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飢えた自国民のために・・・。 [2023年11月30日(Thu)]
(921)
 いずれにせよ、もしも飢えたヨーロッパのためにアメリカが自己の欲望を抑制するのであれば、我々インド人が自国民のためにこの小さな自己否定の行動をしないで良いはずがありません。多くの人々が飢えのために命を落としているのだとすれば、我々は自助の方法で最善を尽くしましょう。それによって、我々は国民の品位を高め、また信用を得ることができるでしょう。
 
                   (「ハリジャン」1947年10月19日)  
 


 食料問題についてのガンディーの話の続きです。
 アメリカのトルーマン大統領が、「自分たちの食料を少し減らして、ヨーロッパへの食料援助に回そう」と国民に呼び掛けたことを彼は高く評価しています。(920)そして、その自己否定の精神をインド人も見習おうと呼び掛けるのです。
 もちろん、この自己否定の勧めは飢えている人々に向けて述べられているのではありません。主に想定されているのは、宗教的な慣習あるいは戒律として自らの状況に応じて各自が自発的に行う断食のようです。(917)

今週末の予定 [2023年11月30日(Thu)]
 今週末の予定です。


【定例学問会】
 12月定例学問会
 日時  12月3日(日)
     12時〜15時頃
 場所  モレーナ
 内容  参加者の希望に応じて


 誰でも参加できます。どうぞよろしくお願いします。
11月定例学問会の報告(4)北海道新幹線の代替案。 [2023年11月30日(Thu)]
 11月定例学問会の報告の続きです。
 
●トンネルばかりで車窓を楽しめないので、おいしいアイスクリームの車内販売をしたら?
●新幹線と言えば、堅いアイスクリーム? すっぱいポンジュース?
●飛行機に比べて遅すぎるので、中央リニアよりも北海道リニアを優先させるべき。
●飛行機に対して優位性を発揮できるのは、寝台新幹線ではないか。
●北海道内は、在来線も残してミニ新幹線にしたら?
●とにかく、値段が高ければ乗る人は少ないだろう。

 それから・・・
                (つづく)
人間は、その動機ではなく行動によって評価されるべき。 [2023年11月29日(Wed)]
(920)
 このトルーマン大統領の博愛精神に満ちた発言に私は心から賛辞を送りたいと思います。
 この博愛的な行動の裏には、そこからアメリカが金銭的な利益を得ようとする利己的な動機が隠されていると批判する人もいます。しかし、そのような意見には賛同できません。
 人間は、その動機ではなく実際の行動によって判断されなければなりません。人間の心の中を知ることは神以外にはできないからです。
 ・・・
   

 
 食料問題についてのガンディーの話の続きです。
 トルーマン大統領の博愛精神に満ちた発言とは、「自分たちの食料を少し減らして、ヨーロッパへの食料援助に回そう」と国民に呼び掛けたことを指していると思われます。(919)
 これは、第2次世界大戦後にアメリカが西ヨーロッパ諸国に行った経済援助(マーシャルプラン)のことだと思います。もちろん、それは純粋な人道援助ではなくて、東西冷戦の中で西ヨーロッパを自国の側に組み込もうとするアメリカの戦略に基づいたものだったと考えられます。多分、この当時もそのような批判があったのでしょうね。
 ことろが、ガンディーは、「動機がどうであれ、トルーマン大統領がヨーロッパへの食料援助を呼び掛けたのは良いことだ」と評価しています。
 ということは、「行為の道徳的評価の規準をもっぱらその動機におく」動機説ではなく「行為の内面的動機にかかわりなく、行為の結果および他におよぼす影響を道徳的判断の対象とする」結果説の立場に彼は立っていることになりますね。イギリスの大学を出ているので、あるいはイギリスの功利主義的な倫理思想を学んでいたのかもしれません。
 ただし、(500)ではこれとまったく反対のことが述べられていました。
 そして・・・
        
しもかわ読書会10月例会の報告(11)オスロ合意。 [2023年11月29日(Wed)]
 「しもかわ読書会」10月例会の報告の続きです。
 
 ●オスロで行われていたPLOとの秘密交渉。
 ●1993年、オスロ合意の調印式がホワイトハウスで行われる。
 ●ラビン・イスラエル首相とアラファト・PLO議長。
 ●アメリカのクリントン大統領を間にして、握手を交わす。
 ●イスラエルの生存権、テロの停止、PLOの承認、パレスチナ人の暫定自治の承認。
 ●残った問題についても、話し合いで解決を図る。
 ●なのに、全然問題は解決しなかった。
  

 そして・・・
                       (つづく)
飢えに苦しんでいる人々のために、我々の食べるパンを少し減らそうではないか。 [2023年11月28日(Tue)]
(919)
 この食糧危機についての短い論評の最後に、私はアメリカのトルーマン大統領の発言を紹介したいと思います。報道によれば、彼はアメリカ国民に対して次のような助言をしたそうです。「今、ヨーロッパの人々は飢えに苦しんでいます。我々アメリカ国民は、彼らのために毎日食べるパンを少し減らそうではありませんか。自己の欲望を少し制限しようというこの勧めに従ったとしても、アメリカ人の健康は決して損なわれはしないでしょう」。
 ・・・ 
 


 食料問題についてのガンディーの話の続きです。
 この文章が書かれたのは、第2次世界大戦後です。当時、世界中が食料難に苦しんでいたようです。(909)それは、ヨーロッパも例外ではなかったようです。西ヨーロッパ諸国も、この時期アメリカからの経済援助を受けていたのです。この時のアメリカ大統領が、トルーマンです。
 さて、このトルーマン大統領が、アメリカ人に対して「自分たちの食料を少し減らして、ヨーロッパへの食料援助に回そう」と呼び掛けたそうです。
 これは、確かにガンディーが喜びそうな話ですね。
 しかし・・・ 
第237回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(5)父から死を予告された法然。 [2023年11月28日(Tue)]
 11月8日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。
 
●これから比叡山に登ろうとする時、父は・・・。
●「私には敵がいる。彼は私を殺すかもしれない」。
●中央での権力争いの影響を受けて、地方でも争いが絶えなかった。
●父も、生きていくために争いに身を投じるしかなかっただろう。
●もしかすると、父は罪人として殺されたのかもしれない。
●この場合、母も同時に殺された可能性が高い。

 そして・・・

                             (つづく)
しもかわ読書会10月例会の報告(10)PLO。 [2023年11月28日(Tue)]
 「しもかわ読書会」10月例会の報告の続きです。

 ●PLO、パレスチナ解放機構。
 ●アラファト議長が指導者だった。
 ●しかし、パレスチナ暫定自治政府ができてから、PLOの評判は良くなかった。
 ●アラファトがパレスチナに帰って来ても、何も良くならなかった。
 ●権力と金を独り占めにして、後継者を育てなかった。
 ●そのアラファトも、2004年に死んでしまった。
 ●PLOに失望した人々の間で支持を広げたハマス。


 それから・・・
                       (つづく)
配給制度はあまり役に立たない。 [2023年11月27日(Mon)]
(918)
 さらに、配給制度というものに対する個人的な見解を述べさせていただきますと、それは限定的な役割しか果たせないのではないかと思います。
 生産物をどうするかは、各生産者に任せれば良いのです。そうすれば、彼らはそれを市場に持ち込むでしょう。そうすれば、今日容易に得られないような良質な食料となる穀物をみんなが手に入れられるようになるでしょう。
 ・・・
 
                                     

 食料問題についてのガンディーの話の続きです。
 この文章が書かれたのは第2次世界大戦の直後、世界中が深刻な食料不足に苦しんでいた時期です。(909)
 しかし、そのような緊急事態であっても、配給制のような統制経済に関しては否定的な見解が示されています。
 これを読むと、ガンディーは市場メカニズムについてかなり強い信頼感を持っていたと言えるかもしれません。ただし、その一方で、彼は資本の集中や独占的支配には強く反対しています。つまり、市場経済が適切に機能するのは、小規模分散の経済システムを前提とした場合のみなのです。(914)
 そして・・・
 
第237回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(4)怨みに対して怨みで報いれば・・・ [2023年11月27日(Mon)]
 11月8日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の続きです。

●法然の父がいつ殺されたかは、2つの説がある。
●一説は、法然が9歳の時に父が殺され、かたき討ちを誓う法然に対して、父は・・・。
●「敵を恨んではならない。かたき討ちをすれば、その者の子がお前を恨んで同じことが繰り返される」
●「それよりも、出家して父の菩提を弔え」。
●それで、彼は比叡山に登って僧になった。
●しかし、別の説もある。

 ・・・

                 (つづく)
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