• もっと見る
« 2023年12月 | Main | 2024年02月»
職業による差別。 [2024年01月31日(Wed)]
(983)
 地域によっては、職工たちがその職業のために不可触民として差別される所も見受けられます。彼らのほとんどは、最も粗末な無地のカディの織り手です。
 カディによって彼らの素朴な手工業に対する需要が生み出されなければ、この階級は遠からず死に絶えてしまっていたでしょう。その時、数え切れないほどのハリジャンの家族が糸紡ぎで生計を立てているという事実が明らかになったのす。
 ・・・



 これも、糸紡ぎ・手織りの綿布(カディ)を作ろうという国民運動を呼び掛けたガンディーの文章です。
 インドには、「不可触民」と呼ばれる被差別集団がありました。これらの人々に対する差別の解消はガンディーにとっての最優先課題でした。彼らを「ハリジャン(神の子)」と呼んだのも、彼の強い問題意識に基づいています。(218)
 さて、これらの人々は周囲からの偏見や蔑視に苦しられていただけでなく、現実の生活困窮にも直面していました。ガンディーは、経済的窮乏から彼らを救うために彼らの生産したカディに対する需要を生み出す必要があると考えたのだと思われます。
 そして、さらに続けて・・・
1月定例学問会の報告(2)自転車スタンプラリー計画 [2024年01月31日(Wed)]
 1月定例学問会の報告の続きです。
 
●下川町で、自転車スタンプラリー大会をやろう!
●剣淵町でも、やってますね。
●もちろん、すべての過程を楽しみながらやる。
●誰かに期待する、誰かがやってくれるのを当てにするのではなくて・・・。
●自転車の文化を地域に広げ、根付かせていくために。
●ヒルクライムも、いいですけど。

 そして・・・

                (つづく)
しもかわ読書会1月例会の報告(9)争いを避け、鎮めるスキルが、失われつつあるのでは? [2024年01月31日(Wed)]
 「しもかわ読書会」1月例会の報告の続きです。

 ●子どもの時に、ケンカやトラブルを経験する機会の減少。
 ●子ども社会の中での関わりの希薄化、経験の欠乏。
 ●話し合い、交渉、妥協、合意形成のプロセスを経験する場はどこにあるか?
 ●昔の共同体では、気の合わない人とも一緒に生きていかなくてはならなかった。
 ●今は、気に入らない人との関係を絶つこともできる。
 ●戦争体験は継承されずに、風化し、消えてゆきつつある?

 それから・・・
                       (つづく)
反論の余地がないチャルカの重要性。 [2024年01月30日(Tue)]
(982)
 そして、その金額のほとんどがこの国の最も貧しい人たちに分配されるようになれば、それこそが富をほぼ平等に分配する公正な方法ということになるでしょう。
 このような分配に道徳的な無限の価値を加味するならば、チャルカの重要性はまったく反論の余地のないものとなるに違いありません。

                   (「ヤングインディア」1927年2月17日)
    


 糸紡ぎについてのガンディーの話の続きです。
 まず、「チャルカ(手回しの糸車)を使って人々が糸を紡ぎ、布を織り、そして衣服を国内で自給できるようになれば、海外への富の流出を防ぎ、インド国内に富を蓄積することができる」と彼は言っています。(981)
 さらに、その生産は大規模な工場ではなく各家庭で行われます。それが難しい場合でも、村の中の協同の事業として行われます。(560)だから、資本家による搾取は行われず、商品の対価は労働者たちに分配されることになるのです。
しもかわ読書会1月例会の報告(8)「敵」という鏡。 [2024年01月30日(Tue)]
 「しもかわ読書会」1月例会の報告の続きです。
 
●お前、嫌な顔するなよって、自分も嫌な顔をしている。
●お前、威張るなよって、自分も威張ってる。
●お前、怒るなよって、自分も怒ってる。
●相手を責める前に、自らを省みよう。
●相手から見たら、どう見えるだろう?
●相手が悪い、自分が正しいと思ってしまうと・・・。

 そして・・・
                       (つづく)
今週の予定 [2024年01月30日(Tue)]
 今週の予定です。


【しもかわ読書会】
 しもかわ読書会2月定例会
 日時 2月4日(日)
    13時〜15時
 場所 下川町公民館2階会議室
 内容 未定(「何かやりたい」という人がいたら、学長までお知らせください)


 誰でも参加できます。どうぞよろしくお願いします。
無から有を生み出す・・・。 [2024年01月29日(Mon)]
(981)
 糸車は、無から有を生み出そうとする試みです。もしも、糸車を回すことによって6億ルピーのお金が国に残るようになれば、それは我々にとって確かに可能なことですが、国の収入に莫大な金額を加えることになります。
 また、その過程で村は自ずから組織化されることになります。
 ・・・
 
 

 これも、糸紡ぎについてのガンディーの論説です。
 伝統的な手回しの糸車(チャルカ)によって、「自分たちの着る服の材料である布は、自分たちの手で作ろう」と彼は呼び掛けています。それは、海外から輸入していた綿布を国内で自給できるようにするということです。そうすれば、綿布輸入のために海外に流出していた富が国内に蓄積され、国内で循環されるようになるということです。(975)
 その経済効果を6億ルピーと彼は見積もっています。その根拠はよく分かりませんが、ルピーというのはインドのお金の単位です。
 そして・・・
1月定例学問会の報告(1)たのしいまちづくり。 [2024年01月29日(Mon)]
 昨日は、モレーナで1月定例学問会を開催しました。
 
●何かをしてほしいと他人に期待しても、楽しくない。
●自分がやりたいことをやるのが楽しい。
●やりたいことをやる。考えたり話したりすることも楽しめる。
●自分が楽しいことを、ほかの人と共有できればもっと楽しい。
●楽しいは人によって違うから、それぞれの楽しいを追求すればいい。
●みんなが楽しく活動すれば、楽しいまちづくりにつながる。

 そして・・・

                (つづく)
絶望の冬を終わらせることができるのは・・・。 [2024年01月28日(Sun)]
(980)
 飢えている国民の中にはもうほとんど何の希望も意欲も残されていません。彼らは不衛生や疾病についても無関心になります。そして、どんな社会変革の話を聞かされても、「そんなことをして何になる?」と言うのです。
 大衆にとっての絶望の冬を、希望の陽光に変えなければなりません。それができるのは、生命を与える車輪、すなわちチャルカだけなのです。
  
                (「ヤングインディア」1925年8月27日)
  

 
 糸紡ぎについてのガンディーの話の続きです。
 「怠惰こそが、諸悪の根源である」と彼は言っていました。(979)
 村人たちの間にも怠惰の問題は見られたのでしょうが、ガンディーは決してこれを「自己責任」の問題であると考えて彼らの貧困状態を自業自得とは見なしません。つまり、彼が貧困者の「怠惰」について語る時、それは彼らの貧困が個人の資質や生活態度に起因する個人的問題であり、社会的な解決を図る努力が必要ないと思っていたわけではないのです。
 ここに書かれているように、怠惰が貧困の原因なのではなくて、貧困による絶望こそが怠惰の原因なのです。すなわち、彼らは決して本質的に怠惰なのではなく、意欲が持てないような非人間的な境遇こそが問題なのです。だから、「彼らに必要なのは叱咤激励でも労働の強制でもなく、また同情や施しでもなく、希望を与えることだ」と彼は訴えるのです。
 では、一体がどうやって彼らに希望を与えるのか? その問いに対するガンディーの答えが、チャルカなのです。(309)
    
すべての悪の根源は・・・。 [2024年01月28日(Sun)]
(979)
 怠惰こそが、すべての悪の大いなる原因、すなわち悪の根源です。
 だから、その根さえ破壊してしまえば、後は何もしなくてもほとんどの悪を治療することができるのです。
 ・・・ 
 


 これも、糸紡ぎについてのガンディーの論説です。
 「怠惰」こそが諸悪の根源だと彼は述べています。この場合、彼が言っている怠惰とは、「自分にふさわしい仕事を求めても得られない、あるいは絶望のあまりに働く意欲が持てないなどの理由で職業に就いていない」状態を一方的に「怠惰」と決め付けているわけではありません。すべての人々に、尊厳ある仕事が与えられるべきないのです。(978)
 むしろ、他人の労働によって生み出された価値を搾取して多くの所得を得ている資本家や、一般の労働者よりも多くの収入を得ている知的労働者、そのような人々こそが怠惰と呼ばれるべきなのです。
 ガンディーの考えでは、すべての人が肉体労働をしなければなりません。(367)そして、どんな仕事をしても同じ所得が与えられるべきなのです。(405)もちろん、彼自身もそれを実践しました。
 そして・・・ 
| 次へ