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お勉強 (05/11)
毎朝奏でられる美しい音楽が失われてしまっている。 [2024年05月31日(Fri)]
(1105)
 その上、その過程はまるで伝染病のようにすべての村の産業にも広がってしまうでしょう。村の産業が衰退するということは、村の技術や芸術が衰退するということです。
 もしも、古い手工芸に代わって新しい手工芸が生み出されるということならば、それほど批判されるべきことではないのかもしれません。しかし、今起こっているのは決してそういうことではありません。
 動力で動く製粉機が存在する数千の村では、石臼が毎朝奏でる美しい音楽が失われてしまっているのです。
 
                (「ハリジャン」1946年3月10日)  



 動力機械による製粉を批判するガンディーの話の続きです。
 「動力機械を使った製粉は、石臼を作る職人や石臼を使って粉挽きをする主婦たちの仕事を奪ってしまっている」と言って彼は機械による製粉を激しく批判しています。(1104)
 しかも、それは製粉だけでなく、他の村の産業にも波及すると彼は述べています。確かに、機械化の流れが出来上がってしまえば、それは当然ほかの分野にも広がっていくでしょう。村の手仕事は次々に機械に置き換えられ、その結果として村の手工業はほとんど壊滅してしまうでしょう。
 ガンディーによれば、それは村の技術が失われることであり、村の芸術や文化が失われることなのです。
 
しもかわ読書会5月例会の報告(3)希望は、まったくないのだろうか? [2024年05月31日(Fri)]
 「しもかわ読書会」5月例会の報告の続きです。
 
●大学や会社などの小さなコミュニティで「自治」する力が失われたとしたら・・・。
●社会全体の新自由主義化の潮流に歯止めをかけることは困難に思えるが。
●希望はまったくないのか、いや、ある。
●新自由主義化が進む現代の資本主義のもとでも、ある種の自治への契機は・・・。
●常にあちこちで芽生えているのではないか。

 そして・・・

                                (つづく)
こんなやり方で多くの富を得ることは果たして正当なのだろうか? [2024年05月30日(Thu)]
(1104)
 こんなやり方で、貧しい人々を犠牲にして、多くの富を得るということは果たして正当でしょうか?
 そのような機械は数千の石臼を無用の長物にしてしまいます。そして、石臼を作る職人や石臼を使って粉挽きをする主婦たちの仕事を奪ってしまうのです。
 ・・・
 
 

 動力機械による製粉を批判するガンディーの話の続きです。
 動力で動く製粉機のことを、彼は「強欲のしるし」と言っています。(1103)
 それはどういうことかと言うと、高価な機械を使って大量生産をしようとする目的は利潤の追求であると考えられるからでしょう。
 機械は、決して労働者の負担を軽減するために導入されるのではないのです。機械の導入によって必要な労働量が削減されれば、労働者にはきっとほかの仕事が与えられるでしょう。だから、働く人が楽になるわけではないのです。
 そして、全体として必要な労働力が減れば、資本家は当然雇用する人数を減らすでしょう。労働力に投資するより機械に投資した方が効率よく儲けられるからです。そうなれば、労働者に分配される利益の割合も減るでしょう。機械の導入による生産性の向上は、決して労働者への富の分配を増やすことにはならないのです。
 さらに、雇用されて働く労働者ではなく個人事業として働いている人はもっと悲惨です。仕事そのもの、すなわち所得を喪失してしまうことになるからです。
 しかし、決してこれは石臼職人や粉挽きをしていた女性労働者だけの問題ではありません。ガンディーはさらに続けて・・・
 
第243回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(1)日蓮 [2024年05月30日(Thu)]
 昨日は、第243回「楽しく学ぶ歴史ゼミ」を開催しました。
 前回は北条時宗について学びました。今回は、時宗と同時代に生きたお坊さん、日蓮です。
 日蓮は、日蓮宗を開いた人です。日蓮宗のお寺としては身延山久遠寺(山梨県)や池上本門寺(東京都)が有名ですが、日蓮の出身地は山梨県でも東京都でもありません。
 果たしてどこなのかと言うと・・・

                  (つづく)
機械の導入は強欲のしるし。 [2024年05月29日(Wed)]
(1103)
 現在では、数千の村に動力で回す麦の製粉機が存在しています。このことが我々を無力にしているのであり、まったく我慢できないことだと私は思っています。
 インドは、動力で動く製粉機などの作り出さないでしょう。このような機械を村の中に大量に持ち込もうとするのもまた、強欲のしるしなのです。
 ・・・



 精米工場を批判した後(1102)、ガンディーは製粉工場について語ります。
 インドでは、(昔は、どこでも大体そうでしょうが)石臼を手で回して麦の製粉をしていたようです。(1082)
 しかし、20世紀になって、動力を使った製粉機が恐らくイギリスから導入され、小麦粉は機械で作られるようになっていたようです。このことを、ガンディーは決して科学の進歩であって喜ばしいことであるとは考えません。彼にとって、効率は決して追求すべきものではないのです。
 なぜなら、「人間の健康・幸福・精神的な成長のために機械は役立たない。むしろ、害になる」というのが彼の見解だからです。(142)
 そして・・・
5月定例学問会の報告(4)羊を飼いたい [2024年05月29日(Wed)]
 5月定例学問会の報告の続きです。
 
●そうなると、羊を飼う人と飼う場所が必要になる。
●羊小屋の面積は、1.5坪。
●ヤギを飼う本は、図書室にありますね。
●広がる美桑が丘の森の可能性。
●動物がいれば、そこが人間の居場所にもなる。
●協同で羊を飼う実践を目指したい。
●動物園じゃないけど、動物がいる町。

 そして・・・

                (つづく)
醜悪な精米工場。 [2024年05月28日(Tue)]
(1102)
 人間にとって健康は何よりも大切な宝物です。しかし、醜悪な精米工場は、米を作るすべての過程で人々を踏みにじり、その健康に害を与えています。それを生み出しているのは、人間の強欲です。
 もし、大衆が強力な世論を持てば、精米工場は存在できなくなるでしょう。人々は、ただ玄米を求めるだけで良いのです。そして工場主に対して、「国民の健康を損ない、貧しい人々が地道に生計を立てる手段を奪うような商売はやめるべきだ」と訴えるだけで良いのです。

                  (「ハリジャン」1934年10月26日)  
    


 精米工場についてのガンディーの話の続きです。
 「昔からのやり方に従って村で米の籾摺りをすること」を強く主張するガンディーは、近代的な精米工場を大いにけなしています。(1101)
 「その元凶は人間の強欲である」と言っているのは、精米工場を建設し経営する動機が利潤の追求であると彼が見なしているからだと思います。これに対抗するために、ガンディーは消費者運動のようなものが力を発揮することを期待しているようです。
 だとすると、国民の方も、「より安く」「より便利に」「より手軽に」というようなことを求めているだけではいけないわけですね。
 
第242回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(13)竹崎季長。 [2024年05月28日(Tue)]
 4月17日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の最終回です。

●竹崎季長というのは、肥後(熊本県)の御家人。
●文永・弘安の役に出陣して活躍した。
●有名な「蒙古襲来絵詞」を描かせたので有名。
●今で言えば、戦場カメラマンのようなものか。
●絵を描いている時に矢が飛んで来たら?
●多分、戦場で絵を描いたのではなく、後で描いたのだろう。
●当時の戦争の様子を知る貴重な資料。


  次回は明日、29日(水)です。
経済面でも、健康面でも、利益がある。 [2024年05月28日(Tue)]
手作業での籾摺りと製粉

(1101)
 手作業で米の籾摺りをしたり麦の製粉をしたりすることは、いくつかの点で、すなわち経済の面でも健康の面でも、飢えている大衆の利益にすぐにつながります。それだけでなく、国じゅうで最も豊かな人々もその利益を享受することができます。
 完全無欠のスワデシについての著作の中で、私はそのことを示しました。
 このように、昔からのやり方に従って村で米の籾摺りをすれば、その作業をする女性たちは賃金を手にすることができるでしょう。そして、米を食べている大衆はデンプンの塊でしかない白米の代わりに玄米から健康に必須の栄養素を摂取することができるようになるでしょう。
 ・・・
 
       
 

 酪農業に続いて、手作業での籾摺りと製粉についてガンディーは語ります。
 昔は、米の籾摺りは村人による手作業で行っていたそうです。工場で精米された米は白米ですが、手作業で籾摺りされたものは玄米です。「白米は大事な栄養素を含む米ぬかを取り除いてしまうので健康に良くない」ということは、(1083)でも述べられていました。
 経済の面で、というのは、籾摺り作業をする労働者(主に女性だったようです)がその仕事によって賃金を得ることができていたからです。
 そして・・・

第242回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(12)北条時宗と東条英機。 [2024年05月27日(Mon)]
 4月17日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●大国の元に対して、恐れず、怯まず、勇敢に立ち向かい、勝利した北条時宗。
●弘安の役の後、34歳で死んでしまった。
●やはり、相当の心労、プレッシャーだったのだろう。
●ところで、もし神風が吹かなかったら、日本が元に負けていたら、どうだったのか?
●後世、大国のアメリカと戦った日本。
●日本は絶対に負けない、負けそうになれば必ず神風が吹くと信じていた。

 そして・・・
                  (つづく)
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