• もっと見る
« 2024年01月 | Main | 2024年03月»
社会主義者たちの批判に対して・・・。 [2024年02月29日(Thu)]
(1012)
 しかし、私たちの主張は今やすっかり破綻してしまっています。
 社会主義者たちはこう言って我々を非難しています。「あなたたちは、チャルカ、チャルカと何年間も騒ぎ立てているが、結局何も達成することができていないではないか」。
 それに対して、一体どう答えられると言うのでしょうか?
 ・・・
 


 カディ運動についてのガンディーの話の続きです。
 「チャルカ(糸車)を、非暴力の象徴にしなければならない(1011)」と彼は述べていました。しかし、その成果が十分に挙げられていないと感じていたようです。
 彼にとって、カディ運動は単なる理想論ではいけなかったのです。それによって、「階級間の対立を解消させる」ことができなければいけなかったのです。(959)そうでなければ、別の方法で階級問題の解決を図ろうと主張する社会主義者たちの批判に答えることができない。自分たちの正しさを立証することができない。このように彼は考えていたのだと思われます。
 それから・・・
第240回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(6)父の死。 [2024年02月29日(Thu)]
 2月14日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●テムジンが9歳の時、父のイェスゲイは殺された。
●旅先でもらった水に、毒を盛られたと言われる。
●部族同士で抗争を繰り返していたので、敵も多かっただろう。
●イェスゲイが亡くなると、多くの村人は村を出て行った。
●厳しい草原の社会では、強いリーダーがいないと生きていけない。

 そして・・・

                  (つづく)
2月定例学問会の報告(2)人はなぜ、旅をしたくなるのか? [2024年02月29日(Thu)]
 2月定例学問会の報告の続きです。
 
●全国各地にあるエコビレッジ。
●自然農・自然栽培・リジェネラティブ。
●エネルギー自給の取り組み。
●いろんな所で、いろんな人たちが、いろんなことをやっている。
●広い空間の中で、のびのびと過ごしたい。
●自分に何ができるのか、探し求めていれば・・・。

 そして・・・

                (つづく)
剣は語る、チャルカも語る。 [2024年02月28日(Wed)]
(1011)
 しかし、我々がその精神に従った実践をしない限り、チャルカは非暴力の象徴になることができません。
 ムッソリーニ邸の広間に飾ってあった剣は、まるでこう言っているように感じられました。「俺に触れた者は誰であろうが斬ってやる」。その姿は、私の目に生き生きとした暴力のイメージを焼き付けました。その刀は、「俺に触れてみろ。そして、俺の力を思い知れ」と語っているようでした。
 だから私たちも、チャルカの力を目に見える形で示せるようにならなければなりません。そして、チャルカを一目見ただけで誰もが非暴力について語るチャルカの声を聴くようにするのです。
 ・・・
 


 カディ運動についての話の続きです。「カディの材料である糸を紡ぐための糸車、チャルカは非暴力の象徴である」とガンディーは繰り返し述べています。しかし、それは単なる理想論ではなく、実践によって証明されなければならないと言うのです。
 ムッソリーニとは、あのイタリアの独裁者のムッソリーニです。ガンディーは、彼の家を訪問したことがあるのです。(1010)
 ムッソリーニ邸には剣が飾られていたそうです。それは、確かにありそうなことですね。そして、剣はもちろん暴力の象徴です。それは、当然ですね。剣は人を殺傷する武器であり、剣を見る人は誰でも暴力を想起するに違いないからです。
 しかし、チャルカを見たからと言って人々が非暴力を想起するとは限りません。そのためには、チャルカを通して非暴力の理念がはっきりと示されるような実践活動が展開される必要があるのです。
 ところが・・・
第1回NPO法人設立ゼミの報告(5)利益の分配。 [2024年02月28日(Wed)]
 第1回NPO法人設立ゼミの報告の続きです。

●「利益を出資者で分配しないこと」が非営利の意味になる。
●しかし、赤字で無配当になった企業が非営利になるわけではない。
●それは、営利が目的だったが結果的にその目的が果たせなかったということ。
●つまり、利益の分配をする目的で資金を集めるならば営利になる。
●非営利とは、「営利の分配を目的としない」ことであるとも言える。
●そして、結果的に利益が生じても、出資者に分配しない。

 ですから・・・

                     (つづく)
しもかわ読書会2月例会の報告(7)探究型の学び。 [2024年02月28日(Wed)]
 「しもかわ読書会」2月例会の報告の続きです。

 
●カリキュラムの中核を、「プロジェクト」「探究」へ転換する。
●出来合いの問いと答えばかり学ぶのではなく・・・。
●自分なりの問いを立て、自分なりのやり方で、自分なりの答えに辿り着く。
●探究のテーマは、先生が用意してもいいし、子ども自身が設定してもいい。
●プロジェクトには様々な形態がある。
●しかし、問いを立てるのは子ども自身でなければならない。
 
 そして・・・
                       (つづく)
暴力の象徴、非暴力の象徴。 [2024年02月27日(Tue)]
(1010)
 もしも、あなたが暴力を使う人の家を訪問したとすれば、虎の皮や、鹿の角や、剣や、銃や、あるいはそのような類のものでその客間が飾られていることに気付くでしょう。
 私はかつて、インド総督の公邸に行ったことがあります。また、ムッソリーニに会ったこともあります。どちらの家でも、私は壁に掛かった武器を目にしました。そこで私を迎えたのは、暴力の象徴である武器の敬礼でした。
 武器は暴力の象徴です。それと同じように、チャルカは非暴力の象徴なのです。我々が最も直接的に非暴力を認識できるのは、チャルカを通してだからです。
 ・・・

 

 カディ運動についてのガンディーの話(1009)の続きです。
 カディを作るためのチャルカは、「非暴力の象徴」であると彼は言います。
 それに対して、武器は、「暴力の象徴」です。
 インド総督とは、インドを植民地として支配していたイギリスの現地支配者です。名目上はイギリス国王を皇帝とする直接統治であり、インド総督には「副王(Viceroy)」の称号が与えられたそうです。
 ムッソリーニは、有名なイタリアの独裁者です。ガンディーは、ムッソリーニ邸を訪問したこともあるのですね。彼らの主義主張を考えると、仲が良かったとは思えませんが。
 それから・・・
第240回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(5)蒼き狼。 [2024年02月27日(Tue)]
 2月14日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●そういうわけで、モンゴル族は部族間での争いに明け暮れていた。
●草原の民をまとめるリーダーもいなかった。
●チンギスハンの子どもの時の名前はテムジン。
●イェスゲイというモンゴル部族の首長の子どもとして生まれた。
●しかし、モンゴル部族全体のリーダーというわけでもなかった。
●その先祖は、「蒼き狼」ということになっていた。

 しかし・・・

                             (つづく)
第1回NPO法人設立ゼミの報告(4)株式会社について。 [2024年02月27日(Tue)]
 第1回NPO法人設立ゼミの報告の続きです。

●「非営利とは何か」は難しいので、営利について考えよう。
●株式会社は、株を発行することによって資本金を集める。
●株式会社が事業によって利益を得ると、株主に分配される。
●そもそも、利益の分配があると期待されるから株主は株を買う。
●そうでない動機で株を買うこともありうるが、基本的にはそう考えられる。
●従業員にも利益が分配されることもありうるが、株主利益に反しない範囲になるだろう。
●つまり、事業の結果得られる利益を出資者に分配する、その目的で出資を募るのが営利。

 と、いうわけで・・・

                     (つづく)
ユートピアではない。 [2024年02月26日(Mon)]
(1009)
 私が言いたいことの3つ目は、次のようなことです。
 非暴力とは、決して空想の世界、ユートピアの中にしか存在しないものではありません。もしそうなら、私にとって非暴力は何の意味もないものになってしまいます。
 私は、あくまでもこの現実世界で、かつ自分が生きている間に、是非とも非暴力を実現させたいと願っているのです。
 それでは、一体どうすれば非暴力を実現することができるのでしょうか? そのためには、この社会を深い思いやりやその他の美徳の備わったものに変えていかなければなりません。
 ・・・



 カディ運動についてのガンディーの話の続きです。
 彼によれば、「糸車は戦争のような経済ではなく平和的な経済のシンボル(995)」なのです。しかし、それは決して理想的なイメージではなく、この世界の中で是非とも実現させなければならないものなのです。
 「ユートピア(utopia)」とは、理想郷や理想的な社会を意味する言葉です。元々は、トマス=モアという人が「どこにもない場所」という意味のギリシア語から造った造語です。けれども、決してそのような空想上の理想状態ではなく、あくまでも現実世界においてそれを実現させようと本気で思っているのだと彼は強調しているのです。    
 また、社会主義者たちからの批判を彼は相当意識しているようなので、マルクス主義者による「空想的社会主義(utopian socialism)」というような言葉も念頭に置かれているのではないかと思います。
 ただし、ガンディーの原文では「非暴力は別の世界の何かではない」と書かれていて、「ユートピア」という用語を彼が用いているわけではありません。
 そして・・・

| 次へ