになっている。
●それは、マルコ自身が語ったことで・・・。
●元の側の記録には、マルコ=ポーロのことは書いていない。
●「自分は気に入られている」と彼が思い込んだだけなのか?

 ・・・

                       (つづく)
自然療法は、自らの健康を主体的に守るものだ。 [2024年08月30日(Fri)]
(1197)
 病院から無料または有料の薬が提供されるかどうかは重要な問題ではありません。病院で無料の診療を受けるということは、つまり施しを受けるということです。自然療法を受けることは、物乞いとはまったく違います。自らを助けるということは、自尊感情を高めるのです。
 その人は、自分を取り巻く生活環境のシステムから毒を取り除くことによって徐々に自らを治療し、将来の病気を予防するのです。
 ・・・



 自然療法についてのガンディーの論説です。
 村人の治療は、「できるだけ簡素で、費用が掛からない方が良い。村にある道具や設備を使って村の中で行われるのが理想だ」と彼は言っていました。(1195)
 それは、村の自立・自由・自治を守るためでもあるのです。他からの援助を受ければ、どうしても依存度・従属度を高めてしまいます。何よりも、自尊感情や自治の精神を持ちにくくしてしまうと彼は考えているようです。
 そのように、他者に頼らず、自分自身の力で自らの病気を予防し、治療するべきだというのがガンディーの主張です。ただし、完全に個人の力だけでそれが実現可能だとは言っていません。
 どういうことかと言いますと・・・
7月定例学問会の報告(12)地域外の話題。 [2024年08月30日(Fri)]
 7月定例学問会の報告の最終回です。
 
●「京極の水」の京極は、京都じゃないよ。
●北海道で住みやすい所はどこかな?
●オホーツク紋別空港の利用促進について。
●長崎県のおいしい食べ物。
●熊本の「いきなり団子」。
●富士山の噴火、集中豪雨と水不足、地震。


 「下川わわわ大学」の8・9月定例学問会は、明後日、9月1日です。
自然療法とは・・・。 [2024年08月29日(Thu)]
(1196)
 自然療法とは、生活体・生命体としてのその人の状態をより良い方向へ変化させることにほかなりません。それは、健康の法則に合致するように人の生活を整えていくことです。
 ・・・
 
         

 自然療法についてのガンディーの話の続きです。
 自然療法と言っても、「自然の力がギュッと詰まったサプリメントや健康食品」を買うわけでも、「自然治癒力を引き出す特別なレッスン」を受けるわけでも、まったくありません。それは、「自然の法則に従った健康な暮らし」を実践することです。
 だから、自然療法は決してお金の掛かるものではないのです。(1195)
 なお、「健康の法則」については、(1187)以下に記述されていましたね。
 そして、さらに続けて・・・
しもかわ読書会8月例会の報告(4)脊髄損傷。 [2024年08月29日(Thu)]
 「しもかわ読書会」8月例会の報告の続きです。
 
●宙返りで頭から落下、頸部を強打。
●7つある首の骨のうち、4つ目が脱臼骨折。
●そのため、肩から下の各部分につながる運動神経がやられてしまった。
●たまたま横隔膜につながる神経が辛うじて無事だったので、腹式呼吸ができた。
●そうでなければ、窒息死していた。
●一時は人工呼吸器を付け、何度も生命の危険にさらされた。

 そして・・・     
                               (つづく)
できるだけ簡素で、費用が掛からない方が良い。 [2024年08月28日(Wed)]
(1195)
 自然療法では、できるだけ簡素で、かつ費用が掛からない方が良いのです。そのような手当を村の中でできるのであれば、それが理想です。
 治療に必要な道具や設備は、村人たちの手によって作られるものであるべきです。村で持つことができないものは、外から持ち込まれるべきではありません。
 ・・・
 

 
 これも、自然療法についてのガンディーの論説です。
 彼が自然療法を推奨するのは、何よりもそれが村の自治につながるからです。どんなに優れた薬や治療法でも、それが高価であったり都市部に行かなければ入手できないものであったりすれば、村人には利益がありません。たとえその恩恵を享受できたとしても、都市に対する村の依存度は非常に高くなってしまいます。
 だから、ガンディーは「治療に必要な道具や設備は、村人たちの手によって作られるものでなければならない」と断言するのです。
 同様の主張は、これまでに何度も繰り返されていましたね。(例えば(1181)など)
 そして・・・
第246回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(4)シルクロードを踏破して・・・ [2024年08月28日(Wed)]
 8月14日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●マルコのお父さんと叔父さんは、再び元に向かうことになった。
●マルコも、一緒に中国に向けて旅立った。
●シルクロードを通って、長い長い旅の果てに・・・。
●無事に元の都に到着し、フビライ=ハンに会う。
●元の都の大きさ、宮殿の立派さに驚くマルコ。
●フビライは、異国の若者に会って大変喜んだ。

 それから・・・

                 (つづく)
自然療法と神の御名。 [2024年08月27日(Tue)]
(1194)
 自然療法は、理想的な生活の仕方に通じます。
 そして、それを実現させるためには、町及び村における理想的な生活条件が整っていることが必要です。
 また、言うまでもないことですが、自然療法というシステムが回転する中心にあるのは神の御名です。
 
             (「ハリジャン」1946年5月26日)



 自然療法についてのガンディーの話の続きです。
 「衛生のルールを守り、食事と運動に配慮していれば、医者はいらない」と彼は言っていました。(1193)
 つまり、清潔を保ち、過食や美食を避けてバランスの取れた食事をし、さらに肉体労働によって日々適度な運動をするということです。(1186)それは、ガンディーの考える理想の生活でもあります。
 また、自然療法の中心にあるのは「神の御名(Ramanama ラーマの名)」であると彼は述べています。このように、自然療法は宗教とも密接な関係があるのです。
 
7月定例学問会の報告(11)その他、地域の話題など。 [2024年08月27日(Tue)]
 7月定例学問会の報告の続きです。

「しもポタサークルラリー2024」に、みんなで参加しよう! 
●「シ―ニックバイウェイ」に・・・。
●インスタグラムの使い方。
#しもポタ2024
●動物福祉とビーガン。
●深刻な人手不足、下川町で楽しく働き、楽しく暮らそう。
●「エミュー牧場物語」の実写版。
●ふるさと納税について。
●農業の話。

 そして・・・   
                (つづく)

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