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インク作りは成長産業。 [2024年06月30日(Sun)]
(1135)
 スワデシの団体であれば、それらのインクのサンプルを科学的に分析することができるでしょう。そして、品質向上の向上を最大限に追求できるように彼らを励まし、指針や助言を与えるでしょう。
 インク作りは良い産業であり、これから成長していく産業です。それには専門的な化学の知識が必要です。
 
             (「ハリジャン」1934年9月14日)


 
 インクについてのガンディーの話の続きです。
 彼自身、手仕事によって作られたインクを選んで使っていたようですが(1134)、それだけでは零細な産業を守るには不十分です。
 そこで彼は、スワデシを目指す団体が技術指導を行い、品質や生産性の向上を図るべきだと提言しています。
 スワデシは、一般的には「国産品愛用」と訳されますが、ガンディーの考えるスワデシとは、「単に自国企業の製品、あるいは国内で生産された製品を買おう」というのではなく、「村で行われているような自給自足的な家内産業を守ろう」ということなのです。(1048)
 これで、様々な村の産業についての個別的な言及は終わりです。
 続いて、ガンディーは・・・
第244回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(2)捨聖(すてひじり)。 [2024年06月30日(Sun)]
 6月26日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●一遍は、死ぬ時に著書をすべて焼いてしまった。
●一生旅をしていたので、自分の教団の本拠地も作らなかった。
●すべてを捨てた、捨聖。
●他力信仰を究極まで深め、信仰さえも超えた。
●しかし、弟子たちが「一遍上人絵伝」などを残したので、ある程度のことは分かる。
●人々の暮らしの様子がよく分かるので、教科書にもよく出て来る一遍上人絵伝。

 そして・・・

                 (つづく)
6月定例学問会の報告(5)お葬式について。 [2024年06月29日(Sat)]
 6月定例学問会の報告の続きです。
 
●知り合いが亡くなった時、お葬式に出席するかどうか?
●どこで線引きすればいいんだろう?
●家族がいる人と、単身の移住者では、事情が違うんじゃないかな。
●それよりも、自分のお葬式をどうするかが問題。
●やっぱり、生前に意志を表明しておくことが大事かな。
●死ぬことを考えると、共同体は必要ですね。

 さらに・・・
                (つづく)
テナリのインク。 [2024年06月29日(Sat)]
インク 

(1134)
 私が書く時に使っているインクは、テナリで作られたものです。そこでは12人ほどの職人が雇用されています。そして、厳しい状況の中でも前に進み続けています。
 私は、テナリの職人たちのように疑いなく悪戦苦闘していると思われる作り手たちから3種類の見本を送ってもらいました。私はそれらに興味を持ち、問い合わせをしました。
 しかし、私にできるのはそこまでです。
 ・・・
 

  
 これも、村の産業についてのガンディーの論説です。
 手すき紙(1133)の次は、インクについてです。
 インクも、昔ながらの手作業によって村で作られたものを彼は使うようにしていたようですね。
 テナリというのは、インド南部、アーンドラ=プラデーシュ州にある都市のことだと思います。 工場で作られた製品ではなく、職人たちが手作業で作ったインクを彼は選んで購入していたのだと思われます。
 このように、「より便利なもの」「よりお洒落なもの」「流行してるもの」「安いもの」を買うのではなくて、「応援すべき人たちが作ったものを選んで買う」という方針でガンディーは用品を選んでいたようです。ということは、現代風に言えば「買い物は投票である」という考えに近かったとも言えると思います。
 しかし、個人がする買い物だけではなかなか世の中は変わりません。
 そこで・・・
 
アーメダバードの紙。 [2024年06月28日(Fri)]
(1133)
 手すき紙を使っている人は、それが持つ独自の魅力を知っているはずです。アーメダバードの名産品である紙のことは、誰も知らない人はいないでしょう。その耐久性、その光沢は、どんな工場製の紙もとても太刀打ちできません。古いスタイルの帳簿は、今もアーメダバード産の紙から作られています。
 しかし、恐らくこれらもまた、他の産業と同様にこのままでは消滅してしまうのではないでしょうか。ほんの少しの奨励策があれば、それは存続できるでしょう。もしも大所高所からの適切な指導を受けられれば、その製法には改良が加えられ、この手すき紙の中にいくつか見られる欠点も容易に取り除かれるでしょう。
 この産業には数え切れないほどの人が従事していますが、その実態はほとんど知られていません。紙すきの仕事に携わっている人々の経済状況は、是非とも調査されるべきです。彼らはきっと、指導や助言を受け入れるでしょう。そして、自分たちに心を寄せてくれた人々に感謝するでしょう。
  
             (「ハリジャン」1934年9月14日) 
 
            

 手すき紙についてのガンディーの話(1132)の続きです。
 アーメダバードは、インド・グジャラート州にある大都市です。紙の名産地でもあったようです。アーメダバード産の手すき紙には、工場で作られた紙にはない良い性質があると彼は言っています。現代の日本でも、伝統工芸品は大量生産された工場製品にはない価値を持った高級品として一定の需要を保っているようですね。
 ところが、そのようなアーメダバードの手すき紙でさえ、奨励策や保護策が講じられなければいずれ消滅してしまうだろうと彼は強い危機感を表明しています。
 さらに、伝統的な製法に改良が加えられる必要性も指摘されています。
 手すき紙についての言及は以上でおしまいです。
 次は・・・
しもかわ読書会6月例会の報告(2)渋沢栄一が若い頃は、江戸時代だった。 [2024年06月28日(Fri)]
 「しもかわ読書会」6月例会の報告の続きです。
 
●渋沢栄一は、1940年生まれ。
●生まれたのは現在の埼玉県深谷市、当時は岡部藩という藩だった。
●渋沢栄一は武士ではなく農民の子。
●しかし、富裕な農家の跡取り息子だった。
●江戸時代末期、関東地方ではかなり貨幣経済が浸透していたらしい。
●渋沢家でも、蚕を飼ったり藍を育てたりしていた。
●さらに、近隣の農家から生産物を買い付け、加工して売りに行くこともしていた。
 そして・・・

                     (つづく)
村を愛する人は、手すき紙を使いたいと思う。 [2024年06月27日(Thu)]
手すき紙

(1132)
 私はある人からこう聞きました。十分な体制が整いさえすれば、工場製品と同じ値段で手すき紙を供給することも可能だと。
 もちろん、日々増大し続けている紙の需要を満たすほどの量の手すき紙を供給することはできません。それは、私にも分かっています。
 しかし、この国に70万もある村と村で作られている手工芸品を愛する人は、もしもそれが容易に得られるならば常に手すき紙を使いたいと思うでしょうか。
 ・・・
  
         
 
 これも、村の産業についてのガンディーの論説です。
 石けん(1131)の次は、手すき紙についてです。
 手すき紙と工場製の紙を比べると、大量生産に関してはもちろん工場で作る方が有利です。また、生産効率の高さとスケールメリットのために値段も安くできるでしょう。しかし、値段に関しては手すき紙でも工場製の紙と同程度まで抑えることは可能だという説を彼は支持しているようです。
 しかし、そのガンディーでも、「手作業で作る紙では増大する紙の需要を満たすことはできない」というのは認めています。だから、彼が訴える運動の目標は、「工場製の紙をすべて手すき紙に換える」ことではなく、「手すき紙を守るために、手すき紙を積極的に使おう」ということなのです。
 そして・・・
第244回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(1)一遍 [2024年06月27日(Thu)]
 昨日は、第244回「楽しく学ぶ歴史ゼミ」を開催しました。
 
●鎌倉時代は、今とは違った意味で苦しみに満ちた厳しい時代だった。
●そんな時代に、優れた宗教家・思想家が次々に現れた。
●法然・栄西・道元・親鸞、少し後に日蓮、さらに遅れて現れたのが、一遍。
●しかし、一遍はあまり有名ではない。
●一遍が開いた「時宗」は、浄土真宗や日蓮宗のような大教団ではない。
●大きな教団を作れなかったのではなく、教団を大きくする気がなかった。

 さらに・・・
                  (つづく)

村で作られた石けん。 [2024年06月26日(Wed)]
石けん

(1131)
 村で使う石けんは、かつてはサジーと粘土から作っていました。その石けんには、タタやゴドレジの工場で作られる石けんが持っている魅惑的な芳香はないでしょう。包装も、それほど綺麗ではないでしょう。
 しかし、それはカディ―と同じように自給自足という素晴らしい特性を持っているのです。

             (「Khadi-Why and How」1959年) 
 


 様々な村の産業について述べてきたガンディーですが、次に取り上げるのは石けんです。
 村の石けんは、サジーと粘土で作られていたそうです。
 サジーというのは植物で、果実からオイルが採れるようです。サジー石けんというものもあるようなので、それのことかなと思います。でも、自信はありません。
 粘土には、汚れを吸着する力があるそうなので、これも石けんとして使われていたのだと思われます。
 「タタ」は、インド最大の財閥企業です。(686)きっと、石けんも作っていたのでしょうね。
 「ゴドレジ」も、インドの大手財閥です。鍵の製造で創業し、石けん製造で成功したそうです。
 タタやゴドレジなどの企業が作る石けんは、綺麗な包装箱に入っていて、しかも効果についての期待や幻想を持たせるような芳香成分も添加されていたのでしょう。それで、消費者はついつい買わされてしまうのです。まったく今と変わりませんね。
6月定例学問会の報告(4)死海への旅 [2024年06月26日(Wed)]
 6月定例学問会の報告の続きです。
 
●死海への旅。
●塩分濃いので傷口注意。
●イスラエルから? ヨルダン川西岸地区から? ヨルダンから?
●イスラエルという不思議な国。
●死海と言えば、洗礼者ヨハネですね。
●今は、残酷で悲惨な戦いが続いている。
●異国での病気。

 そして・・・

                (つづく)
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