自給自足とは、閉じた世界で生きることではない [2024年07月31日(Wed)]
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自給自足とは、決して閉鎖性を意味するわけではありません。それは、完全な自己完結の状態とは違うのです。 どんな状況を想定したとしても、我々は自らの生活に必要なものすべてを生産することはできないでしょう。 ・・・ 自給自足についてのガンディーの発言です。 「自給自足(self-sufficiency)」とは、「自らの生存・生活に必要なものを自ら生産できる能力を持つ」ということでしょう。("sufficiency"とは、「十分」「充足」という意味です)決して、他と関わりを持たないということではありません。 また、重要なのは「自立・自治を損なうような依存の状態に陥らない」ということですから、他の地域で生産されたものを絶対に使わないということでもありません。様々な地域にはそれぞれの特性というものがあるのですから、栽培できる農産物、飼育できる動物、採集できる木の実、漁獲できる魚介類、採掘できる地下資源、入手できる原材料などは、当然地域によって違います。 だから・・・ |